入院していると、いろいろなスタッフが入れ替わり立ち替わりやってくる。医師や複数の看護師、清掃の方、食事を持ってきてくれる方等々だ。
入院して二日目にやって来たリハビリ担当のお兄さん、ぼくを見るなり、
「えっ、しんたさん、元気ですねえ」
と言った。そこでぼくは、
「はい、元気ですよ」
と、元気よく答えた。
考えてみたら、少なくともその二日前までは、元気に働いていたのだ。元気でないはずがない。多少の痺れ以外は、手も足も動くし、意識もこの日記を書くくらいにハッキリしている。
あとは、この元気さの維持なんだろうな。そこで落ち込むと病気に負けてしまう。入院を促した嫁さんにも怒られる。