吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

自分の姿

ぼくの心の中にある自分の姿は 若い頃に刻んだ若い姿のままであって その姿を変えたことは一度もない。 もちろん年をとるたびに 「その姿でいいのか?」 と問いかけることはあった。 だけどすかさず本来の自分が 「それでいいのだ」 と突き返してきた。 だか…

ちょいノロ

この間会社の研修があり 二日間ではあるが 朝早い出勤を強いられた。 それが原因だったのか 以来ぼくは体調を崩していた。 腰が痛く、背中が張り 大小便の出が悪く・・・・ その時期たまたま テレビで見たのが 大腸癌とか前立腺癌の話で それがぼくの左脳に深く …

ドカン

頭の中にこびりついている由無し事を 紙くずのようにグチャグチャにして つじつま合わせの外面野郎たちに ドカンと叩きつけたい気分にあります。 そうすれば頭の中はすっきりして 日々の生活はくっきりして 曇った世間ははっきりすることでしょう

カ、カ、カ、蚊

もし奴らに出会ったら あわてず、さわがず ゆっくり、じっくり 奴らの命を狙いましょう。 じっと息を殺して 何があっても物音を 立ててはなりません。 奴らは音に敏感ですから。 そこでちょっとした 倫理や宗教心を持ち出して 躊躇してもいけません。 やる手…

だからぼくはここにいる

二つ目の角を曲がると急な坂がある。 確かにそれは近道なのだ。だから 皆そこで曲がって一気にその坂を 駆け登りたがるのだ。だけど おまえはそこで曲がってはならない。 まっすぐ続いているこの道を ゆっくり歩いて行くのだ。 二つ目の角を曲がると おまえ…

鳩との格闘

十数年ほど前に 鳩と格闘したことがある。 実家のベランダに置いてあった ミカン箱の中に、彼らは断りもなく 巣を作って生活していたのだ。 朝になるとせわしいし、糞害もあるし 動物愛護のためにも野生の動物を 人間に懐かせてはならぬと判断し 巣を作って…

朝のサザエさん

朝からサザエさんだなんて だってあれは日曜の夕方でしょ? 今はそうかも知れないけど 昔は朝見るものだったんだ。 ま、それは新聞でのことだけど 朝アニメを見たっていいじゃないか。 ビデオだっていいじゃないか。 とにかく朝は笑わないとね。 さあ、一日…

ツカレのおきて

疲れが溜まっているんだろうな。 レコーダーに録りだめしていた およそ一時間のドラマを 最後まで見ることが出来ないで 切りの悪い所で眠ってしまうんだ。 翌日は前日のドラマを どこまで見たかという記憶を 追っかけながら早送りしたり 巻き戻したりしてい…

初夏の西日

夕方のATMに集まる人たちを 少し熱めの初夏の西日が温めては 夕方のにおいを作り出している。 香水、体臭、生活臭・・・ いつ行ってもいい臭いはしない。 時にはあまりの臭さに 吐き気を催すこともある。 とにかくこんなところに 長居なんて出来るものではな…

何かが走っている

何かが走っているんです。 ぼくの車の前を。 最初はネコかと思ったんですけど。 ネコのようなササとした 軽い走り方じゃなくて。 何かドテドテとした 重い走り方なんです。 体もネコより大きいんです。 かといってそのへんの 野良犬ほど大きくはない。 何だ…

女子の夢

二十代中頃のことだった。 高校時代の同級生女子を 街で見かけたことがある。 ずいぶん久しぶりだったので 声をかけようかと思ったのだが その時見知らぬ男がツカツカと 彼女に近寄っていくのが見えた。 二人は笑顔で言葉を交わしたあと すぐさまべったりと…

ボーッとしている時

ボーッとしている時 どうでもいいようなことを 思いつくことがある。 こぶとり爺さんのこぶをとったのは 鬼ではなくて、実は 南方仁だったのではないか、とか。 ボーッとしている時 どうでもいいようなことを 考えつくことがある。 通気性のないガラスの靴を…

来世の自己表現

現世ではこうやって毎日日記を書くことで 自分なりの自己表現をやっているわけだが、 その現世が終わり、来世の生命を与えられる時 仮にそれがゴキブリとしての生だったとしたら ぼくはどうやって自己表現をするのだろう。 おそらくはゴキブリとしての自己表…

ブスの恩返し

小学校高学年の頃、 親戚が一匹の犬を飼っていた。 毛色の白いメスの雑種で、 不細工な顔をしていたために ブスと名付けられていた。 ブスとぼくはすこぶる相性が悪く、 ぼくが親戚に遊びに行くたびにブスは ぼくの方を向いて吠えまくった。 吠えられている…

業界人

このところ同業者であるY君の元気がない。 Y君は一応ライバル会社に属する人間ではあるが 初めて会った時から、なぜかウマが合い 顔を合わせるといつも馬鹿話をする間柄だ。 何で元気をなくしているのかというと 四月にY君の上司が替わったらしく その上…

一生

気がつくと私は水の中で生きていた。 他生物からのいろいろな迫害を受けながらも 何とか私は生き延びることがてきた。 ある日のこと、突然体が自由を失った。 私はわけがわからないまま苦しみもがき 数日が過ぎ、もう終わりかと思った時だった。 殻がメリメ…

五月の病気

今から三十三年前、東京に出た年の ちょうど五月のこの時期のことだった。 集中力に欠けた気合いの入らない毎日を ぼくは送っていた。 五月病だったのかというと、そうではない。 実は腫れ痔に悩んでいたのだ。 別に不衛生にしていたわけではないのだが なぜ…

トイレと芳香剤

いくらトイレのにおいを隠しても においは隠せるものではない。 芳香剤を置いて隠したつもりでも どこかにトイレのにおいは残っている。 そして芳香剤の力が弱まれば 再びトイレのにおいで満ちてくる。 今度は元々あったトイレのにおいに 気の抜けた芳香剤の…

眠たくなる

眠たくなるというのは神さまに 眠りを催促されているからで 精神がたるんでいるわけではない。 とにかく今のぼくには 睡眠が何よりも大切で それ以外のことは意味を持たない。 例えば歩くことだとか 例えば体操することだとかは 疲れるだけの行為なのだ。 そ…

備忘録

とりあえず 今日が休みだったことを 記しておく 早起きして 床屋に行ったことを 記しておく その床屋で ずいぶん待たされたことを 記しておく その帰りに スーパーに行ったことを 記しておく スーパーで マルタイラーメンを買ったことを 記しておく そうそう…

節電ですか?

うちはエアコンはあっても エアコンを使わない家庭です。 だから節電はOKなのです。 移動手段はいつも車なので 電車にも乗らない家族です。 だから節電はOKなのです。 別に節電啓発担当大臣に 協力するわけではありません。 だけど節電はOKなのです。 …

黄砂

前の家で飼っている駄犬は 黄砂で鼻をやられたのか クシュンクシュンとやっている。 それに釣られてうちの嫁さんも クシュンクシュンとやっている。 花粉が飛んでいても平気なのに どうして黄砂にやられるのだろう。 聞けば鼻がムズムズむず痒く、 のどがチ…

チンカンチンカン

こんな真夜中に 生活列車の踏切が チンカンチンカン こだまする。 わけのわからぬ 足の痛みに チンカンチンカン こだまする。 遠くのサイレン 消防車の音だろう チンカンチンカン こだまする。 携帯メールの 着信音もついでに チンカンチンカン こだまする。

寝不足乱調

寝不足が霊を呼んで 今日も何処かで戯れる。 真空の闇を切り裂き 今日も何処かで戯れる。 感情の酒に溺れて 今日も何処かで戯れる。 札束を水に濡らして 今日も何処かで戯れる。 一時の月と、二時の星 三時の夢と、四時の風 寝不足が霊を呼んで 今日も何処か…

のどが渇く

こんなにのどが渇くのは 空気の乾きか病気のせいか。 水を飲めば渇きも癒えるが すぐまた渇きがやってくる。 四月中旬の気候だというのに 何でこんなに渇くのか。 こんなにのどが渇くのは 四半世紀も前に熱中症で 病院に担ぎ込まれた時以来だ。 真夏の暑い一…

休日の過ごし方

1, 十数年前、休日と言えば いつも遠出をしていた。 行く場所は同じ九州内で 特に中九州に行くことが多く 熊本や大分の観光地に行ったり 温泉巡りをやっていたものだ。 気が向くと中九州を通り越し 鹿児島や宮崎など南九州まで 足を延ばしたこともある。 …

野菜ジュース

『気分は健康状態にあるのだが 腹の調子がしっくりこない。 それはきっと野菜不足のせいだ』 そう思って、数日前から 野菜ジュースを飲んでいるのだが、 その野菜ジュースを飲む時、決まって 東京で一人暮らしをしていた頃を思い出す。 あの頃は、朝は飯抜き…

『欽ドン』という記憶

昔のテレビ番組に『欽ドン』というのがあった。 萩本欽一がやっていたバラエティ番組で 『欽XX』という欽ちゃんモノの 走りとなった番組だが、今日ふと あれは元々ラジオの番組だった ということを思い出した。 三十年近く、ぼくは一度もそのことを 脳裏に…

落ち着かない一日

昼間、スーパーに行って おにぎり二個入りパックと かりんとうを一袋買う。 その後ホームセンターに行って フィラのTシャツ一着と ハンテンのTシャツを一着買う。 そして今日の本来の自分は 本屋にも立ち寄ることをせず まっすぐ家に帰ることを選ぶ。 その…

早朝賦

白々と夜が明けていく。 午前五時を過ぎたか。 もう朝なんだな。 九州でこの明るさだから 北海道ではきっと 日が差していることだろう。 前の公園ではすでに 野鳥が鳴き出している。 昼間は雀や鴉や鳩といった 街のチンピラ的存在の 声ばかり聞こえてくるが …