吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2014-01-01から1年間の記事一覧

走っている

親切な街宣車が走っている 親切な暴走車が走っている 親切な逆走車が走っている 親切なパトカーが走っている 親切な消防車が走っている 親切な救急車が走っている 親切な霊柩車が走っている 親切な夜チャリが走っている

夏終了

夏がこないままに夏が 終わってしまいました。 今頃不完全燃焼の子供たちは 国語算数理科社会の宿題に 追われ追われ追われ追われて 目を腫らしていることでしょう。 目を腫らしていることでしょう。

800

ケロケロ800,風が吹く ワシワシ800,耳を裂く ミンミン800,肌を焼く ケロケロ800,雨も降る ギイギイ800,風が吹く

再会

例えば、若い頃好きだった女子と再会し その後、いろんないきさつから 一緒に暮らすことになったとしたら ぼくはその人を素直に 受け入れられるだろうか。 その人はすでに孫がいて「お婆さん」 と呼ばれる身分になっている。すなわち それは彼女は心の中に「…

夏音痴

このところずっと 雨が続いている。 そのせいでこの夏が どういう夏なのか わからないでいる。 太陽が出てないだけで 本来の暑い夏なのだろうか、 蒸し暑くはあるけれど 本当は冷たい夏なのだろうか、 次から次に吹きまくる台風の 当たり年の夏なのだろうか…

迷言を吐く男

三十代の前半だったか、足繁く 飲み屋に通った時期がある。 思い起こせば不機嫌な生活を 強いられた時期だった。 とにかく毎日がうつむき加減で 首や肩のこる毎日だった。 足繁く飲み屋に通ったのは、そんな 不機嫌で肩や首のこる生活から 少しの時間でも逃…

本を買う

どうせまた捨ててしまうんだろう なんて思いながら本を買う だけど少しは楽しくなるかも なんて考えながら本を買う この一冊が人生を好転させるかも なんて夢を見ながら本を買う しかしいつも何も残らないんだよ なんてグチ垂れながら本を買う

ぼくは前世、

ぼくは前世、 どこの国の人間だったのかを知らない。 時折古い日本の街並みが夢に出てくるし、 思い入れのある場所に来世は生まれると言うし、 おそらくは日本人ではなかったかと思っている。 ぼくは現世、 人に誇れるような生き方もしてないし、 人に影響を…

吉田君を待っている

強い風が吹いている だから風に吹かれない 駅の隅っこで、ぼくは 吉田君を待っている いい話があるのだという それで風に吹かれない 駅の隅っこで、ぼくは 吉田君を待っている 彼は人はいいけどほら吹きだ そこで風に吹かれない 駅の隅っこで、ぼくは 吉田君…

足がかゆい

さっきから足の奴がかゆいので 足をかこうとするのだけど どこがかゆいのかわからない。 だいたいの場所はわかっているのに そのピンポイントがわからない。 なぜだかなぜだかわからない。 だからなかなか手が出せない。 わからないままあいまいに 足をかい…