2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧
男なんだから 志を胸に抱いて 生きていこう 男なんだから 時には武士の遺伝子を 思い起こそう 男なんだから チャラチャラしないで やっていこう 男なんだから 人に誇れるものを 一つは持とう 男なんだから 女なんかに 弱みを見せまいぞ 男なんだから 肉食獣…
食べている時は少量で充分なのに わずかな時間が過ぎると 腹が鳴り出す始末です。 これは健康である証なんだろうか それとも何かの病気なんだろうか もしも病気であるならば 夢や第六感の類いを通して 何らかの知らせがあるはずだけど ただいまのところ、そ…
犬がぼくの膝に絡みつき しきりに腰を振っている。 振り払っても、振り払っても ぼくの隙を狙っては シッポ振り振り寄ってきて 膝に絡みついてくる。 おいおい、やめんか。 こんな膝で腰を振っても 子孫繁栄なんて出来ないぞ。 いや、彼らの中には 子供繁栄…
たとえ送迎バスの予定がなかったとしても 夜中にバスの音がしたりすると ぼくを迎えにきたのではないかと思い その行き先がどこであるかも考えずに ぼくはそのバスに心奪われていく。 そしていつしかぼくはそのバスに乗り込み どこそこに出かけていくのだ。 …
今朝、ぼたん雪が列をなして降っていた。 この時期この地方での降雪は非常に珍しい。 そんな寒そうな窓風景を見ていてぼくは、 そういえば昨年夏は猛暑だったとか 今年の一月はえらく寒かったとか 春の訪れに浮かれて忘れていたことを 一気に思い出した。 そ…
ぼくは永遠を持っている。 もしかしたらそれは、 あなたとは結ばれないという 永遠なのかもしれない。 あなたとは相容れない仲という 永遠なのかもしれない。 ぼくは永遠を持っている。 もしかしたらそれは あなたを理解出来ないという 永遠なのかもしれない…
ある本に「毎日日記を書かねばならない、 などと自分を縛ってしまうと、 字数ばかりを整えるようになり 冒険が出来ずに面白味がなくなる」 といったようなことが 別のたとえで書いてあった。 冒険が出来ずに面白味がないということは ありふれた内容になると…
ぼくは若い頃からずっと ここが人生の要所だと思った時には 自分の勘に頼ることにしている。 そのせいなのか、ここまでの人生は やや波乱含みのものになっている。 「こいつは悪人だ」という勘が働いて、 上司に思いっきり反抗し 左遷の憂き目に遭ってしまっ…
こういう非常事態のさなかでも 「ぽぽぽぽーん」などという ノー天気なCMを見せられると、 この国の人たちは妙に盛り上がる。 ぼくの周囲には 「今年の流行語大賞だ」 という人さえいる。 それはともかく、将来この 「ぽぽぽぽーん」という言葉は 『非常時…
春一番が飛んでくる。 海を渡って飛んでくる。 山を越えて飛んでくる。 谷をまたいで飛んでくる。 寒さの中を飛んでくる。 春を告げずに飛んでくる。 ぼくらは黙って見てるだけ。 なすすべもなく見てるだけ。 春一番が飛んでくる。 田畑めがけて飛んでくる。…
あとひとつがんばれば 冬は去り あとひとつがんばれば 春は来る あとひとつがんばれば 芽が吹いて あとひとつがんばれば 花が咲く あとひとつがんばれば 雨は止み あとひとつがんばれば 青空になる あとひとつがんばれば 日が差して あとひとつがんばれば 歌…
夢を散策している間に 春の彼岸を迎えてしまった。 沈丁花の香に触れることなく 春の彼岸を迎えてしまった。 国がごった返している間に 春の彼岸を迎えてしまった。 福島にいる友人の心配をしている間に 春の彼岸を迎えてしまった。 ニュースに釘付けになっ…
月曜日に自分の車のドアで耳をぶつけまして 皮がむけ、出血し、ぷくりとハレたのであります。 血はほどなく止まったのでありますが、 その日は皮がむけているせいで ヒリヒリヒリヒリしていたのであります。 二日目に傷口はかさぶたで覆われ ヒリヒリも何と…
たとえ枝や葉が 枯れたとしても 根っこがあるから ぼくらはいつでも 大丈夫なんだ。 春になればまた 花を咲かせるんだ。 きれいな花を咲かせるんだ。 いま枝や葉が枯れたのなら あと一つがんばれば 春がやってくる。 きっと花は咲くんだ。 きっと花は咲くん…
またまた歯医者に通っている。 昨年から数えると三度目だ。 今回は奥歯にかぶせていた 銀冠が外れたために付けに行き そのままメンテを受けているわけだ。 どういうメンテかというと 虫歯のチェックと歯石取りですな。 いちおうそれも今回で終わり― という予…
もし現在この世に 聖徳太子がいたとしたら。 色々な災いを被った上 さらに計り知れない苦悩が せまりきている今この時、 きっと国民にこの経文を 授けてくれることだろう。 『衆生被困厄 無量苦逼身 観音妙智力 能救世間苦』 みずから目立つことはせず 専門…
えらく難しい用語を並べて 「これがこうなって、ああなって」 と化学の講義のような説明をして 「これは心配ない・・、と思われます」 などとのたまっている専門家の上に ―福島第一原発3号機、水素爆発― というテロップが流れる。 「これは心配だ・・」と思った…
彼らが何を言おうとも 彼らが何を語ろうとも 君は傘をさしていなければならない。 それがこの上ない賛美の言葉だったとしても それがどんなに君を安心させる言葉だったとしても 君は傘をさしていなければならない。 彼らの言葉は自らを賛美しているものなん…
午後八時頃、友人から電話が入った。 「おまえ、トーカイシを知っとるか?」 その言葉を聞いて、ぼくの頭の中を 『十日石』という文字がよぎった。 『十日石、さてどんな石だったろうか? いや、こいつはそんな石のことを 聞いて来る奴ではない。 トーカイシ…
家に帰ってからずっと眠っていた。 別に体の具合が悪いわけではない。 どちらかというと健康である。 だけど眠たくて眠たくて、 いや、そうじゃない、 だから眠たくて眠たくて、だ。 眠たいのは健全な証拠なのだ。 以前瞑想をやっている人に聞いたのだが 瞑…
ここ数日は風が冷たいと 天気予報で言っていたが なるほど風は夜中になると ピープ-音を立てながら 縦横無尽に飛んでいる。 足は冷え性的な痛みを感じ 肩は凝るほどに力んでいる。 まだどっぷりと冬なのか。 三寒四温の過程なのか。 とにかく風邪は引くまい…
あの頃はあんたのことを よく知らずに生きていたんだけど 気がつけば本能的にあんたのことを ぼくは一から十まで好きになっていて あんたの存在に感謝していたんだ。 それから後もあんたのことを よく知らずに生きてきたんだけど あんたを好きになった自分の…
床屋に行って髪を切っている時だった。 目を閉じて考えごとをしているうちに 瞑想状態に入ってしまった。 色々な心象を観ていたのだが そこに何かの影を見つけた。 ジッとそれを凝視していると だんだん影ははっきりしてきて 男の人の姿になった。 男はそこ…
朝、目が覚めてから 一番最初にすることは 窓から空をうかがうことだ。 空の中に気持ちを浮かべて その日の天気を占っている。 その日の天気を占ったあとは 記憶の中に散らばっている その日の空とよく似た かつての空を探している。 あの日とよく似た一日が…
信号待ちをしていると ヒールをはいたタイツ女が ふわふわふわふわ歩いている。 ヒールにあまり慣れてないのか 前屈みになって、アゴを出し ふわふわふわふわ歩いている。 メールでも見ているのか ケータイ片手に、薄笑み浮かべて ふわふわふわふわ歩いてい…
とりあえず、夜になると目が冴えてきて とりあえず、眠りにつけないのだ。 とりあえず、困ったことになったものだと とりあえず、悩んではみるものの とりあえず、悩んでばかりいると とりあえず、眠りから遠ざかってしまう。 とりあえず、それでは困るとい…
ウェブ日記という形態で 日記をつけるようになったのは 2001年の1月からだ。 ということはすでに10年を 超えていることになる。 とりあえず自分に 「おめでとうございます」 と言っておこう。 さてこの10年、ぼくはいったい 何を書いてきたのかとい…
1, そもそも酒の上のケンカというものは どちらが悪いと言って裁けるものではない。 だから示談がまかり通るわけだ。しかし、 今回は示談だけで片づけなかったのだから その原因を作った坊主も裁くべきだ。 だいたいこの舞台の主役は被害者の方だ。 脇役で…
先月のガス代がえらく高かったので 今日は早々とストーブの火を落としている。 そのせいで現在午前三時のこの部屋は かなり寒い空間になっている。 ここ数日の暖かさのために 一月に構築した寒冷地仕様の体が 一気にヤワになり果てた。 ヤワな体にこの寒さは…
おお、このにおいは、 この気だるい低気圧のにおいは、 朝降る雨のにおいではないか。 かつて学校に行くのが嫌になった 懐かしい、あのにおいではないか。 ずいぶん久しぶりに このにおいを嗅いだような気がする。 今よりずっと雨の多かった小学生の頃、 ぼ…