2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧
気づいてみると世の中は 遺伝子どおりのサル社会 とやかく言っても現実は サル知恵同士の騙し合い うまれた時から何らかの ボスになろうとサル芝居 友だちごっこで油断させ 奪い合いするサルカニ戦 勝者は敗者にぞんざいで 自由をうばうサルグツワ 敗者に居…
夕日を浴びて立っていると だんだんだんだん夜になる 何も考えずに立っていると 自然に老けていくのだろう 夕日を背負い歩いて行くと どんどん夜は深まるはずだ 若返ろうとして張り切ると 却って老いるということか 夕日に向って歩いて行くと 少しは夜が遅く…
地球とは真逆の位置にある ぼくたちが住むこの星には 生れた頃に頭が白い白族と 髪を持たずに生れる光族が 適度に嫉妬しあいながらも 争うことなく暮らしている。 中年を過ぎると白系民族は 黒髪が混じるようになって 「ここにも黒髪が生えてる。 黒髪は老け…
朝から晩まで息切れもせず ズッコンズッコン風が吹く これでもか、これでもかと ズッコンズッコン風が吹く あたりの空き缶巻き込んで ズッコンズッコン大騒ぎだ ゆっくりと雲が飛んでいき ズッコンズッコン風が吹く 今日は朝から鴉も鳴かない ズッコンズッコ…
1,『今日の太宰府』について 2月21日、仕事のついでに太宰府に立ち寄ったのだが、人の多いこと多いこと。 初詣でほどではなかったが、かなりの人の数だった。 更に驚いたのが、その参拝客の多くが中国人観光客だったことだ。 もちろん日本人の方が多か…
一々赤に引っかかる日は きっといい日に違いない 黄色に焦ることもないし 少しは憩う時間もあるし 激しい雨が窓を打つ日は きっといい日に違いない 窓の汚れを拭ってくれる 穢れた街を洗ってくれる 気温より寒く感じる日は きっといい日に違いない 風邪の予…
今日の太宰府は外国語だらけ 外国語だらけが参道を歩いて 店の前でいちいち写真を撮る 外国語だらけが車道も歩いて 車が来ても避けようとしない 道真公は外国語が集まるほど 世界史では有名な人なのかな 日本史では白紙だったけどな
はいOKです。もういいですよ。 もう起上がっても大丈夫ですよ。 ヤツらは逃げて行きましたから。 遠い国へ去って行きましたから。 撮影も無事に終わりましたから。 これであなたはどんな場所でも どんな場面でもどんな次元でも 周りを気にしなくてよくなっ…
よくわかったか、お前も ああなりたくなかったら 余計なことは言わないで 余計な考えは持たないで 我々の言うことに服従し 鏡に描いた指導者として 死ぬまで生きていくのだ。 ここから逃げても無駄だ。 今回の事で世間はお前を 悪者と認知したのだから 捕獲…
もしかしたら、あのあれは 過去の記憶などではなくて 現在の営利ではないのかと。 それを設置することにより この町にはそれがあります と暗に知らせているわけで つまり看板代わりなのです。 だからあれを外すと商売に ならないわけでありまして それ故反対…
朝からつよい風が吹く 生あたたかい風が吹く 時おり激しく雨も降る くつの中が濡れている そこに汗が絡んでくる 今夜の足はくさそうだ 今夜の足はくさそうだ
新聞配達のおいちゃんは、 赤の塗料を塗っていった。 牛乳配達のおばちゃんは、 銀の塗料を塗っていった。 宅配業者のにいちゃんは、 青の塗料を塗っていった。 ここでは何か運ぶたびに 色塗る風習があるそうだ。 その事を知っているのか 空を行く鳥がぼくの…
四十年程前、午後九時半に仕事を終え 午後十時に門前仲町でトラックを降り、 地下鉄東西線に乗るために走っていた。 その繰り返しをぼくは毎晩やっていた。 コンビニがまだ身近ではなかった時代 寄道などせず一目散に家に帰っていた。 家では必死にギターと…
わが星人は星を見て生きている。 占いなどをしているのではなく 星を見てないと生きていけない 特殊な体質を持っているからだ。 それゆえに星の出が悪い日には 体調をくずすことだってあるし、 六十日以上星を見ないでいると 死にいたることだってあるのだ。…
何かを作ろうというのではなくて 落ちてくるのを待っているのです。 肩の力を抜いて、流れにまかせて 落ちてくるそのものになりきって その時を逃さずに受止めるのです。 確かに最初から出来たのではなく それはそれは失敗ばかりの毎日で 肩を気にしすぎて力…
水の生活が窮屈になってきたある日 頭の上から力強い声が聞こえてきた。 「体を真っ直ぐ伸ばし頭の上の扉を 突き破って、そこから外に出るんだ」 何を言っているのかよくわからない。 外に一体何があるというのだろうか。 ぼくは戸惑い、その言葉を無視した…
思っているほど 男は強くない 思っているほど 女は弱くない 思っているほど 過去は近くじゃない 思っているほど 未来は遠くじゃない 思っているほど 一日は短くない 思っているほど 一年は長くない 思っているほど 動物は馬鹿じゃない 思っているほど 人間は…
「無理しなくていいですよ」というのは、 少しの無理を期待されているということ。 よければ全てやってくださいということ。 やらないと人に迷惑がかかるということ。 そんな受け取り方を信じてしているから わたしはいつも無理をしてしまうんです。 みんな…
高校生の頃、駅前のバス停で 帰りのバスを待っていた時に 隅にいた見も知らない男から 深々会釈を受けたことがある。 以降時々彼を見るようになり そのたびに深々会釈をされた。 おそらく同い歳位だと思うが 彼の制服姿を見たことはない。 彼は一体何者だっ…
何日か前の話だが夜九時頃 近くの峠を車で通った時に 突然すべての明かりが消え 何者かが襲ってくるような 殺気だった気配がしてきた。 峠といっても片道二車線の 見晴らしのいい直線道路で 昼夜を問わず交通量は多い。 何度も通っている道だけど 殺気を感じ…
このお店の天井に貼り付いた 何列もの照明から漏れている 光の滲みが不器用に絡みあい ゆらゆらゆらゆらゆらゆらと いいあんばいに揺らいでいる。 まるで春陽の射す川の水面に 心浮べているような気がして とっても気持ちがいいのです。
鼻の入口がちょっと腫れて 軽くグリグリが出来まして 小痛い夜を過ごしています。 只今薬を切らしているので どうしようかと迷った挙句 これも殺菌効果あるからと 歯周病予防の水ハミガキを ティッシュに浸し鼻の中に 鼻血止のように突っ込んで 今宵をしのい…
立春になり干支が変ったわけだが これで本当の酉年になったわけで ぼくも本物の年男になったわけだ。 酉年、幼い頃は「どうしてぼくは 虎や龍などの強い動物じゃなくて ひ弱な鳥なんだ」と気にしていた。 ところが、小学校に上がってから クラスのほとんどが…
スーパーの入口横にある男子トイレ、 六台の小便器のうち五台が使用中だ。 坊主の子供、黒髪の学生、一つ空き、 茶髪の青年、白髪の中年、禿げ老人、 入口側から年齢の順番に並んでいる。 もし空いている所にぼくが入ったら、 このいい具合の図がくずれてし…
このカッコウのまま外に出たら おっさん臭く思われるだろうな、 と思いながらもパジャマ代りの ジャージ上下でスーパーに行く。 実は秋から冬にかけて着る服は 通勤着以外それしか持ってない。 スーパーに行く程度でわざわざ それに着替えるのも馬鹿らしい。…
イメージしている歳よりも 多くの年を抱えているので 身心への重圧が半端でない。 肩がこるんだ。腰痛なんだ。 足がつるんだ。頻尿なんだ。 血圧や血糖値は気になるし それを気にする心がきつい。 体の疲れは溜まっていくし 心の疲れは積もっていくし。 イメ…
この冬寒い日が何度かあった でも雪は降ったんだったかな そういえば先週降っていたな でも積もることはなかったな 九州の冬なんてこんなもんだ 暖房を入れずに過ごせた日が 一度二度じゃなかったような ちょっと歩いて汗かいた日が この冬にはあったんだっ…
ぼくたちは静電気の人生を パチパチ歩いているんだね どこかで拾った電気の種を ひそかに身中に貯め込んで 人に触れると火花を散らし 互いに痛みを与え合うんだ ぼくたちは静電気の人生を パチパチ生きているんだね