2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧
それは、月に隈のない頃の話ですね。 旅はまだ続くのでしょうか。 砂漠も夜は寒いでしょうね。 ―少なくとも昼間よりは だけど、星も透き通っては、 月も色づく。 きれいでしょうね。 ああ、ぼくの心はちょうど砂漠、漠、漠と 君の面影もきれいですよ。 君の想…
東京にいた頃、下宿の近くに戸塚第二小学校というのがあった。 所在地は新宿区高田馬場なのに、何で戸塚などという横浜の地名が付いているのだろうかと、そこに住んでいる時は不思議に思っていたものだ。 その理由を知ったのは、東京を離れてからのことだっ…
ウォーキング中に道を聞かれた。 「すいませんが、○○町3丁目はどの辺りになりますか?」 「○○町3丁目?」 「ええ」 「○○町3丁目じゃわからんなあ…」 「あ、地元の方じゃないんですか?」 「いや、地元は地元なんやけど。○○町3丁目と言われるとちょっとわ…
30年前の冬に、ぼくはデパートでアルバイトをしていた。 商品センターでお歳暮を地区別に振り分ける仕事だった。 生まれ育った場所なので、特に地名や地理を覚える必要もなく、比較的楽な仕事ではあった。 とはいえ、時にはわからない地名を書いた伝票が回…
なんだかとっても落ち着いて なんでもかんでもやれそうで 後ろも向かずに行けそうで ほんとにいいことありそうで どこへそこへと飛び出して 陰気な影をも拭い去り ふわありふわり どこへ行こう ふわありふわり なにをしよう ぼくの影は短くて 石っころにつま…
昨日小学校は、いくつかの演目をした後に中止を決めたそうだ。 実際には1時間もやったのだろうか? 詳しいことはわからないが、そのいくつかの演目のおかげで今日は代休、どこに行っても小学生だらけだった。 運動会は明日以降に行われるようだ。 とはいえ…
今日はぼくがウォーキングをしているコース内にある5つの小学校、すべて運動会である。 朝7時、一番近くにある小学校から「ドン、ドン」という花火の音が聞こえた。 予定通りに運動会が行われるという合図だ。 このやり方は、ぼくが小学生の頃から変わって…
一歩前に出るんだ。 怖がることはない。 さあ、一歩前に出るんだ。 そこには今までになかった真実と、 限りない可能性があるじゃないか。 ほら、一歩前に出るんだ。 その場所を一つ移動するんだ。 何もこだわらずに、 そこからそれを凝視するんだ。 今までと…
腹痛できつい。 明日は運動会を見に行こうと思っているので、今日は早めに寝ることにする。 そういえば、明日は海軍記念日か。 わが連合艦隊がバルチック艦隊を撃破した日だ。 「天候晴朗」であってほしい。
雨がボーボーと降っている 雨がボーボーと降っている 何も変わらない いつものくり返しだ おそらく人生だって… 雨がボーボーと降っている 雨がボーボーと降っている
最近よく見る夢の一つに、閉店セール初日の夢がある。 「泣いても笑っても、このセールで最後だ」 などと言いながらも、なぜかウキウキしている夢なのだ。 出てくるメンバーはいつも同じで、昨年3月までいっしょに働いていた人たちだ。 特に未練は残ってな…
ここまで来て思う。 負けられん。 絶対に負けられん。 何があっても 何が襲ってきても 負けられんもんは 負けられん。 不埒な心は追い出してやる。 優柔不断はぶち壊してやる。 負けられんとたい。 絶対、負けられんとたい。
以前、『恋人坂』の話を聞いたことがある。 隣の区にある高校に二つの坂があるらしく、その一つが距離は短いけど急勾配の坂で、もう一つが勾配はゆるやかだけど距離の長い坂らしい。 少しでも長く一緒に歩きたいカップルが、距離の長い坂を選ぶので、いつし…
はしかが流行っているという。 ニュースでは、そのせいで早稲田大学が休校になったと言っていた。 そのニュースを見てさっそく嫁ブーは、早大に通っている姪に電話をかけた。 が、出ない。 なかなか出ないので、いったん切った。 「まさか感染したんかもねー…
思い通りにならないことを 悩まなくてもいい 思い通りにならない時は 思い通りにならないんだから それは流れの中の通過点なんだから その場所に自分がいるんだから スランプ面なんかしなくてもいい 無理にいじくらなくてもいい 思い通りにならないことは 決…
夕方、嫁ブーと近くのコンビニに歩いて行っている時だった。 後ろを歩いていた嫁ブーが突然、 「しんちゃん!」 と大きな声を上げた。 振り向くと、嫁ブーはぼくの横で信号待ちしていた車を指さした。 車を見てみると、その中で、ぼくに手を振っている人がい…
確かに何かやりたかったのだけど、 確かに嫌になっていたのだけど、 本音のところは 何も考えられなくなったからだ。 突然そうなったのではなく、 突然そう思ったのではなく、 十年と数ヶ月がその方向に歩かせたのだ。 人生がヤル気という人為を嫌ったのだ。…
今朝、嫁ブーを会社に送っている途中、嫁ブーが突然変なことを言いだした。 「本屋で本買って帰り」 「あ?」 「これから銀行に行くんやろ?」 「おう」 「だから、その帰りに本屋に寄って本買ったらいいよ」 「何で本買わないけんとか?」 「朝刊に載っとる…
君のそのまなざしは いつの時代のまなざしですか ぼくが知る以前の君ですか ぼくが知っている頃の君ですか それとも今の君ですか 君の人生ですか ほんの気まぐれですか
流行語ではないのだが、昔KBCラジオで、 「知らない町に行って、知らない人と出会う。だけど、みんな知ってるKBCラジオ、みんな聴いてるKBCラジオ~♪」 という歌が流れていた。 いつもオールナイトニッポンを聴いている時に流れていたのだが、この…
階段の怪人が ジッとこちらを伺っている 来る日も来る日も 飽きもせずに ジッとこちらを伺っている たまに足を踏み外すのか ときおり ギッという音がする
朝からこの歌が頭の中で鳴っている。 「ビバーヤング、パヤパヤ、ビバヤング!」 これを見てピンとくる人は、おそらく40代半ばから50代前半の人だろう。 これは何かというと、オールナイトニッポンのCM明けに、例の「オールナイート、ニッポーン~♪」…
水の兵隊と砂の兵隊が 波打ち際で戦争を繰り返す。 喚声を上げながら 一気に侵攻する水の兵隊と、 そうはさせじと身を捨てて これを押し返す砂の兵隊が、 太陽を味方につけ 風を味方につけ おたがいに一歩も譲ろうとしない。 くる日もくる日も 飽きもせずに …
3月から放置していた髪の毛を切りに行った。 相変わらず髪の量は多いのだが、なぜか地肌が透けて見えることがある。 最初はいよいよ禿げてきたのかと思ったが、どうもそうではないらしい。 髪が白くなったことで地肌の色が浮き上がってしまい、こういうこと…
この間天気予報を見ていたら、梅雨入りの予想なんかやっていた。 桜の開花予想がついこの間ような気がしていたが、もうあれから2ヶ月経つのか。 何でこんなに時間の経つのが速いのだろうか? 特にその間、あまり印象深い事件などがなかったので、そう思うの…
こうやって風が吹いて来るもんですから、 どうにも逃げられないわけですよ。 それが悪い風であろうとなかろうと、 ここから逃れることは出来ないわけですよ。 外に出れば目を開けておかなきゃならないし、 生きていれば息もしなきゃならない。 そんなこと考…
なぜか腹痛。 何か悪いものを食べたのか、それとも食べ合わせが悪かったのか、そのへんはよくわからないのだが、食後急に空腹感に襲われ、そのうち胃が痛くなった。 こういう場合は梅干しが効くので、すぐに梅干しを食べた。 おかげで胃の痛みはほどなく治っ…
昼から車の運転のしどおしで、いささか疲れた。 初めての場所を走ったので神経を遣うし、長時間の運転だったので肉体的にも疲れるし。 家に帰ったのは8時半だったが、服を脱ぐともうだめで、食事もとらずに眠ってしまった。 そのまま一日を終え、気がつくと…
さて、その『Happy!』を読んでいて思ったのだが、この作者は、この作品で『あしたのジョー』を描きたかったのではないだろうか? 扱っているスポーツがテニスとボクシングという違いもあるし、何かと暗い『あしたのジョー』に比べると、『Happy!…
一年前の今頃というと、会社を辞めようかどうしようかと迷っていた時期だった。 その結論を出すきっかけを作った本がある。 ちょうどその頃読んでいた『Happy!(浦沢直樹著)』というマンガである。 別に何か参考になるようなこと書いていたわけではない…