吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

私の才能は

私の才能は群を抜いていて 誰よりも誰よりも多くの 男を手玉に取ることが出来る、と 遊び好きなA子は思っている。 私の才能は群を抜いていて 誰よりも誰よりも多くの 女に愛されている、と 女たらしのB男は思っている。 私の才能は群を抜いていて 誰よりも…

死後の世界

「死んだらどうなるのか?」 という質問をよく受ける。 こういう場所にそういうことを 何度か書いているので、どうも そういうことに詳しい人だと 思われているようだ。だけど ぼくはどちらかというと正直者なので 自分で体験してないことを答えるほどの 図…

出席簿とあだ名

1、 ぼくの小学校の同級生に 『はら』という姓の女子が二人いた。 一人が『はらひろこ』で もう一人が『はらかよこ』だった。 出席簿に『ひろこ』は『はらひ』と書かれ 同じく『かよこ』は『はらか』と書かれていた。 出席簿の表記の仕方がぼくの興味を引い…

早く寝よう

早く寝よう。もう少し早く寝よう。 早く寝よう。それが一分であっても。 寝不足のままで仕事をすると ちょっとずつ日常がずれていくんだ。 ちょっとずつがたまりにたまって いい方向に日常が進まなくなってしまう。 こうなると魔法の呪文は通用しなくなり 更…

真夜中の戦闘機

真夜中に戦闘機が飛んでいる。 真夜中に戦闘機が飛んでいる。 もしや有事なんだろうか それとも訓練なんだろうか それが有事というのなら徹底的に やってもらわないと困るのだが、 それが訓練というのなら住民が 寝ている時間帯はやめてほしい。 お国も大変…

迷惑な車

前の車がぬるりぬるり ぬるりぬるりと走っているので ぼくたち後ろの車は迷惑している。 ぬるりだけならまだいいけれど 何度も何度もブレーキを踏むので なかなかペースがつかめない。 いったいどうしたいのだろうか。 停まりたいのか、曲がりたいのか それ…

焼きめし

何を悔いているのかというと 昨日の昼食で焼きめしを 食べ損なったことだ。 前の日は飲み会で、久しぶりに 酒を目一杯飲んでいた。 おかげで朝から二日酔いで 朝食を抜いていたのだが 昼になって気分がよくなって 空腹がピークに達していた頃だった。 買い物…

猫が怒っている

猫がフギャフギャ怒っている。 となりの庭で怒っている。 尾っぽを立てて怒っている。 のどを涸らして怒っている。 いったい誰に怒っているのか。 いったい何を怒っているのか。 女のことを怒っているのか。 飯のことを怒っているのか。 ぼくにはどうにもわ…

自分を鍛えましょう

これは駄目だと言うのなら もっと自分を鍛えましょう。 鍛えてもう一度やりましょう。 誰が悪いわけではない。 自分が悪いわけでもない。 きっと何かが足りなくて それに気づけと言うのでしょう。 別に焦った人生でもなし もっと自分を鍛えましょう。 じっく…

今日はいい日だろうか?

顔を洗ったあと タオルで顔を拭いたら 何かが唇に付着した。 何だろうと手にとってみると それはちぢれ毛だった。 シャツのボタンの位置が 昨日までとは違うではないか。 「えっ?」と動作が止まり 一、二分後、ようやく 裏返しだということに気づく。 六階…

ああ、もったいない

力道山が編み出し、G馬場が継いだ 伝家の宝刀『空手チョップ』は どんな名選手のどんな必殺技よりも 強かった。あれさえマスターしたら どんな格闘技でも勝てるはずなのに なぜか今は誰も手を出さない。 ああ、もったいない。もったいない。 鉄腕アトムが生…

誕生日おめでとう

今日は嫁さんの誕生日なので 何か食べに行こうと思っていたら あいにく嫁さんは送別会だという。 で、今夜は一人でスーパーに行き 一人で食事しなければならない。 さて、一人で食事はいいのだが 問題は一人で行くスーパーだ。 何を買うのか迷っているうちに…

猫の本能

1、 不意を突かれた時に猫は 前に向かって脇目も振らずに ダッシュする。ダッシュする。 それを見てぼくは、猫は 後ろに進めない動物だと思った。 よく車道に猫が転がっているのは その結果であって、きっとそれは 猫の本能のなせる業なのだろう。 2、 家…

もしも

もしもゴキブリがピンク色だったら 「かわいい」と言われるだろうか もしもハエが「リーンリーン」と鳴く虫だったら 虫かごで飼うだろうか もしも蚊がお尻の光る虫だったら 夏の風物詩になるだろうか もしもネズミの鳴き声が「ニャー」だったら 人は「チチチ…

年末年始の特番

昨日一昨日と連休だったので 年末年始に録りだめしておいた 特番を見ることにした。 ところが見ていてがっかりだった。 どの番組も同じ人が出ている。 それはそれでよかったのだが どの番組でも同じネタをやっている。 それですぐに飽きてしまうんだ。 しか…

一坪くらいの風呂場

浴槽のコーナーに座って 風呂場全体を眺めている。 一坪くらいはあるだろうか。 これまで正面からしか 見たことがないので、その 一坪くらいが広く感じなかったが、 今ここから眺めてみると、その 一坪くらいがけっこう広く感じる。 さて、今は広く感じてい…

深夜の妖怪

ヒタヒタ、ヒタヒタ迫る 深夜の妖怪に怯えながら ぼくは相も変わらず この書き物をしている。 『いったい何のために 書いているんだろう?』 『いったいどこの誰が 読んでいるんだろう?』 なんてことは一切考えず ただ、思いつくままに いや、誘われるまま…

寝る前のコーヒー

熱いコーヒーを飲んでから いつもぼくは寝ています。 それじゃ眠れんだろうと いろんな人が言うけれど これがけっこう眠れるのです。 逆に飲んでなかったら 眠れないかもしれません。 昔はコーヒーがまったく 飲めなかったのです。 小学生の頃、ひょんなこと…

本能に関わること

寝つきが悪いと思っているのは 目を閉じて眠ってないからだ。 寝起きが悪いと思っているのは 目を開けて起きていないからだ。 何を言っているのかと申しますと ちゃんと目を閉じて眠っていれば ちゃんと目を開けて起きられる。 ということでございます。 「…

すべてうまく

すべてうまくいっているんだから 昨日のことだって今日のことだって きっといい方向に繋がっているはずだ。 だから悪い方向に考えることをせずに 明るい明日の日差しを受けに行こう。 すべてうまく流れているんだから あのことだってこのことだって きっとい…

今日の宿題

こうやってこのページを開いたということは 今日の意欲を見せたということだ。 だからもういいでしょう。 そろそろ寝させてくださいよ。 こうやって日にちを入れたということは 今日のヤル気を見せたということだ。 だからもういいでしょう。 夜が明けたって…

笑って家に帰ろう

晴れた日はもちろん 笑って家に帰ろう。 雨に濡れたとしても 笑って家に帰ろう。 雪の中をこけたとしても 笑って家に帰ろう。 台風で動けなくなっても 笑って家に帰ろう。 試合に勝ったらもちろん 笑って家に帰ろう。 試合に負けたとしても 笑って家に帰ろう…

三学期の妖怪

三学期は早々と日が暮れる。 夕方になれば街は真っ暗で ついたりきえたりの街灯と つめたくさみしい風の音が 三学期の妖怪を連れてくる。 子供たちはすでに家に帰り 三学期の妖怪に怯えながら 真冬の宿題をこなしている。

無理をしない

笑うようなことがないから 無理して笑わない。 この時間はそんな時間だ。 ありがとうございます。 誰とも話したくないから 無理して話さない。 今日はそんな日だ。 ありがとうございます。 まったくやる気が起きないから 無理してやる気を起こさない。 今週…

お正月

我が家はおせちを食べないし 七草粥を食べることもないし お飾り餅はパックだし その餅を食べることもないし 年賀状を出す習慣はないし 年賀状をもらうこともないし お年玉を今はあげてないし もちろんもらってもないし 凧をあげることもないし こまを回すこ…

近未来戦

あるいは山脈を越え あるいは砂漠を渡り 北の警備隊がやって来る。 行き場を失った盗人たちは 次々に海に逃れようとする。 だけど海の民がそれを許さない。 大小の船を集結させて 盗人たちの行く手を阻み、 極寒の地に続く荒れた道に 奴らを追いやっていくの…

ピラミッド

人類の長い歴史の中に 今とはまったく違う科学や法則があって それに則った文明があったのではないか。 いや、そう考えるほうが自然だし、 そうでないと地球は面白くない。 などと考えている、私は人間であります。 ピラミッドもそういう文明の要求のもとに …

人の群れ

大きな空は軽く軽く晴れ渡り ピチピチと積もった雪が 溶けて屋根から落ちてくる。 そのしずくをよけるように 多くの人々が大きな鈴を鳴らし 深々と腰を曲げて柏手を打つ。 「今年もよろしくお願いします」 樹木の所々で小さな野鳥たちが 普段は滅多にお目に…

眼下の自分に

何をいったいしょぼくれているんだろう。 とくにこれといった事件はなかったのに。 心浮かないというか、楽しめないというか。 けっこう面白くない一日なんですよ。 とはいうものの本来の自分はそんな 眼下の自分を観て楽しんでいるのですけどね。 『ねえ、…

プチ戦争

少し熱めのお風呂のお湯が 乾燥肌にしみているのです。 ここ数年この時期は いつもいつもこうなのです。 かゆくてかゆくてかゆくて 気がゆるむとここやそこを しつこく掻いているのです。 ぼくも手を替え品を替え 色々な療法を試してみたのです。 だけどまっ…