吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

マンションハラスメント

家の排水点検をするとかで 七月の第何週目の日曜日に 家に居てくれという通知が 一階のポストに入っていた。 こういう時土日に休めない 仕事は困る。四、五年前に 一度断ったたことがあるが 「全員参加なので居てくれ」 日時変更もできないと言う 「では早朝…

新しいメガネ

メガネをかけるには根気がいるようだ。 必要に駆られて買ったメガネだったが、 メガネが必要なのは運転する時だけで それ以外で使うことは考えてなかった。 ところがメガネが出来上がったときに 二ヶ月かけたままでいてくれと言われ ちょっと憂鬱な気分にな…

再会女

全く眼中になかった男だったのに、 何で女は再会すると目を見開いて、 運命的な驚き方をするのだろうか。 しかも「君」づけで呼んだりして。 うぶな男はそこに騙されてしまい、 ただそこにいただけのおばさんを、 運命の人だと思ったりするのです。

夏至の日と七夕の夜は

夏至の日は晴れてないとありがたみがない。 一番長い陽の光を拝めないのが口惜しくて。 雨が夜を急かすので日没すらもわからない。 七夕の夜は晴れてないとありがたみがない。 幼いころからの夢を雨はいつも流してまう。 織姫と彦星の恋を一度も味わえないで…

伊達メガネ

先週木曜日に博多に行った時の話だが、 あの日は三時間以上運転したのだった。 田園地帯を通り抜けて行くドライブは 実に快適だった。が到着間際になって なぜか目に異変が起きてしまったのだ。 道路標識、前の車、企業の看板、草木、 見える物すべてがダブ…

燃費

先週の木曜日は仕事で博多に行った。 同じく金曜日は買物で宗像に行った。 両日とも高速道路など利用しないで 一般道路をのんびりと走って行った。 走行距離は200㎞近くいっていた。 その他通勤などの距離を合わせると 一週間で400㎞を優に超えていた…

古いメガネ

前の休みに机の中を整理していたら チタンフレームのメガネが出てきた。 平成に入ったばかりの頃だったかな、 メガネなど全く縁のなかったぼくが 生まれて初めて作ったメガネである。 読書の虫になった十代後半の頃から 薄暗い部屋で本を読んでいたせいで 乱…

寝不足

ぼくの心が勝手に体験を作り出し、 ありもしない青春を楽しんでいる。 行ったことのない海辺のドライブ。 繋いだことのない彼女の手の感触。 ほのかに香るシャンプーのにおい。 心は全てを鮮明に描き出している。

吉兆

数日前の朝、小鳥から頭に 糞を振掛けられてしまった。 糞害は左のまゆ毛まで達し 瞼に若干の温もりが走った。 朝からついてない日だ、と 今日の蠍座をうらんだのだ。 そのことを同僚に言ったら ラッキーじゃないかと言う。 空から糞が降ってくるなど めった…

時差失調

一秒後の私の幸せに、十秒前の心は喜んでいる。 二秒後の心の喜びに、九秒前の私は笑っている。 三秒後の私の笑いに、八秒前の心は迷っている。 四秒後の心の迷いに、七秒前の私は困っている。 五秒後の私の困惑に、六秒前の心は焦っている。 六秒後の心の焦…

夢町グルメマップ

お昼の定食は映え鳥町二丁目の『ゴキ』 焼き肉は戸影町にある『焼き肉の丹椿』 すしはやっぱり藪加商店街の『耳寿司』 弁当は荷負坂トンネル手前の『お弁処』 ラーメンは道祖神前の『本場の陳さん』 カレーは佐灘武歯科前『プリプリーゲ』 パスタは根墨通り…

ニックネーム

姓を普通の漢字読みにされ 先生も時々そう呼んでいた 伊達君もちろん『イタチ』 少し成長が早かっただけで その名を生涯背負うことに 弘和君その名は『ちんげ』 小柄でいつも坊主頭だった お寺の息子。当然この名だ 『チンネンさん』、正覚君 ちょっと似てい…

二羽のツバメ

スーパーの入口を照らしている照明の上に、 二羽のツバメが向かい合せにとまっている。 ピチャクチャ、ピチャクチャ、チチチチチ。 二羽のツバメはおたがいに間を置きながら、 会話をしているようにさえずり合っている。 二羽のツバメはおそらく夫婦なんだろ…

器の小さな心

人間の住む場所から少し離れた森の中に たくさんの小妖怪どもが棲みついている。 小妖怪は人間の吐く言葉を糧としていて そのせいで人々は本音が語れないでいる。 ある人の本音を耳にしたとたんヤツらは 即座に本音の主を悪人に仕立ててしまう。 ありもしな…

考察

人間に見つかり追われ、逃げまくった挙げ句 ゴキブリホイホイの中に入り込んだヤツらの 「えっ?」という思いが「動かん」に変わり、 動かん、動かん、動かん、動かんが重なって とうとう「もう動けん」になってしまった時、 ヤツらは「もうダメだ」と諦めて…

弾ける

いい歳になったことだし、もうそろそろ 弾けていいんじゃないかと思っています。 何も怖れなかった中一頃の心を呼び戻し、 もう四十年以上も手枷足枷になっている 自分の描いてきた自己満足な大人を捨て、 思いきって弾けて行くことにいたします。 思い出の…

語尾を考える

あの日の会話の語尾に「だけど好きだ」 という言葉を付け加えていたとしたら、 少しは人生変わっていたかもしれない。 その時の思いの語尾に「だから幸せだ」 という思いを付け加えていたとしたら、 大きな幸せを味わえたのかもしれない。 その幸せの語尾に…

忍術千一夜

1, 忍者というと姿を消してみたり、 新幹線よりも速く走ってみたり、 屋根に軽々と跳上がってみたり、 天井に長時間貼り付いてみたり、 石に化けたり、壁と同化したり、 いろんな不可能をやってくれる。 もしオリンピックに出場したら、 間違いなく金メダ…

あこがれ

君が立っている場所から日が射してくるんだ 日が射してくる場所から風が吹いてくるんだ 風が吹いてくる場所から鳥が飛んでくるんだ 鳥が飛んでくる場所から星が流れてくるんだ 星が流れてくる場所から夢が溢れてくるんだ 夢が溢れてくる場所から力が湧いてく…

今からでも遅くない

少しずつでも運動などをしていれば ここまで酷くはならなかったろうが、 つい自分の中にある年齢イメージや ツカレという言葉に流されてしまい お気の毒なオナカになってしまった。 今からでも遅くないから心のクセを 今さらやっても遅いというものから 今か…

普通

以前こういう事がありましたと、 ある人とある人とのやり取りを 話している時「それはおかしい。 その場合はこう返すのが普通だ。 もしかして作り話じゃないのか」 と喧嘩腰で言ってくる人がいる。 普通でないやり取りだったから 話をしているんじゃないです…

産業道路にて

前方にヘリウムガスを積んだ タンクローリーが走っている。 それを見て思ったことがある。 もしもうしろの車が追突して タンクの部分に穴が開いたら、 事故処理をする人たちは全員 例の変な声になるのだろうか。

怖い話

スーパーに来るたびに思う。 周りの状況を把握しないで 気分の赴くまま好き勝手に カートを止めたり進めたり。 さらにコーナーを回ったり。 日頃こんな人たちと一緒に 車道を走っているんですよ。 実に実に怖い話であります。

全財産

明日変貌するかもしれない身体と、 明日悪化するかもしれない性格と、 明日開眼するかもしれない仏性と、 明日炎上するかもしれない言動と、 明日開花するかもしれない才能と、 明日成就するかもしれない大願と、 明日は容疑者かもしれない運命と、 明日昇天…

ある家族の勘違い

1,生立ち わたしはこの家に住む家族の一員です。 目が開いてからずっとこの家にいます。 目が開く前は別の所にいたようだけど その頃のことは全く憶えておりません。 2,夢 わたしは子供でまだ四つ足歩きですが、 目線が低く色々不便を感じてきました。 …

雨がパララと

雨がパララと降ってきたら、 こそーっと夢を隠すのです。 あの人達にわからぬように、 こそーっと夢を隠すのです。 逃げたら夢から逃げられる。 逃げず恐れず隠しましょう。 慌てず騒がず隠しましょう。

健康診断

機械がぼくの将来の死因を探っている。 検尿、血圧、採血、バリウム、心電図、 レントゲン、問診、再び血圧血圧血圧。 この数値、血圧がどうたら、こうたら。 これは高い。やれ脳梗塞だ心筋梗塞だ。 お医者様お医者様大丈夫ですよ大丈夫。 わたしゃこんなこ…

心の絵柄

別にコツコツやるのが嫌いなのではない。 どちらかというとコツコツやる性格だし 今までコツコツやってきたと思っている。 おかげで人並みな人生だけは歩いている。 とはいうものの、心に描いている絵柄は コツコツとやる自分の姿ではありません。 それはコ…

マグマ大使ー

手塚治虫のファンだったということもあるが、 ぼくはウルトラマンよりもマグマ大使の方が 内容はもちろん、配役も主題歌も好きだった。 「マグマ大使ー」の後に続く主題歌を聞くと、 今でも血が騒ぎ、凄い活力が沸いてくるんだ。 とくに早朝聞いたら、その日…

サイレン

さっきからサイレンが鳴っているんだけど あれは何を知らせるサイレンなんだろうか。 ぼくは基本的にサイレンに疎いものだから 救急車以外のサイレン音がよくわからない。 例えば消防車だが、あれは鐘が伴わないと パトカーと間違えてしまう。いやほかにも …