歌のおにいさん
当時音楽や詩をやっていた人の多くは、一度はビートルズにハマったことがあるようだ。ぼくの周りもそんな人ばかりだったし、ぼくもその一人だった。 ぼくがビートルズにハマったのは、比較的遅く、高校3年の春だった。それまでビートルズで知っている曲は1…
こちらにブログを移してから、オリジナル曲を時系列順に上げている。現在、高校時代に作ったものを上げているわけだが、それらの歌は当時録音したものではない。そのほとんどが三十代前半から四十代後半にかけてだから、おっさんになってから録音したものだ…
その最初に落ちてきたのが、『春一番』という曲だった。言葉の方は適当で、古語辞典にある言葉や、言い回しを組み込んでみた。 『春一番』 顔を洗って、風が肌を潤すとき誰かがささやく、変わったねあなたもうん、もう春だもの春一番、ほらもう冬を忘れてる …
中学の頃フォークブームというものがあった。例えば吉田拓郎さんの『イメージの詩』のように、自分で言いたいことを曲をつけて語る、という新しいスタイルが登場したのだ。 そういうブームに触発されて、曲はともかく、言いたいことを書くだけなら何とかなる…
『春一番』を作ってから二ヶ月後、ぼくは生まれて初めて恋愛詩を書いたのだが、ギクシャクして何かまとまりがなかった。この『暗闇の向こう』は恋愛詩第二弾ということになる。 夜になると、二階にあるぼくの部屋から、いつも遠くにある街の灯りを眺めていた…
『ためいき』 さりげないためいきやめて 今日から真面目にやっていくんだ 昨日吐いたあの言葉に 嘘や偽りはないんだから そしていつか見返してやるんだ あいつも、あいつも、みんなまとめて あの日のぼくは正しかったんだと それがぼくの人生だったと もう振…
朝、目が覚めた時からずっと、頭の中で一つの歌が鳴っている。 昔聴いたシルバーオックスのCMソングだ。 『ひょっこりひょうたん島』を歌った前川陽子が歌っていたと思うが、「元気で行こう テケテケラッタッター 牡牛のマークの シルバーオックス~♪」と…
ギターを弾き始めてもう30年以上経つのだが、30年かかってもうまく押さえることの出来ないコードというのがある。 例えばCM9(シー・メイジャーナイン)なんかもその一つである。 ギターコード表を見て覚えたコードなのだが、どの指で押さえるという…
歌詞を作るのは本当に難しい。 この3ヶ月ずっと歌詞作りに悩んでいるのだ。 詞に意味を持たせようとすると堅苦しくなる。 かと言って、考えないでやるとまとまりがなくなる。 スラスラと詞が書けていた昔が懐かしい。 あの頃はおそらく素直な気持ちを持って…
現在オリジナル曲が200曲近くあるのだが、まだ歌詞の付いてない曲や曲として完成してない曲を含めるとその数倍の数はある。 そういう曲をどうやって記録していたのかというと、カセットテープに吹き込んでいた。 ぼくは楽譜が書けないので、それしか方法…
そういえば、最近プレイヤーズ王国に曲を上げてない。 別にネタ切れしたわけではない。 もうどうでもよくなったのだ。 最初のうちは、より多くの人により多くの歌を聴いてもらおうと、2週間おきに曲を上げていたが、ポッドキャストという便利な機能が出来て…
昨年7月に立てた計画通りなら、今頃はつま恋で、吉田拓郎とかぐや姫のコンサートを見ているはずだ。 そのために毎日200円貯金をするなどして、今日のための準備をしていた。 ところが、コンサートの詳細が発表され、計画が狂ってしまった。 それは、当初…
『スランプ』 思い通りにならないことを 悩まなくてもいい 思い通りにならない時は 思い通りにならないんだから それは流れの中の通過点なんだから その場所に自分がいるんだから スランプ面なんかしなくてもいい 無理にいじらなくてもいい 思い通りにならな…
19日の記事の続きである。 今月の15日に久しぶりにギターを弾き、豆が出来かかったわけだが、翌日指の様子を見てみると、相変わらず前日のままで、白くプクンと盛り上がっていた。 しかも、指先が脈を打っている状態だった。 特に酷かったのが右手の中指…
ぼくがギターを始めたのは、高校1年の秋だった。 ギターを手に入れた日に簡単な入門書を買ってきて、それで調弦の仕方を覚えた。 当初入門書に頼ったのはそれだけで、あとは吉田拓郎のスコアブックでコードを覚えたのだった。 もちろんそれだけだったので、…
しばらくギターを弾いてなかった。 いや、正しくは弾けなかったと言ったほうがいい。 何で弾けなかったのかというと、関節炎である。 指を曲げると痛みを覚えるようになったのだ。 特に酷かったのが、左手の薬指第二関節で、物にちょっと触れただけでも激痛…
ぼくは電化製品やパソコンよりも、楽器関連のサイトを見ることの方が多い。 特にギターのカタログなどを見つけると、飽きもせずにずっと眺めている。 まあ、趣味がそうなのだから、別におかしくいことではない。 だが、考えてみるとぼくの趣味はギターを弾く…
『夏の妖精』 君は黙って 星を見つめて 静かに一人で 言葉にふるえる 夜は君の すべてを変えて 君は闇に舞う 星の妖精 君はぼくの心を 狂わせながら 窓越しにぼくを見る だけど 君のひとつひとつのしぐさは 透き通った 氷のように 時の流れは 君を見守り 君…
このところラジオを聞く機会が多くなった。 家にいてラジオを聴くことはほとんどないから、それだけ車上の生活が多くなったということだ。 それはともかく、ここ数日ラジオでよくビートルズがかかるようになった。 最初は「何でこの時期に?」と思ったのだが…
昨日、後輩の働いている焼鳥屋に、嫁ブーと二人して飲みに行った。 何ヶ月か前から「飲みに来てくれ」と何度か電話をもらっていたのだが、なかなか行く機会がなく、結局昨日になってしまったわけだ。 後輩とは時々電話で連絡を取り合ってはいたのだが、会う…
(1) この日記を書いている今現在、雨が降っている。 毎年この時期に、雨を見て口ずさむのが、自作の『雨の降る夜は』という歌である。 予備校時代(まだ19歳にもなってなかった)のこの季節に作ったものだ。 雨の降る夜は たった一人で 蚊取り線香の 光…
今、一生懸命新曲を作っているところである。 が、なかなか出来なくて困っている。 いや、曲はだいたい出来たのだが、歌詞のほうがどうもうまくいかないのだ。 恋は人を詩人にすると言われるが、出来ない理由はただ一つ、ぼくが恋をしていないからなのだろう…
昨日、ブログ『ショートホープブルース♪』(タイトル変更)で「スポットライト」という曲を公開した。 1978年東京にいた頃に作ったものだから、この曲もぼくのほとんどのオリジナル曲と同様に、そろそろ30年になる。 歌詞を見てもらったらわかると思う…
ぼくが中学生の頃まで、隣の家にミノルという子が住んでいた。 ぼくより3つ年下で、ぼくの弟分的存在だった。 ミノルはいつもぼくの後を追ってきた。 ぼくが柔道を習うと、同じく柔道を始める。 高校もぼくの行った高校を選んだし、ぼくの影響からなのかギ…
前にオリジナル曲が200曲近くあると書いたが、その中にはどうでもいい曲や、心情的にこの先歌うことがないと思われる曲もある。 今日、ブログ「空を翔べ!」で『いつまでも続く階段』という曲を公開したのだが、この曲もそういうものの一つである。 この…
昨日紹介した『春一番』について触れておく。 昨日も書いたが、この歌は高校2年(1975年)の3月に作った歌だ。 ぼくの行った高校は、3月頭の卒業式に前後して学年末テストが行われ、それが終わると春休みまで自宅学習期間に入る。 自宅学習期間、つま…
『ショートホープブルース』 ねえ、ちょっと目を閉じると 君の姿が見えてくるんだよ ねえ、ちょっと君が笑ってくれると ぼくはまた眠れなくなるよ ねえ、寝付かれない日々だけど いつもぼくはショートホープを ねえ、いつか君にあげたいんだけど 君にはとっ…
いやー、まだ出来るじゃないか。 もう出来ないと思って諦めていたのに、まだ神様は見捨てなかったんだ。 今日のことだった。 風呂に入っていると、急に頭の中に曲が広がってきた。 「これを逃してはならない」と、ぼくはさっそく風呂を上って、真っ裸のまま…
『空を翔べ!』 漠然と思い浮かべてた 大切な一日が 今日風に乗って おれのもとにやって来た 空には大きな雲が 雨はおれを叩きつける 悪いことを考えている 出来るんだ 空を翔べ! 運命の一日だと 誰かが言った おれの人生は今日に かかっているんだ 今まで…
『遙かな島に』 愛に不慣れな小さな舟で 大きな海をぼくは漕いでいく 君の待ってる遙かな島に たどり着くために 古い地図は破れてしまい 今どこを漂っているんだろう 君の島に輝くという 星を頼りに進む 嵐が来ても諦めずに とにかく前を向いて ぼくは舟を漕…