吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

未来

もしかしたらぼくたち人間は この一生を知りつくした上で 生れてきたのかもしれないね。 たまに先のことがわかったり 見えたりするのはそのせいで たまにそれを思い出すからだ。 未来全てを思い出せないのは 先のことはわからないという 先入観からくるもの…

加速スイッチ

昔からあまり良くなかった歯を 一気に治療したのが十数年前で ほぼすべての歯に手が加えられ 一部は人工の歯に取替えられた。 つまりサイボーグになったのだ。 以来、その歯を点検するために 年一、二回歯医者に通っている。 歯科医はギルモア博士よろしく …

会議

2005年4月5日 かつてぼくがいた会社は、毎週土曜日が主任会議、日曜日は部門会議、月曜日は課長会議、というふうに週に三度の会議をやっていて、それらはいつも早朝行われた。 それとは別に、緊急会議というのがあった。ちょっとでも売上げが落ち込んだりす…

夜の港

夜の港は心落ち着く場所だ。 お年寄りの間ではそうなっている。 夜の港は金のかからない場所だ。 恋人たちの中ではそうなっている。 夜の港は涙を捨てる場所だ。 傷心中の人はそうなっている。 夜の港は人が殺される場所だ。 ドラマの中ではそうなっている。…

赤信号

一々赤に引っかかる日は きっといい日に違いない 黄色に焦ることもないし 少しは憩う時間もあるし 激しい雨が窓を打つ日は きっといい日に違いない 窓の汚れを拭うだろうし 街の穢れを洗うだろうし 気温より寒く感じる日は きっといい日に違いない 風邪の予…

坊主頭

中学二年の三学期に、ぼくは一度だけ 坊主頭にしたことがある。その中学は、 条件はあったものの長髪自由だったし、 丸刈りが原則の野球部でもなかったし、 悪いことをしたわけでもなかったから、 別に坊主にすることはなかったのだが、 なぜか坊主にしたく…

夕方のにおい

夕方になると、ぼくは無意識に 石炭の煙のにおいを探している。 昔はどの家も風呂を沸かすのに 石炭を用いていたので、辺りは 石炭の煙のにおいで溢れていた。 おかげでぼくの夕方のにおいが 石炭の煙になってしまったのだ。 風呂が電気やガスになった現在 …

M子の彼氏(後)

・・・続きです。 2005年5月17日 その後も彼氏は、M子を訪ねてやってきた。しかし、それがあまりに頻繁なので、M子もだんだん嫌気が差してきたようだった。 そのうち、M子は彼氏が来ると隠れるようになった。M子がいないのを見て、彼氏はぼくに「今日、…

M子の彼氏(前)

2005年5月16日 前の会社にいた時、M子というぼくの部下がいた。 会社に入る前に、喫茶店でアルバイトをしていた関係で、その喫茶店の人たちがよくM子を訪ねてきていた。 その人たちの中にM子の彼氏もいた。彼氏は、ヒョロっとして何か頼りなさそうな男で…

気づき

人より早くそのことを気づいた人が いまだそのことを気づいてない人に そのことを気づかせてやるのが友人で そのことで一生感謝される 人より早くそのことを気づいた人が いまだそのことを気づいてない人に そのことをひけらかすのがエリートで そのことで陰…

男のビールなんかない

2002年6月19日 何年か前に、親戚筋の法事があった。その時、ビールの銘柄のことでちょっとした出来事があった。 宴会は料亭でやったのだが、その料亭の扱っているビールは、『キリンラガー』と『一番搾り』と『スーパードライ』の三種類だった。 店の人が、 …

実験

1, 過去の自分にそこはこうしろ という念を集中して送ったら もしかしたら現状が変るかも、 という実験をしているのだが さて少しは変ったのだろうか やたら我が強くなった自分が ここに出来上っているのだが 2, 過去のあの人に自分の存在を 植付ける念…

心の奥底

ぼくの心の奥底には 鉄腕アトムの正義観があり おそ松くんの悪ガキ観があり トムとジェリーの友情観があり スーパージェッターの未来観があり ゲゲゲの鬼太郎の奇妙観があり あしたのジョーの一匹狼観があり ねじ式の世界観があり おれは男だ!の青春観があ…

オリンピック

色々な競技を見ていると、つい 思い入れが強くなってしまって 失敗しないか、こけやしないか 余計な心配で心が疲れてしまう。 だからぼくは少し距離を置いて、 あの競技やこの競技の経過だけ 結果だけを見ることにしている。 そうすれば勝てば喜べばいいし、…

ビールの話

2002年6月19日 ぼくとビールの付き合いは長い。1歳の時に親父の晩酌の相手をしていたらしいから、もう43年(2002年当時)の付き合いになる。 その1歳の頃から30代半ばまで、ずっとぼくはキリンビールを飲んでいた。他の銘柄のビールを口にするよう…

星ヅメ

何気なく指の爪を見ていたら 何と右左の両方の手の薬指に 白い星が出ているではないか。 幼い頃これを星ヅメと呼んで 幸運が訪れると喜んだものだ。 そこで、どんな幸運がぼくに 訪れるというのだろうか、と 調べてみたら何と「恋愛運が 上昇しますよ」と書…

香水

2001年12月27日 1、ラーメン屋で 若い頃によく通っていたラーメン屋がある。ある日のこと、いつものようにラーメンを注文して待っていると、ラーメンの出汁の匂いのはざまから、香水の匂いがしてきた。見ると、カウンター付近に厚化粧のおばさんが座ってい…

グリーンピース嫌い

豆が嫌いだから豆は食べない。 特にグリーンピースがダメで ピースご飯のにおいだけでも 吐き気を催してしまうほどだ。 そういう料理はたのまないか 豆は入れないでと言っておく。 ところがそう言っておいても グリーンピースを乗せてくる へそ曲がりな野郎…

水戸黄門の話

先日、衛星放送で『水戸黄門』を見たのだが、 今更ではあるが思ったことがある。 例の「控えおろう」前の斬合い。黄門側は刀の峰で敵を打っている。刃で斬っているわけではないから、相手は死んではいない。とはいうものの、倒れているのだから気絶くらいは…

サクランボとキス

サクランボの茎を口で結べる人は キスがうまいんだと友人から聞き、 喫茶店に行っては、好きでもない クリームソーダを何杯もお代りし 必死に練習をしていたことがある。 そのせいで舌や顎などを痛めたり、 色んな苦労をしたのだが、何とか 結べるようになっ…

バナナランド

ぼくは毎日、弁当と一緒に バナナを持っていっている。 休日にスーパーに行っては 数本買い込み、その保存を それほど日の射し込まない 北寄りの部屋でやっている。 さて、毎日バナナを弁当と 一緒に持っていっているが 週のうち何日かは忙しくて 昼食をとれ…

通り名2

・・・続きです。 2001年4月11日 甘栗ちゃんがぼくのところにきて、「携帯の調子が悪いんです」と言った。メールの送信ができないのだそうだ。 しかし、専門外である携帯電話のことを聞かれても、ぼくにはわからない。そこで、 「ジャガーさんから買ったんだ…

通り名1

2005年3月19日 以前、取引先のTさんという方が、 「今度、副業で携帯電話の会社(店)を起ち上げようと思ってるんだけど、本名だとちょっと通りが悪いけ、何かいい名前を付けてくれん?」と頼みにきたことがある。 その人は、ぼくが姓名判断をやるというこ…

サル社会

気づいてみると世の中は 遺伝子どおりのサル社会 とやかく言っても現実は サル知恵同士の騙し合い うまれた時から何らかの ボスになろうとサル芝居 友だちごっこで油断させ 奪い合いするサルカニ戦 勝者は敗者にぞんざいで 自由をうばうサルグツワ 敗者に居…

ヘビとムカデとハエの会話

気味の悪い話ですみませんです。食事中なら読まないで下さい。 ヘビ おれなんて胴体一本だけで 生きている動物だろう。だから こうやって体をくねらせないと 前に進めないんだ。たまに くねらせるタイミングが狂って わき腹が攣ることだってある。 腹一杯だ…

血液(型)占い

1、 いまだに血液型占いをやっている人がいて、 「しんたさん、B型でしょう?」 などと聞いてくる。ぼくが、 「よくわかるねえ」 と言うと、その人は得意げな顔をして、 「しんたさんの言動を見ていたら、B型だってよくわかりますよ。これでも血液型占い…

人の血液型で遊ぶな

2005年3月10日 ぼくは面倒臭がり屋である。部屋の掃除なんかはまったくしない。散らかっている部屋で毎日パソコンに向かい、時に本を読み、時々歌を録音している。 たまに嫁さんが部屋を掃除しにくるが、掃除するのは床だけで、机の上や、パソコン周り、書棚…

象が踏んでも壊れない

かつて『象が踏んでも壊れない』という筆箱があった。テレビのコマーシャルでは、実際に象が踏んでいる映像が使われていた。しかしそれは象が踏んでいるというよりも、足を乗せているだけにしか見えなかった。 象のCMが始まって数年後、ぼくが高校一年の時…

もったいない

力道山が編み出し、G馬場が受け継いだ 伝家の宝刀『空手チョップ』は どんな名選手のどんな必殺技よりも 強かった。あれさえマスターしたら どんな格闘技でも勝てるはずなのに なぜか今は誰も手を出さない。 ああ、もったいない。 鉄腕アトムが生まれ、鉄人…

2001年10月26日 メールが溜まりすぎている。メルマガのほとんどが未開封になっているのだ。 今日はちょっと読んでやろうということで、とりあえずジャンル別に振り分けた。自動振り分けのルール設定をしてないので、かなり手間取ったが、何とか読みたいもの…