筋向かいの人たち
以前勤めていた会社に、えらく酒癖の悪い男がいた。 普段は腰が低く、年上のぼくに対して、決してタメ口を利くような人間ではなかった。 ところが一滴でも酒を口に入れると、この男はダメだった。 つい五分前まで腰低く敬語を使っていた人が、突然意味もなく…
ここに何度か登場した干物姪、昨日久しぶりに会ったのだが、チョットぶー子になっていた。 そこでさっそく携帯で撮影して、その写真をここにアップしようと思っていたら、肖像権がどうのこうの言ってきて、結局は却下となった。 要はチョットぶー子な体を全…
先日久しぶりに、ヒロミからメールが送られてきた。 見てみると、そこには包帯が巻かれた脚の写真が添付されていて、「こんなになりました」というコメントが書かれていた。 嫁ブーがヒロミに電話をかけてみると、犬の散歩中にこけて、膝にヒビが入ったとの…
姪たちが小さな頃、いつもケーキなどを買ってやっていた。 彼女たちが大きくなってから、しばらくそういうことをやめていたのだが、甥っ子が誕生した3年前からまた復活させた。 ということで、今年もケーキの季節がやってきたわけだ。 ところが、今年はいつ…
ぼくは人との出会いというものがあまり好きではない。 会えば別れが辛いから…、というわけではない。 直感的に「こいつは合う」と思える人は問題ないのだが、もともとが人見知りなほうなので「どうもこの人は苦手だな」と思う人に出会ってしまうと、とたんに…
『頑張る40代!』の最終回から1週間が経った。 「毎日書きます」なんて公約してないので、強迫観念もなく、のんびりとこのブログを書いている。 さて、今日15日は、友人のオナカ君の誕生日である。 ぼくと同い年だから、誕生日が7日しか変わらないわけ…
(3)さて、その次に多いのがタマコだ。アホなくせに口だけは達者な奴だった。昨年結婚したが、今はどうしているのだろう。別に会いたくはないが、たまにからかってみたくなることがある。そういえば、この日記を書き始めた頃に、甘栗ちゃんという変な子が…
(1)昼間、この日記を綴っていた間、一番印象に残ったのは誰だろうと考えていた。日記を書く以前は、モリタ君という凄い方がおられた。だが、この日記を書く頃には、彼はぼくの中でも過去の人になっていた。最近では、ヒロミちゃんか?とにかく、この日記…
飲み友だちに、寂しがり屋の先輩がいる。 一人でいるのが辛いのか、しょっちゅう誰彼に電話しているし、意味もなく飲み会の招集をかけたりもする。 年上だし、無碍には出来ないから、スケジュールに多少の無理があっても、なるべくぼくはその飲み会には参加…
昨夜、用があって嫁ブーの実家に行った。 そこには例の干物女、姪も来ていた。 ぼくたちが着いた頃には、当然のように寝ていた。 そして食事をする頃、においを嗅ぎつけて起きてきた。 昨夜はすき焼きだったが、干物女は肉ばかり食べていた。 さて、話はジャ…
日曜日、嫁ブーの実家の夕食に呼ばれた。 行ってみると例の干物の姪がいた。 すでに食事は始まっていて、姪はポイポイと口の中におかずを放り込んでいた。 姪と会うのは4月以来だ。 あの頃は長袖を着ていたせいで、そこまで太っては見えなかったのだが、今…
昨日、ドラマ『ホタルノヒカリ』を見ていて思ったことだが、主人公はうちの姪によく似ている。 いや、顔が似ているというわけではない。 家にいる時の行動がそっくりなのだ。 つまり『干物女』だということだ。 とにかく家の中では、いつもゴロゴロしている…
先月の30日、車を運転しているときに、ヒロミから電話がかかった。 住所を教えてくれと言う。 「何で?」と聞くと、 「いつもお世話になっとるけ…」お中元をくれるのだと言う。 そこで住所を教えたのだが、 「ねえ、ボリ(嫁ブーのこと)の名前、ユキエっ…
昨日、ヒロミから「明日休みだから遊ぼうね」というメールが届いた。 そこで嫁ブーに連絡を取らせ、会うことになった。 午前中はヒロミも嫁ブーも病院に行っていたので、会ったのは昼以降だった。 エアコンの効かない車で、嫁ブーと二人小倉まで行った。 街…
嫁ブーが背中を痛め、昨日は会社を早退して、今日は休んだ。 ちょっと動いただけでも、背中にズキンと痛みが走るらしい。 嫁ブーは寝相が悪いから、寝ている時にでも背骨が若干ずれたのではないだろうか。 きっと背骨が神経を圧迫しているのだと思う。 もし…
朝、嫁ブーを会社に送っていったあと、家の近くのホームセンターにお茶を買いに行った。 店に入る前に小便がしたくなって、慌ててトイレに駆け込んだのだが、なぜかトイレの中に整髪料のニオイが漂っていた。 「このニオイ、前に嗅いだことがある。確か薬剤…
昼間、会社に行っている嫁ブーから連絡があった。 早引きするというのだ。 前にギックリ腰や坐骨神経痛で早引きしたことがあるので、今回もてっきりそれだろうと思った。 「また腰をやったんか?」 「いや」 「坐骨か?」 「違う」 「じゃあ何か?」 「ゾク…
さて、その坊さんだが、読経の声がやたら大きかった。 まあ、マイクを使っているせいもあったのだろうが、マイクを感じさせないほど地声がでかかったのだ。 また、普通読経というのは流れるように唱えるものだが、この坊さんは一句一句区切りながら唱える。 …
葬儀場にはもちろん暖房設備はあったのだが、扉を開けたり閉めたりしていたせいで、さほど暖かくはなかった。 室内なので、身に羽織っているのは礼服のみである。 これでも動いていれば何ということはないのだろうが、葬儀中に動くわけにはいかない。 という…
昨日25日は結婚記念日だった。 ぼくたち夫婦は結婚式を挙げてないから、籍を入れた日が自ずと結婚記念日となるのだ。 と言って、何かやったわけではない。 ただ普段通り一日が過ぎていっただけだ。 結婚記念日が12月25日だと言うと、よく「クリスマス…
昼間、嫁ブーを連れて芦屋の病院に行ってきた。 あいにく駐車場が確保できなかったので、終わったら電話をもらうことにして病院の入口で別れ、ぼくは近くの芦屋漁港で待機していた。 今日の北九州の天気は小雨模様で、昼だというのに空は暗かった。 その空き…
嫁ブーの足のつけ根のところ(股ではない)に、大きなグリグリが出来ている。 何日か前に気がついたらしいのだが、比較的大きく触ってみると堅い。 最初はリンパかと思ったが、場所が若干ずれているし、痛みもないらしいので、そうではないように思える。 ち…
小学生の頃、隣の町内に『鬼太郎』というあだ名の子が住んでいた。 目が異様に大きく、少し出目ぎみだった。 その印象から『鬼太郎』というあだ名が付いたのだと思う。 いつもグジグジして何を言っているのかわからず、そのために友だちもいなかったようだ。…
ハローワークで意外な奴に会ってしまった。 今日は失業保険の認定日でハローワークに行ったわけだが、いすに座って順番を待っていると、向こうの方から「しんたさーん」と大きな声でおらびながらノシノシと歩いてくる奴がいるではないか。 先日結婚したタマ…
今日は東京時代の友人A君の誕生日である。 A君は女好きで、よく自分が泣かした女の数を自慢していたものだ。 そのへんは硬派だったぼくと対照的だったのだが、同い年ということも手伝ってか、行動をいつも共にしていた。 歌舞伎町のパチンコに毎日いっしょ…
それが何であれ、『式』というものは常に緊張感を伴うものである。 だが、見方を変えると、それは可笑しいものになる。 今日の結婚式もそうだった。 まず見せられたのがこれ。 昼間からいきなりのキスシーンである。 教会でやる結婚式に出席したのは初めてだ…
先日書いた知人の結婚式が明後日に迫っている。 他人の結婚式なんて別に興味はないだろうが、いちおうその人を紹介しておく。 なぜなら、このブログにその人のことを何度も書いているからだ。 その人は、天才バカボンのような顔をした女性で、いつもとんちん…
昼間、友人のオナカ君から電話がかかってきて、「今から釣りに行くけど、来んか?」と言う。 オナカ君は釣り師であるが、ぼくは釣りはしない。 糸に針を付けたり針に餌を付けたりと、準備が面倒そうだし、何よりも生臭いのが嫌である。 だが釣りを見るのは嫌…
ぼくが猫好きであることは、この日記にも何度か書いたことがある。 とにかく猫を見つけると、思わず「チ、チ、チ」と舌を鳴らして呼んでしまう。 猫嫌いの嫁ブーはそれを聞くと、すぐに「呼びなさんな。来たらどうするんね」と言う。 だが、近寄ってくる猫は…
海を見るヒロミ(右)と嫁ブー(山口県角島にて) 上の写真、よく聞いてみると、二人は海を見ていたのではなかった。 浜にいた一人の男を見ていたのだった。 この写真を撮った後、ヒロミが「しんたさん見て。あの人棒切れ持ったよ」と言った。 見てみると、ヒ…