2002-09-01から1ヶ月間の記事一覧
会社に、みんなから「バカチョー」とあだ名されている課長がいた。 やたら部下を怒鳴り散らしている人間だった。 彼は店長の腰ぎんちゃくだった。 自分の考えは何一つ持たず、すべて店長の言うがままだった。 そういう男だから、当然ぼくに対しても風当たり…
ここまで読まれた方は、ぼくが退職に至った理由が、会社への幻滅感と店長との不仲にあると思われるかもしれない。 確かにそれもあるのだが、もしそれだけだとしたら、ぼくは遠の昔に会社を辞めていなければならない。 いつまでたっても増えない収入に、幻滅…
もう少し、店長の話を書いておく。 元々、ぼくと店長は折り合いが悪かった。 話はその半年前、平成3年の3月にさかのぼる。 それまでいた店長が本社取締役に復帰することになり、新任の店長が来ることになった。 3月末、旧店長最後の日に歓送迎会が行われ…
前の会社にいた時は、今の会社よりもずっと休みが少なく、一週間に一度休めればいいほうだった。 その会社は、朝が早く、さらに夜も遅くまで働かなければならなかったので、疲れは今の会社の比ではなかった。 しかも疲れは体だけではなかった。 責任も今より…
東京にいた頃の話。 下宿に帰ると、門の前に一人の男の人が立っていた。 ぼくは軽く会釈をして、その人の前を通り過ぎようとした。 その時だった。 「すいません」と男が言った。 「はい」とぼくが答えると、「君、いなかどこ?」と聞いてきた。 「北九州で…
ぼくの身長は177.8cmである。 10年前に測ったものだから、もしかしたら今はもう少し低いかもしれない。 この身長は世間一般から見れば高いのだという。 なるほど、職場では若いアルバイトも含めて、ぼくが一番背が高いようだ。 しかし、自分では決し…
一ヶ月ほど前から気になっているポスターがある。 職場に貼っている『北九州国際音楽祭』のポスターである。 バイオリニストの諏訪内晶子氏他、そうそうたるメンバーが出演するようになっている。 公演は9月30日と11月4日の二回。 あのウォシュレット…
6,7年前、昼食は、会社を抜け出し、車に乗って繁華街まで食べに行っていた。 そこには安くて、ボリュームがあって、味もそこそこの店があった。 だいたいその店では日替り定食を注文していたのだが、たまに他の物を注文することがあった。 チャンポンもそ…
今朝は焦ってしまった。 食事のあとで眠たくなり、日記は朝早く起きて書こうと、昨日は早々と寝てしまった。 ところが、目が覚めたのは何と7時50分だった。 仕事に出かけるのは9時、あと1時間10分で日記を書き上げなければならなかった。 しかもその…
昨日は、銀行に行った旨を話したが、そのあとで、ぼくは久しぶりに駅ビルに行った。 あてもなくビルの中をウロウロしていたのだが、一軒気になる店を見つけた。 駄菓子屋である。 まあ、駄菓子屋といっても、ぼくが子供の頃に行っていた汚い駄菓子屋とはかな…
「序」 今日は午前中仕事だった。 先週の火曜日に休んで以来、休みの日には会社に出ているから、これで10日連続して会社に行ったことになる。 無料奉仕なので、必要以外の仕事はしないことにしている。 終わったら長居せず、さっさと帰る。 これが疲れをた…
うちの店で働いているバイトの中に変な男がいる。 某大学の学生で、めがねをかけ、いつも顔は無表情である。 ぼくはその男のことを、彼の名前をもじって「キチマン君」と密かに呼んでいる。 あまり接したことがないので、ぼくはキチマン君のことをよく知らな…
区内に、朝鮮初級中級学校と朝鮮高級学校がある。 今日はお休みだったらしい。 ま、今回のことで、後ろめたさを感じる必要もないと思うのだが、右翼が絡んでいるもんだから、身の安全を考えてのことだろう。 ぼくの住む地区の人は、学生の頃、さんざん彼らか…
じいちゃんは、いつも最後に風呂に入っていた。 なぜなら、じいちゃんの入った後の風呂は汚かったからだ。 湯船には、いつも白い垢が浮いている。 洗い場で愛用の痰つぼを洗うため、床面はヌルヌルしている。 じいちゃんを先に風呂に入れると、誰も入ろうと…
名古屋の叔父の話をしたが、この人も、じいちゃんの血を受け継いだのか、放浪癖のある人で、一時行方不明になっていたことがある。 その間、オートレースのレーサーをやっていたという話だ。 それが本当ならすごい話であるが、惜しむらくは、この人もじいち…
ぼくのじいちゃん(母方)は徳島の生まれで、いいとこのボンボンだった。 一人息子だったので、当然跡取りになるはずだったのだが、生まれつきの自由人で、跡取りの権利を妹に譲り、さっさと家を出たという。 全国をくまなく旅して回り、ようやく落ち着いた所…
「八月葉月の虫の音は いとしゅうてならぬと鳴きまする」 佐藤公彦(ケメ)の名曲『通りゃんせ』の一節である。 ぼくは当初、八月葉月の虫を、セミのことだと思っていた。 しかし、これは旧暦のことだから、新暦では今時期ということになる、とわかったのはず…
昨日はここ数日の疲れからか早く寝てしまったので、昨日の日記は今朝早く起きて書いた。 早く起きたとはいえ、もう空はずいぶん明るくなっていた。 久しぶりに空は曇っていた。 ああじゃない、こうじゃない、と日記を書いている時、午前6時頃だったか、遠く…
今日もテレビでは、昨年の同時多発テロ関連の映像を流していた。 大統領の演説、ニューヨークの風景、テロ反対の集会、イスラム教信者への偏見に対する抗議、などなど。 原爆記念日や終戦記念日などと同じように、いつもながら戦争悪の立場に立ち、「こうい…
午後2時頃。 テレビは昨年の同時多発テロの画を流していた。 「ふーん、あれから1年か。今日は久しぶりに戦争ネタを書こうかな」と、ぼくはのんきなことを考えていた。 その時だった。 背後から「ド・ド・ド」という音が聴こえた。 「何だろう?」と振り返…
若さというのは本当にいいものである。 いろんな冒険が出来る。 いろんな無理が出来る。 何よりも羨ましいのは、失敗してもやり直しがきく、ということだ。 ぼくの歳になると、そうそう博打のようなことは出来ない。 会社が嫌だと言って、すぐに辞めるわけも…
日に何枚かずつCDをパソコンにコピーしている。 一枚あたり10分かからないのだから、速いものだ。 5年ほど前、CDをMDにダビングする時には、収録時間通りの時間がかかっていた。 それでもカセット時代に比べると、時間の計算をしなくていい分、楽に…
気持ちが落ち着かない。 焦点が定まらない。 思考がおかしくなっている。 おそらく、今日ぼくは狂っているのだろう。 午前中のこと、一人のお客さんから電話があった。 ある処分商品についての質問だった。 あれこれ説明すると、「それがほしいんだけど、着…
ベスト20をやっていたために、本来の日記の書き方を忘れてしまったようだ。 どうも手が進まん。 とりあえず、この1週間を振り返ってみると・・・ うーん、別に大したことのない1週間だった。 そういえば、何年かぶりにレコード屋に行った。 ここ数年、1…
さあ、いよいよ残り2曲である。 第2位 『メイビー・アイム・アメイズド』ポール・マッカートニー&ウィングス この歌には、邦題が2つある。 『恋することのもどかしさ』と『ハートのささやき』である。 前者は、ポールのソロになって初めてのアルバム『マ…
さて、番外の曲はこの程度にしておこう。 いよいよ、残り4曲である。 ここまで16曲発表したわけだが、「あのバンドの歌が一曲も入ってないじゃないか」と思われた方がいると思う。 「ベスト4位以内に彼らの曲が入っているだろう」と期待している方もいる…
まだまだ番外の名曲があるので、もう少し紹介していきたい。 『ソング・フォー・ユー』レオン・ラッセル 何年か前に、三菱かなんかの車のCMで流れていた。 魂を揺さぶられるような歌だ。 「一万人の前で歌ったこともあるけど、今は君一人のために歌う」 こ…
選曲後に、「あれもよかった。ああ、こういうのもあった」などと、一人で後悔している。 そこで、残り4曲を発表する前に、選に漏れた名曲たちを紹介することにする。 ぼくが選ぶベスト20より、こちらのほうがけっこう有名だったりして。 『ボラーレ』ジプ…
さて、明日は久々に丸一日の休暇が取れる。 今日は力を入れて書くぞ! と、気張ってはみたものの、まだベスト20の真っ最中だった。 この企画を終えなければ、次には進まない。 えーと、今日は・・・ ああ、7位からか。 ここからは、ほとんど70年代です…
今日から11位以上を書くのだが、順位付けにかなり悩んでいる。 どの曲がどの順位でもおかしくないのである。 今日この順位でも、明日は変わっているかもしれない。 1位の曲がそうである。 最初1位に選んでいた歌が、今日は2位になっているのだ。 もしか…