吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2003-07-01から1ヶ月間の記事一覧

7.31事件(上)

7月31日午前11頃だった。 後ろの方から「しんたさん、バケツ持ってきてっ!!」という声がした。 何事かと振り向くと、ぼくの売場の並びにある化粧品コーナーが大変なことになっていた。 天井のいたる所から水がジャージャーと、滝のごとくに落ちている…

はなげのはなし

会社に行く準備をしている時だった。 ふと鏡を見ていると、鼻毛の先が出ている。 ハサミを持ってきて、さっそく処理したのだが、この鼻毛なかなか手強くうまく切れない。 「何で、時間のない時に限って、こんなのが出てくるんか!」 数分間、これにかかり切…

またもや大雨

梅雨明けして4日目、またもや大雨だった。 別段暑くない毎日といい、梅雨明け宣言は、いったい何だったのだろう。 8月に入ると、台風シーズンも到来することだし、今年の夏は本当に大丈夫なのだろうかという気がしてくる。 ところで、ぼくは夏になるといつ…

嫌いなもの

ネズミが嫌いということは書いたが、そのついでにぼくの嫌いな物を羅列しておく。 【病院】 嫌いと言ってすぐに思い出すのは、言うまでもなく病院である。 これはエッセイなどにも書いているので、別に説明の必要もないだろう。 で、病院のどこが嫌いなのか…

ねずみ通り15番地 後編

それからしばらくの間、ぼくはネズミ恐怖症に襲われた。 家に入るのに怯え、ガサッという音に怯えた。 その後、駆除したせいで、家の中でネズミを見ることはなかった。 が、それでも心休まることはなかった。 再びネズミにお目にかかったのは、ずっと後のこ…

ねずみ通り15番地 前編

『ねずみ通り15番地』 ― 部屋の灯りが消える おれたちの世界が始まる 小さな穴から抜け出して 大きな箱を横切って 台所の街まで急ぐんだ 寝坊したらお終いだ もうご馳走は残ってない 今日一日は飯抜きだ ここはおれたちの天国 ねずみ通り15番地 ところで…

半病人

今、半病人状態である。 右側の背中から首にかけて、かなり痛みが走っている。 おそらく、背骨のどこかがずれたのだろう。 首を動かすと痛い。 腕を動かすと痛い。 当然、マウスやキーボードを扱うのが辛い。 今日は朝からこの状態で、寝たり起きたりしてい…

犬の糞

昨日の夕方のことだ。 店の入口前に犬の糞が落ちていた。 二つ転がっていたようで、ぼくが気がついた時、一つの固まりにはもう何人かの人が踏んだあとがあった。 放っておくわけにはいかないので、ぼくはトイレットペーパーを持ってきて、まず踏まれてない固…

7月23日の日記

【べろーん】 明日、梅雨明けするという。 が、あいかわらずの雨である。 それにしても、今年の梅雨は雨が多すぎる。 先日テレビで、そのことの説明をしていた。 東シナ海方面で大陸と太平洋からの風が合流して湿気が集中、それが舌状に延びて、九州地区を覆…

通勤風景に見る歴史 後編

黒崎を過ぎ、数分走ったところ右手に、帆柱連山がそびえている。 この帆柱というのも神功皇后ゆかりの地で、新羅征伐の際、この連山の杉を朝鮮半島に渡る船の帆柱に使ったという言い伝えがある。 その連山の一つに、花尾山というのがある。 ここは昔、山城が…

通勤風景に見る歴史 前編

何気なく通っている通勤路だが、今日ふと、いろいろな歴史を持っているというのに気づいた。 家を出て、まず最初に目に映るのが洞海湾である。 昔は「洞海(くきのうみ)」と呼ばれたところで、その名は日本書紀にも見えている。 熊襲征伐の時、仲哀天皇は神…

不思議の国日本

午後11時26分。 今、閃光が走り、ドガーンと言う音がした。 爆弾でも落ちたんじゃないか、と思わせるほどの凄い音だった。 昨日はいい天気だったが、ここ数日の雨は半端じゃない。 昨年も大雨はあったが、単発的で、今年のように毎日災害を引き起こすよ…

一人で会話する人

今日は飲み会だった。 いつもより早く仕事を上がり、一度家に戻ってから、黒崎まで飲みに出かけた。 久しぶりにタクシーを使ったのだが、料金は1200円程度だった。 11年ほど前、ぼくがよくタクシーを利用していたが、その頃は800円程度だった。 そ…

7月18日の日記

【花火大会】 午後10時33分。 今、すごい雨が降っている。 雷鳴が轟き、時折稲光も走る。 昼間から、ずっとこの状態である。 夜になって、大雨洪水警報が発令された。 こんなさなか、予定通り花火大会は行われたようだ。 夕方の時点で諦めていたので、ぼ…

夢の合間

午前0時前。 不覚にも眠ってしまった。 夢を見ていた。 同窓会の夢である。 ところが出てきた人は同級生でも何でもない、知らないおばちゃんたちだった。 夢の中とはいえ、「こいつ、本当に同級生だったんかなあ」などと思っていた。 午前4時17分。 目が…

股痛

7月12日。 ぼくが、その前日に雷ショックを受けたということを、日記に書いている時、ぼくは股関節を痛めていた。 その日、何かのおりに、股に力を入れすぎて筋をひねったらしいのだ。 その時は気にならなかったのだが、時間が経つにつれ、歩きにくくなっ…

月夜待 その3

1ヶ月後。 「主任、先日本社に行ったんで、制作の人にテープ渡してきましたよ。私、ちゃんと押しときましたから」 「そう。ありがとう」 それから、ぼくはM子が来るたびに、「何か言ってきた?」と聞いていた。 しかし、M子からはいい返事がもらえない。 …

月夜待 その2

ぼくはそれ以前に、何度かアマチュアコンテストに応募している。 しかし、一度も入選したことがなかった。 それは単に歌がよくなかったと理由からだろうと思っていた。 ということは、歌さえよければ入選するということだ。 そこで、ぼくはこの『月夜待』で…

月夜待 その1

『月夜待』 君に逢えれば こんなことだって 忘れられると 思ったものさ 笑い話に 君のことを 歌ったことも 昔のことさ 夢はいつも 美しいもので しあわせそうな 二つの影を 映し出しては 消えていった あこがれては 思い悩み 月夜待から 二つの道を 選ぶいと…

7月11日北九州・遠賀地区に大雨洪水警報

昨日、宗像大社に行った。 普段、ここに行くのには海岸線を通っていくのだが、昨日は途中郵便局に寄ったため、3号線を通ることになった。 家を出てから郵便局までは、雨は小降りだった。 郵便局を出て3号線に入った頃から、雨は本降りになっていった。 し…

ぼくの夏 後編

ある日のこと、他のクラスと練習試合をやっている時だった。 彼はサードを守っていた。 相手の打ったゴロをさばいて、ファーストに転送した。 ところが、その球が高かったために、ファーストが球を捕れず、ランナーはセーフになった。 ファーストが「おーい…

ぼくの夏 前編

『ぼくの夏』 大きく開いた 空の下を 夏 君と二人で歩いていく 静かな風は 汗をぬぐって 蝉の輝きは 時を止める 遠くで子供達が 野球をやっている カビの生えた想い出が 日にさらされ 今にも飛び出しそうな ぼくの幼さを 君は笑って 見つめてる そうだこの夏…

彼女は自分のことを『クミチン』と呼んでいる

ぼくの店に、クミチンという女性従業員がいる。 50歳前の普通の主婦なのだが、行動が少し変である。 最初の頃こそ、ぼくも普通に見ていたのだが、時間を追うごとに、彼女の偉大さがわかってきた。 また、それを裏付けるエピソードも耳にするようになった。…

工場地帯の臭い

東京に出た頃、一番感動したのは、空気が予想以上にきれいだったことである。 もちろん排気ガスはひどかったが、北九州のように、工場から出る悪臭というものはなかった。 ある日友人が、「川崎に行ったんだけど、悲惨だったぜ」と言った。 「何が悲惨やった…

雨具の話 後編

【レインコート】 そういえば、もう一つ雨具があった。 それはレインコートだ。 ぼくが一番レインコートを着用していたのは、保育園の頃だった。 今でもよく見かける、黄色いレインコートである。 保育園卒園と共に、レインコートを着用することはなくなった…

雨具の話 前編

【傘】 一昨日の日記で、雨でずぶ濡れになったと書いたが、この時ぼくは、およそ20年ぶりに傘を買った。 小倉駅を出た途端に、土砂降りの雨が降り出した。 ぼくは雨宿りのため、慌ててアーケード街に飛び込んだのだが、雨はやみそうにない。 そこで傘を買…

パトカーのサイレン

最近、晩飯を食べた後、ちょっと横になったつもりなのに、そのまま眠ってしまっていたということが多い。 夜中に目が覚めてみると、もう2時や3時を回っている。 「さて、日記を書くか」とは思うのだが、体が言うことをきかず、また眠ってしまう。 朝起きる…

無駄足

休みだった。 朝は比較的遅くまで寝ていた。 しかし、普段より1時間ほど多めに寝た程度だ。 昨日から、今日は小倉に行く予定にしていた。 最近発売された気になる楽器があったので、それを見に行くのだ。 HPで検索したら、小倉のS楽器に、それは置いてあ…

しんたのブランド その4

【ZiPPOのライター】 先日ちょっと触れたが、ぼくはZiPPOのライターを3つ持っている。 それらすべて自分で買ったものではなく、海外のお土産とか贈り物のお返しとかでもらったものである。 海外物のZiPPOは、アーミーショップに売っているよ…

しんたのブランド その3

その間、ぼくは3本のギターを買っている。 一つはタカミネ物で、メインのギターよりも一回り小さなやつだった。 材質も、メインのものと同じく、ハワイアンコア材を使っていた。 このギターは、その後友人に譲った。 もう一つはモーリスだった。 店で弾くギ…