2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧
そろそろ冬眠から覚めましょうよ。 陽気も良くなったことですし 怠け心さえ出さなければ きっと何とかなりますから。 そろそろ冬眠から覚めましょうよ。 桜の花も咲き始めたのですから。 明るい気持ちさえ持っていれば きっと何とかなるでしょう。 すべてが…
月に一度くらいの割合で 何もしたくない時がある。 きっと今日はその日で 習慣になっている腹筋でさえ まったくやる気が起きない。 今日やらなかったくらいで ぼくの一生にいったい どんな影響が出るというんだ なんて思っている有様だ。 こういう時は何もし…
地図を見ながら行くんだ。 一区画ごとにチェックして すべてが終わったら、そこの ボタンを二回クリックして その町を終わりにするんだ。 決して躊躇してはならない。 感情に走ってもならない。 確実にそのスイッチを押すんだ。 その後振り返ることのないよ…
アイドルがニュースを読んで 政治を語る時代なんだから ぼくら中年が夢を拾ったり 素直に恋を語ったりしても 別にかまわないわけですよ。 そういう風が吹いてるんだから そういう時代に生きてるんだから もう少しもう少し弾けてたって 別にいいじゃないです…
まだ冷めやらぬ意識の下を ポロポロとおしっこが 落ちていく、落ちていく ちょっと前までは シャーシャーとおしっこが 流れていた、流れていた だからいつも勢い余って ピチピチとおしっこが 跳ねていた、跳ねていた トイレを汚したくないからと ユルユルと…
時、桜を起こし 夢の中を駆けていく 時、桜を起こし 風の中を駆けていく 川、桜を追って 夢の中を流れていく 川、桜を追って 風の中を流れていく 人、桜に酔って 夢の中に立ちつくす 人、桜に酔って 風の中に立ちつくす 桜、桜を現し 夢の中を登っていく 桜…
今日はそこにあるのではない。 今日はあそこにあるのではない。 今日はここにあるのだ。 ここにあって隙間なくいっぱいに いっぱいに花咲いているんだ。 だから今日を探す必要はない。 今日を意識する必要はない。 ここいっぱいに生きていけば 確実に今日を…
朝の光を浴びながら 体を大気にゆだねると なぜか緊張がほぐれてくる。 緊張がほぐれてくると 横隔膜が楽になり 自然と笑顔になっていく ヘソ下三寸元気が溢れ 肩の力も抜けてくる。 体のバランスも取れていて きっときっと血の流れも 良くなっているのだろ…
深い深い悩みが解けて ぼくらの頭は図工する 辛い辛い憂いが解けて ぼくらの体は図工する ハサミカッターボール紙 ぼくらの命は図工する 軽い軽い笑いが解けて ぼくらの過去は図工する 緩い緩い気配が解けて ぼくらの未来は図工する のりしろ伸びしろ接着剤 …
徐々に風が暖かくなり 徐々に冬が遠ざかっていく。 外はまぶしいくらいに晴れ渡り 家の中にいる休みのぼくを しきりに手招きしている。だけど へそ曲がりのぼくは動かない。 じっとテレビの前に座って 録りだめしたドラマの最終回を 必死になって観ている。 …
ビッタラ戦争かき氷 甘いものには蟻が寄る ラムネ一本観覧車 縁台将棋とおじいさん 縁台将棋とおじいさん ビッタラ戦争かき氷 辛いものには人が寄る 焼酎一本馬鹿騒ぎ 風呂敷包みとおばあさん 風呂敷包みとおばあさん ビッタラ戦争かき氷 冷たいものには風が…
ブラックのコーヒーなんて どこがおいしいのかわからない 生活に媚びる香りじゃないか とにかく空気を入れ換えなきゃ よう飲めん、よう飲めん ブラックのコーヒーなんて どこがおいしいのかわからない 嫌な思い出が蘇る味じゃないか とにかく甘みをつけなき…
ハクションとくしゃみをすれば 静かな水面が波立って うまくぼくらは落ち着けない。 だから落ち着けないぼくらは くしゃみと同時に波立って 水面と一つになろうと試みる。 ところが今日はえらく暑すぎて くしゃみの一つも出やしない。 くしゃみが出ないとこ…
道ばたで立小便をすれば 今の世の中だと確実に通報されて 警察にしょっ引かれていくだろう。 昔は軽犯罪ですんでいた行為も 今はいろいろな尾ひれを付けられて 聞いたことのない罪名を付けられて 世間にその名前と顔とをさらされて 人生最大の辱めを受けるこ…
「いろんなことに悩む暇があったら さっさとネタにしてしまおう!」 色々な自己啓発書を読んでみたり 思考に耽ったりしてみたけれど 結局はここに行き着くんだな。 小さなことにクヨクヨしている時や 嫌なことに心を奪われた時に いつも心の中でよみがえる言…
淡々と今日をこなすと 時は正しく進んで行って ぼくは違わず流れて行く。 転々と今日を転がると 時は不安定に進んで行って ぼくは岸辺にぶち当たる。 悶々と今日を運んでいくと 時は重く進んで行って ぼくの流れは滞る。 ふんふんと今日を適当にすると 時は…
ぼくはミッション系の 保育園に通っていたので ことあるたびに地獄はすごく 怖ろしく辛い所だと教わった。 当時その保育園では 悪いことをすると 決まって真っ暗な倉庫に 閉じ込められていたのだが、 そこは怖ろしく辛い所なので 園児はその倉庫こそが地獄だ…
今からどんどん どんどん笑っていこう 今からどんどん どんどんやっていこう きっとどんどん どんどん歌っていける 今からどんどん どんどん優しくなろう 今からどんどん どんどん仲良くなろう きっとどんどん どんどん好きになれる 今からどんどん どんどん…
おじさんの恋は重いんだから 時に人生を絡ませてみたり 生きざまを見せてみたり 熱いものを押し隠してみたり 夢を現実に置き換えてみたり 現実を夢として繕ってみたり 決して多くを語らなかったり 悟ったように振る舞ってみたり 子供っぽくおどけてみたり そ…
道路脇の川原で菜の花を見たし 車の中にテントウ虫が入ってきたし 昨日買ったミカンがパサパサだし 昨日一昨日の月はおぼろだったし 空はぼんやり霞んでいたし 外は適度にポカポカだったし なぜか春一番を歌いたくなるし 草の上に寝転びたくなるし 風が吹い…
長く病んでいた友人が昨日 自分の世界に帰って行った。 この世にあった苦しみも 悲しみも怒りも煩わしさも すべてチャラにしてしまって 今頃は深い深い安堵の中に その心を落ち着けているのだろう。 小窓から見える彼の顔は 安らかそのものだった。 その顔を…
ぼくはこれまでずっと 面黒村に滞在してきた。 ドンヨリドヨドヨの空が 将来に渡って覆っている 希望の持てない村だ。 だけど今まではこれが 当たり前と思い別に 気にはしてなかった。 ところがある日ある時 「こういう所にいるから おまえはいつまで経って…
その変なしぐさが 自分だったりする。 根はしゃべり好きなのが 自分だったりする。 物腰のぎこちなさが 自分だったりする。 要領が悪いと言われるのが 自分だったりする。 根のない意地の悪さが 自分だったりする。 ちょっと意地を張るのが 自分だったりする…
毎朝今日は幸せな一日だと 信じきって神仏に祈っている。 そうやって信じるものを神仏は 決して裏切ることはないのだ。 ということで起きること一つ一つ そのすべてが幸せだ。 言い換えればどんなにそれが 不愉快なことであっても 神仏が用意してくれた 幸せ…
ぼくときみはおたがいに そこそこ年齢を重ねているので たとえばぼくはきみの後ろに たとえばきみはぼくの後ろに どうしてもその人生を見てしまい その現実を考えてしまうのです。 だから素直な目でにおたがいを 見ることができないでいるのです。 だからと…
これまで色々な本を ぼくは読んできたのだが それらすべてが観音経の 解説書のように思えてならない。 それなら余計な手間暇かけずに 最初から観音経だけを 読んでいればよかったのだ。 だけどそれだけ読んでも ぼくが観音経を理解しないのを きっと観音さん…
こんな仕事やりたいことじゃない。 そう思うと仕事に熱が入らなくなる。 ところがやりたいことじゃない仕事は 実はやりたいことに繋がっているものなのだ。 だから目の前の仕事を確実にこなしていこう。 そのことをある時ある人の本で読んで 騙されたと思っ…
『ポケットに入れておかないと これ落としそうな気がする』 そう思った時は決まってそれを どこかに落としている。だから 落としそうな気がした時は それをポケットに入れるように と言い聞かせている。ところがだ、 実際にそんな気がした時ぼくは 落とした…
毎年三月になるといつも これからいいことが ありそうな気がするんだ。 卒業だとか転勤だとか いろんな別れが行われる 寂しい月でもあるのだが なぜかこれですべてが 終わったという気がしない。 とにかく月が変わった今は 心の中の随所が晴マークで これか…