吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2010-01-01から1年間の記事一覧

大晦日

(1)大晦日 99パ-セントを超える 時間が経過いたしました。 1パーセント未満の時間の中で 出会うだろう幾人かの人に 「お世話になりました」と言えば 確実に過去は幕を閉じます。 99パーセントを超える 生活が通過いたしました。 1パーセント未満の生…

ライク・ア・ローリング・ストーン

甘い言葉に釣られた やる気のない国民から 選ばれただけのことなのに さも革命でも成し遂げたかように 大騒ぎして、バカ騒ぎして 好き勝手して、あげくの果てに この国を、崖っぷちまで持って行き 奈落の底に突き落とそうとしている。 どう思っているんだ、…

好きな言葉

1, 二十代後半に出会ったのが 『大丈夫』という言葉だった。 その時、なぜかその言葉に 救われる思いがしたものだ。 その後、三十代あたりから その言葉に頼ることが多くなり 以来とにかく何かあるたびに 『大丈夫』と思う習慣がついたのだった。 特に朝起…

朝、会社で

とにかく眠たいのです。 ずいぶんと眠たいのです。 ちょこっと目を閉じると そこはもう天国なのです。 夢に戻れる天国なのです。 人間関係という名の ややこしいしがらみもなく 生活という名の とてつもない重圧もなく 今という名の 曖昧な環境もないのです…

ああ、寒い

街がどこかに流れて行く 街がどこかに流れて行く お前の夢の場所はここじゃない お前の行き着く先はここじゃない そうつぶやきながら 街がどこかに流れて行く 街がこんなにちんけだから 街がこんなにちんけだから 癒やしてくれる猫さえも いなくなったじゃな…

架空の履歴

昔、柔道をやっていたことがあって その練習中に絞め技で落ちたことがある。 仮死状態になったわけだ。 その時、ぼくが見た風景はピンク色で 柔らかい日差しの中にぼくはたたずみ 遠くで子供たちが遊ぶ声が聞こえた。 えらく懐かしい思いで その時を過ごして…

シャワーのパッキン

風呂場のシャワーのパッキンが いかれているのか タン、タン、タタンと水滴が リズム正しく落ちている。 このまま数千年も放っておけば タン、タン、タタンの下には スッポリと確実に穴が空いて 自然が描く不自然な 芸術が出来上がることだろう。 そうなると…

ロックンロール

国境らへんにぼくらは立って、ぼくらは立って この歌を歌って歌って、歌っていくのだ 国境らへんにぼくらは立って、ぼくらは立って この歌を歌って歌って、歌っていくのだ ギターの弦をぼくらは張って、ぼくらは張って ジャカジャカジャカジャカ、やっていく…

無精ヒゲ

休みの日になると決まって思うことがある。 『ヒゲを剃らんといかんなぁ・・』 例えば二連休の時などは二日続けてそう思っている。 つまり二日間ヒゲを剃らないということだ。 ちょっとの手間を惜しまずにやっておけば、 いらんことに心悩ますこともないし 仕…

デジャヴ・・か?

二十年以上前のこと 神奈川県の逗子に行ったことがある。 横須賀の叔父が亡くなった時がその時で 荼毘に付すためにそこに行ったのだ。 逗子という町はぼくにとって初めての場所だった。 何年間か東京に住んでいたことがあるのだが その頃にも行ったことはな…

エレベータの利用者を考える

エレベーターがこの階で停まっている。 2時間前にぼくが降りた時のままだ。 その間誰も乗らない状態で ここに停まっていたのだろうか。 それとも色々な人が乗ったあげく またここに戻ってきたのだろうか。 しかし夜とはいえ、まだ9時台なんだから 誰も乗ら…

鉄棒

公園の鉄棒を見ていると 幼い頃を思い出す。 鉄棒がわりと得意な方で なぜか人の出来ないことが いとも簡単に出来たのだ。 その自慢も手伝って クルクル回っていたものだ。 時には豆を破ったこともある 時には鼻血を出したこともある それでも鉄棒自慢のぼく…

あのMr.イノウエ

「やる気ありますか?!」 開口一番、T君はこう言った。 「えっ?」 「やる気ありますか、と聞いているんです」 「何のやる気?」 「もういいです」 何がもういいのかわからない。 それよりも、何で年下のT君から 頭ごなしに「やる気ありますか?」 なんて…

寒いお話

冬場、休みの日にはダウンのジャケットなど 分厚いものを羽織ることが多いのだが 仕事の時にそれだと動きづらいし すぐに汗をかいてしまうので逆効果だ。 とはいえ寒い日に仕事着一枚だとやってられない。 ということで、 もう一枚仕事着を着込むことにした…

天職の人

とりあえず色々な人がそこに入っていく。 最初のうちは抜け道なんかもあるので みんな気楽にやっているわけですが いつでもやり直しが利くという感覚なので 自分でもなかなか見極めがつかないのです。 そこで人生は様々な場面で 一つ一つハシゴを外してくる…

だから

いやいや別にふってふられたという話ではない。 恋愛に到る行動が一つもなかったわけだから それは縁というものがなかったという話になる。 だから自分の過去を悲観するのはやめにしよう。 今は充分に幸せであって何の不幸もないのだから。 それは縁がなかっ…

あいつは嘘つきだ

今さらだが エビゾーとかいう先生 あいつは嘘つきだな。 自分に都合のいい記憶を紡いで 都合よく語っているとしか思えなかった。 だいたい酒癖の悪い人間の記憶ほど 当てにならないものはない。 ぼくの知っている男で 先生と同じく酒癖の悪いのがいるのだが …

ぼくの歌

十数年ほど前に、当時上司だった人と 初めて飲みに行った時の話だ。 何の歌だったか、ぼくがカラオケで 歌をうたっていると 「ぼくの歌を取ったらいかんだろう。 それはぼくが先輩からもらった歌だ」 と彼は憤慨して文句を言った。 『ぼくの歌』って・・・、初…

摂生に努めねばならん

さすがに忘年会翌日の仕事は辛い。 肉体的にはもちろんそうだが 精神的にもかなり疲れる。 自分の中で気分が盛り上がらないのだ。 仕事中に何度「早く今日が終わってくれ」 と願ったことだろうか。 さらに困ったのが、その「今日」が 終わってからも病気明け…

昨日は忘年会だった

昨日は忘年会で、というか 昔勤めていた会社の同窓会で いろんな人との再会があった。中には 二十数年ぶりに会った人なんかもいた。 我が二十代の記憶を確認する意味もあって ぼくは参加したのだが、なぜか 「小便の切れが悪い」だとか 「小便の出が細い」だ…

寒波到来

外は風が冷たかったので 今日は車の窓を閉め切って 暖房をガンガンかけていた。 そのうち雲の隙間から太陽が顔を出し ほの暖かに車の中に差し込んできた。 暖房と日差し、このコラボレーションが 実に効果的に作用して そこからが眠気との戦いだった。 数年…

モニター世代

かつてはギャルなどともてはやされ その若さで街を闊歩していたあの子も 年齢と共に街の隅に追いやられ 気がつけばサプリメントやコラーゲンの モニターおばさんになり果てている。 アラフォーという名に踊らされ 何かに期待を持ったとしても しょせんは四十…

ひとふたまるはち

ひとふたまるはち、この日は 例えばうちの両親の結婚記念日だったり 例えば大東亜戦争の開戦の日であったり 例えばジョン・レノンの祥月命日であったり 例えば知ってるおっさんの誕生日であったり 昔から妙に気になっている日である。 だからというわけでは…

随処に主となれば・・・

気がつけば記憶の中に転がっている 不安の火種をぼくは探している。 その火種を見つけると 心がそれに反応して 重大事件に仕上げてしまう。 これが緊張に連なったり 地獄に繋がったりして 心を疲れさせ、あげくの果てに 明日への活力を奪ってしまう。 そうな…

ひとふたまるろく

雲が形を変えて 自分自身を表現している時 風がいろいろな物を利用して 絶妙な音楽を奏でている時 鼻をシュンシュン言わせながら 自分はクシャミを繰り返しているであります。 ヒリヒリしたのどの痛みに耐えながら 自分は唾を飲み込んでいるであります。 今…

ライバル

1, 我は犬なり 口を開いたり閉じたりしながら 声を出すなり ゆえに「ワン」と吠えるなり 我は犬なり 猫に非ざるなり ワンワンワンなり 我は猫なり 閉じた口を開きながら 声を出すなり ゆえに「ニャ」と鳴くなり 我は猫なり 犬に非ざるなり ニャニャニャな…

通勤時

黒衣羽織って 編み笠背負って ヘルメットかぶって 原チャリ飛ばして 信号無視する 坊主坊主 クソ坊主 蛇行幅寄せ やりたい放題 道を説く者が 道に反してはいかんだろう 素知らぬ顔で過ぎて行く 坊主坊主 クソ坊主

むかし男ありけり

中学二年のことだった。 国語の授業で先生が Nという男に質問した。 「大きな人と呼ばれる人がおるが、 お前の知っている大きな人は誰か?」 Nは立ち上がり 「ジャイアント馬場」と答えた。 教室内は大爆笑になった。 「いや、そういう大きいではなくて 人…

すっきりしたい

おそらく耳糞の塊だろうと思うが 半月ほど前から、ことあるたびに ゴソゴソと鼓膜を叩いている。 どうかやってその塊を取ろうと 耳かきや綿棒を突っ込んで やっているのだが、耳糞の奴 なかなか出てこようとしない。 ま、そこまで気になってはいないが 掻き…

弱いくせに黙ってろ

あのー、かつてあの地で、あれだけ 一方的な虐殺が行われたということは それだけその国が弱いということになるでしょ? それで間違いないですよね。それなのに 何であの国はああいう強気な態度で この国に立ち向かってくるのでしょうか。 どうせまた同じこ…