嫁ブー
ちょうど一週間前、嫁さんを職場まで送っている時の話だ。信号待ちの時にあることを思い出して、ぼくは嫁さんにETCカードを手渡した。 「これ差しといて」 「えっ、都市高速使うと?」 「いや、使わん。このETCカード、しばらく使ってないけ、ちゃんと…
嫁ブーが背中を痛め、昨日は会社を早退して、今日は休んだ。 ちょっと動いただけでも、背中にズキンと痛みが走るらしい。 嫁ブーは寝相が悪いから、寝ている時にでも背骨が若干ずれたのではないだろうか。 きっと背骨が神経を圧迫しているのだと思う。 もし…
昼間、会社に行っている嫁ブーから連絡があった。 早引きするというのだ。 前にギックリ腰や坐骨神経痛で早引きしたことがあるので、今回もてっきりそれだろうと思った。 「また腰をやったんか?」 「いや」 「坐骨か?」 「違う」 「じゃあ何か?」 「ゾク…
昨日25日は結婚記念日だった。 ぼくたち夫婦は結婚式を挙げてないから、籍を入れた日が自ずと結婚記念日となるのだ。 と言って、何かやったわけではない。 ただ普段通り一日が過ぎていっただけだ。 結婚記念日が12月25日だと言うと、よく「クリスマス…
昼間、嫁ブーを連れて芦屋の病院に行ってきた。 あいにく駐車場が確保できなかったので、終わったら電話をもらうことにして病院の入口で別れ、ぼくは近くの芦屋漁港で待機していた。 今日の北九州の天気は小雨模様で、昼だというのに空は暗かった。 その空き…
嫁ブーの足のつけ根のところ(股ではない)に、大きなグリグリが出来ている。 何日か前に気がついたらしいのだが、比較的大きく触ってみると堅い。 最初はリンパかと思ったが、場所が若干ずれているし、痛みもないらしいので、そうではないように思える。 ち…
ぼくが猫好きであることは、この日記にも何度か書いたことがある。 とにかく猫を見つけると、思わず「チ、チ、チ」と舌を鳴らして呼んでしまう。 猫嫌いの嫁ブーはそれを聞くと、すぐに「呼びなさんな。来たらどうするんね」と言う。 だが、近寄ってくる猫は…
こういうの買って、勉強するか。
昨日、嫁ブーを初めてうちの職場に連れて行った。 その辺にいた人を捕まえては紹介していたのだが、嫁ブーはそのたびに笑顔で「いつもお世話になっていまーす」と愛想を振り撒いていた。 もちろんほとんどの人が嫁ブーとは初対面なのだが、中にはぼくの日記…
ぼくの家からセブンイレブンまでの距離は、およそ50メートル。 すごく便利である。 特に嫁ブーは、コンビニの近くに住むのが夢だったので、大変満足している。 ところが数日前、しろげ家に激震が走った。 何と、その便利なセブンイレブンが移転するという…
昨日ここに、『天満宮ゆかりの梅の花は、時期が早いためか、まだほころんではいなかった』と書いたのだが、これはあの有名な『飛び梅』のことではない。 神社内にある梅林のことである。 飛び梅のほうは、例年正月過ぎに咲くから、すでに遅かったわけだ。 と…
毎週月曜日の午後10時からは、テレビ東京系の『名曲の時間』を見ている。 今日は「青春感動ソング」ということで、70年代後半から80年代にかけてヒットした曲を流していた。 ちょうど桑江知子の『私のハートはストップモーション』が流れていた時だっ…
昼間、嫁ブーが掃除機をかけていた。 自分の部屋をかけ、リビングをかけ、最後にぼくの部屋をかける。 ぼくは、いつものようにパソコンを打っていた。 それを見て、嫁ブーは言った。 「ねえしんちゃん、掃除機とかかけたことある?」 「あるよ」 「わたし、…
今日もいつものように、午後10時過ぎに家に帰ってきた。 相変わらず嫁ブーの会社は、終わるのが遅い。 12月に入って、毎日この状況である。 そんなことはいつものことだからどうでもいいのだが、今日嫁ブーを見てフト気づいたことがある。 夫婦になると…
一昨日の夜中のことだった。 日記が書き終わり居間に行ってみると、聞き飽きた歌が流れてきた。 「おまえ、またこれ見よるんか?」 「会社の人にDVD借りてきたんよ」 「去年、完全版も見たし、もういいやろうが」 「それが、何回見ても飽きんのよね」 「…
【1】 「ところで、何で『嫁ブー』なんね? 私そんなに太ってないよ」 「アホか、おまえは。『嫁ブー』ということにしとったら、日記読んでいる人は誰もが『ブー』と思うやろ?」 「うん」 「そしたら、『嫁ブーのいびきがうるさくて眠れなかった』と日記に…
何ヶ月か前のことになるが、嫁ブーから面白いことを聞いた。 嫁ブーの会社に、ネット好きの人がいて、よくブログなどを見て回っているらしい。 その人が嫁ブーに、 「最近面白いブログを見つけたんですよ」と言った。 嫁ブーが「どんなの?」と聞いてみると…
昨夜もいつもと同じく、仕事が終わったあとで嫁ブーを迎えに行った。 従業員の専用門の前に車を停め、さっそく携帯で電話をかけた。 「着いたぞ」 「すぐ行きます」 しばらくしてから、嫁ブーが出てきた。 しかし、いつもと様子が違うのだ。 嫁ブーが顔を上…
嫁ブーは今日も遅く帰ってきた。 昨日は午前2時、今日は午前1時半で、明日も遅くなるのだそうだ。 こんなに遅い時間まで何をやっているのかというと、棚卸しである。 営業時間が終わってから始めるため、こんな時間になるのだそうだ。 いくら慎重かつ正確…
昨日は講習に行けず、結局家で過ごすことになった。 元々博多に行くつもりにしていたので、他に何の予定も立てていなかった。 しかし暇である。 たとえ予定を立てていなくても、晴れていたら、買い物に行ったりプチドライブに行ったりで、さほど退屈さも感じ…
昨日検索ワードの話をしたが、今日もいつもと同じように『背中痛』が上位に来ている。 ということで、今日も謝っておく。 「せっかくお出でいただきましたが、このサイトは『痛み』のサイトではありません。『痛み』はあくまでもネタに過ぎません。実にくだ…
今、嫁ブーはテレビを見ている。 時々この部屋に音が漏れてくる。 最初は気にしてなかったのだが、物音一つたてずに見ているので、よほどおもしろいものを見ているのだろうと思い、耳を傾けてみた。 ところが、何かおかしい。 言葉が理解できないのだ。 言葉…
2,3日前のことだが、朝ぼくがパソコンでニュースを見ていると、嫁ブーが「目の下が腫れてない?」と言って部屋に入ってきた。 見てみると、なるほど目の下が腫れている。 「おう、腫れとるのう。どうしたんか?」 「心当たりがないんよ」 「食うちゃ寝、食…
とにかく最近は、すぐに時間が経ってしまう。 今日も晩飯が終わってからパソコンの前に座り、ブログのデザインを変えたりしていたのだが、2時間経っても日記の方はまったく手つかずで、気がつけばもう翌日になってしまっていた。 今0時36分だが、これか…
会社の帰り、ぼくはいつも実家に寄っている。 嫁さんの帰りがいつも遅いから、そこで時間をつぶしているのだ。 実家に行けば、晩飯のおかずを調達できるし、少なくともジュースは出るので空腹を紛らわせることが出来る。 実に重宝である。 ところで、なぜぼ…
そうこうしているうちに、嫁さんの番が来た。 「お待たせしました。お入り下さい」 そこで医師は、通り一遍の診察をした後に言った。 「レントゲンを見る限り、骨には異常はないようですね」 整形外科医は、何かあると、すぐに骨折に結びつけたがるものであ…
さすがに、30万以上の人口を抱える区の急患センターだけあって、かなりの人が来ている。 特に多いのが赤ちゃん連れだった。 待合室、診察室、レントゲン室など、至る所から赤ちゃんの泣き声がする。 次に多いのが、老人だった。 ぼくたちが座っているとこ…
嫁さんは姿勢が悪いせいか、時々変な歩き方になっている。 その影響からかどうかは知らないが、今朝、新聞を取りに行く時に足をくじいたらしい。 今日はお互い休みだったため、前々から計画していた、生鮮食品の即売に行き、近くのお寺に藤棚を見に行ったの…
「ねえ、この家、何かおるような気がせん?」 「おる? 何がおるんか? ネズミか? イタチか? ヘビか?」 「いや、そんなんじゃなくて…」 「そんなんじゃない? じゃあ、何か?」 「うん、幽霊とか…」 「幽霊? 何でこんなところにおるんか。ここはマンショ…