吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2003-03-01から1ヶ月間の記事一覧

3つの3月31日

春のある日 何となく生まれた日々と 何となく育った街が 夢の中ひとりっきり 追っかける風と共に 忘れかけた手作りの歌 声をあげ風が歌う みんなみんな寂しいんだよ あんただけじゃないんだよ 誰かが呼ぶ春の声 人でなしのか細い声 春を呼ぶ数々の日々 春を…

ひげ

「ケッ、オラウータンやないか」 実は、この三連休の間、一度もひげを剃ってないのだ。 初日は気になっていたのだが、2日目はそれほど気にならなくなり、3日目の今日はどうでもよくなっていた。 夕方、歯を磨いた。 冒頭のセリフは、その時鏡を見て発した…

三連休

実は今、三連休の真っ最中である。 ぼくの店は、二連休だと比較的簡単にとれるのだが、三連休ということになると人員ローテーションの関係から、なかなか難しいものがある。 いや、ぼくの店に限ったことではない。 販売業全体にそうではないのだろうか。 長…

峠ラーメン

今日、岡垣町にある『峠ラーメン亭』のチャンポンを食べに行った。 最後に食べたのが、昨年の春だったから、1年ぶりである。 久しぶりに食べた、峠のチャンポンは前にも増しておいしくなっていた。 こういうことも珍しい。 十数年前だったが、夜中に博多ま…

再び浮浪者

しかし、1日に2編も書くとなるとよほどのことがない限り、違った内容の日記は書けない。 で、今回も浮浪者ネタを書きますわい。 長崎屋に入ったばかりの頃のこと、えらく汚いスーツを着込んだ御仁が店にやって来た。 ぼくがそのスーツ氏を見ていると、上司…

更新、大幅に遅れる

夜、近くの居酒屋に飲みに行った。 食べずに飲んでばかりいた。 12時を過ぎ、家に帰ったところまでは覚えている。 いつの間にか眠ってしまっていた。 朝起きて、日記を更新してないことに気が付いた。 さっそく、日記を書き始めたのだが、頭が痛い,、眠た…

光のどけき春の日に

“久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ”(紀友則) 花はまだだが、まさに『光のどけき春の日』という一日だった。 風は少し冷たかったが、春の光はそれを打ち消していた。 今日は月例になっている、銀行回りの日だった。 午後から街に出て、…

改装初日

今日が改装初日となったのだが、ぼく以外は初めての作業のせいか、気が張っているし、テンションも高い。 いよいよ始まったな、という感じがする。 ところがぼくは、相変わらずのマイペースだ。 2月末からずっとこのペースで来ているので、どうも周りの雰囲…

SLと笠谷

ぼくが直方に行ったのは、1972年2月11日のことだった。 ちょうどその日、札幌オリンピックでスキー90m級ジャンプが行われていた。 その5日前に、あの「笠谷、金野、青地」が70m級ジャンプで金銀銅を独占したのだ。 90m級も、笠谷に金の期待…

自画自賛

たしか昨年末に、ホームページを変えようか、という日記を書いたことがある。 あれ以来ぼくはそのことを気にかけていた。 公約を守らないのは大した問題ではない。 しかし、指摘される前にやっておこうと思い、時間を見つけてはホームページ作りに励んでいた…

販売業も危険な職種である

販売の仕事といえば、危険のない業種だと思われている。 ところがそうではない。 表では、危険とは無縁の接客に明け暮れているようだが、一歩裏に入ると、そこは危険地帯である。 そういう場所で、ぼくたち販売員は危険を伴う作業をやっている。 重たいもの…

改装夜話

《頑張る肉屋!》 隣のスーパーに、肉の惣菜屋がある。 10年前のオープンの時から、ずっとそのスーパーに入っているテナントである。 社長は女性で、かなりのやり手だという。 多くの顧客を持ち、売り上げもかなりいいと聞いている。 さて、今回の改装で、…

唱歌(後編)

『花』 小学生の頃だった。 家に帰ると、近所の中学生の兄ちゃんが母を訪ねて来ていた。 その兄ちゃんとうちの母親との接点を探したのだが、どうも見あたらない。 何しに来たんだろうと思っていると、兄ちゃんは急に鼻歌を歌い出した。 母は「ふん、ふん」と…

唱歌(前編)

おとといの日記を読んだ知り合いから、「あの歌、そんなエピソードがあったと? わりと好きな曲だったから、ショック」と言われた。 それを聞いて、ぼくもショックだった。 しかし、歌の起源なんてそんなものだろう。 あの童謡の『しゃぼん玉』も、野口雨情…

改装中の話

処分セールが終わると、約1ヶ月間、店は休みに入る。 パートやアルバイトは、その間休めるのだが、ぼくたち社員はそういうわけにはいかない。 交代で、改装中の店に行かなければならない。 先日、店長から改装中のあらましを聞いたのだが、そこで意外な事実…

改装

いよいよ来週、ぼくの店は改装にはいる。 今は在庫商品の最終処分で大忙しの状態だ。 以前接客した人が、続々と店に現れる。 ぼくが今の店に移ってからもうすぐ5年目に突入するが、顔なじみのお客さんがけっこう多くいることに初めて気づいた。 そのお客さ…

西から風が吹いてきたら 続編

東京から戻ったぼくは、仕事を探しながらも、ふるさとを満喫していた。 やはりふるさとはいい。 それまで、力んでいた生活が一気に溶けたのだ。 妙な孤独感もなかった。 すぐに友だちに会うことも出来る。 もしかしたらあの人に会えるかもしれない、という確…

西から風が吹いてきたら(後編)

ある時、ぼくは友人AにN美のことでグチを聞いてもらった。 友人Aは言った。 「やったのか?」 「・・・あのねえ、つき合ってもないのに、何でやらんといけんの?」 「いやー、やっちゃうと大変だよ。あとが」 「だから、やってないって」 言うんじゃなか…

西から風が吹いてきたら(前編)

西から風が吹いてきたら 西から風が吹いてきたら 朝一番の汽車に乗って 懐かしいふるさとに帰るんだ 向かい風をたどってね 雨が降ったってかまわないよ 傘の一本もいらないよ だってぼくのふるさとは いつだって晴れているんだから 小さな思い出をたどっても…

ガソリン高騰

一昨日ガソリンを入れに行った。 通常1リットル85円前後のスタンドに行ったのだが、何と95円に値上がりしていた。 近くにもっと安いスタンドがあるのだが、友人に聞くと、そこも90円台に跳ね上がっているという話だ。 そういえば、今年は灯油も高かっ…

ハーモニカ

ぼくは小さい頃から、ハーモニカだけは得意だった。 物心ついた時から吹いていたから、小学生の頃にはいちおうベテランになっていた。 音楽の通信簿の点がよかったのは、もちろんハーモニカのおかげだ。 歌はいつも適当に歌っていたし、木琴やたて笛などの指…

IF NOT FOR YOU

君がいなければ、 もう少し静かな高校時代を送っていただろう。 ギターを弾きたいとは思わなかっただろう。 作曲をしたりしなかっただろう。 詩を書いたりしなかっただろう。 ミュージシャンになりたいなどという野望は持たなかっただろう。 レコードを買う…

ダラダラ

なかなか今日の日記のテーマが見つからない。 今日は休みだったのだが、いったいぼくは何をやっていたのだろう。 午前中は床屋に行った。 帰りにコンビニでキャラメルを買った。 新しいサイトを始めたのだが、エッセイの表示が気に入らないので、手直しをし…

般若心経

「ふと我に戻った時、すべてのことがどうでもいいことだということがわかった。 意味があると思われることは、実はどうでもいいことである。 それなのに、人はどうでもいいことに意味を見つけようとする。 ところが、突き詰めれば突き詰めるだけ、わけがわか…

運命が仕向けたもの

前に「ナンバープレースというパズルにハマった」と、この日記に書いたが、なぜああいうものにハマったのかという理由がようやくわかった。 昨日、店の改装のメインがぼくの売場だと書いたが、ぼくの売場が建物のちょうど真ん中に位置しているため、そこを作…

キャラメル

最近ハマっているお菓子がある。 別に特別なお菓子ではない。 キャラメルである。 それも、北海道のミルクキャラメルとか鹿児島のサツマイモキャラメルなどといった、凝ったものではない。 ごく普通の、どこにでも売っている、森永のミルクキャラメル、グリ…

出張の思い出 その5

その夜、食事が終わってから、大阪を案内してもらった。 大阪の地理がまったくわからないので、どこを歩いているのかわからない。 しばらく行くと、そこに有名な風景があった。 グリコのネオン。 テレビや映画で見たことはあるが、実際に見るのは初めてだっ…

出張の思い出 その4

その会社に入社して10年近くがたっていた。 その当時、ぼくはCDやLDなどのソフトの担当をやっていたのだが、その関係で、毎月一回、広島に日帰りで出張に行っていた。 ソフト担当者の会議である。 会議といっても数字の詰めなどといったハードなもので…

出張の思い出 その3

翌朝7時半に旅館を出、平和記念公園の中を足早に歩きながら仕事場に向かった。 会議の始まる10分に店に着いた。 もう、他の人は揃っていた。 ぼくが来たのを確認してから、主任は言った。 「じゃあ、行こうか」 (『行こう』?、ここで会議するんじゃない…

出張の思い出 その2

広島に着いたのは、昼前だった。 とにかく初めての土地なので、右も左もわからない。 「八丁堀の次に紙屋町という電停があるから、そこで降りたらいい。そごうがあってその横に広島球場があるからすぐにわかるよ」 上司から言われたとおりに、駅から路面電車…