吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

管理組合からのお知らせ

ぼくの住むマンションの入口や エレベーターにある掲示板には 管理組合からのお知らせが、 回覧板代わりに何枚も何枚も貼っている。 そこにはエレベーターの点検や、 マンション廊下のワックスがけなどの 実施予定日時が書かれていて、 その都度都度に貼り替…

事故を見た

初めて交通事故を見たのは三十年以上前になる。 道路に飛び出してきた女の人を乗用車がはねたのだ。 女の人はまるで柔道一直線の二段投げのように、 軽々と宙を飛んでいった。 その人がどうなったのかはわからないが、 その光景だけがぼくの心に焼き付いて、…

じゅげむじゅげむ…

小学三年生の頃、 ひょんなことからじゅげむを覚えた。 当時はその程度の文字数なら 何の苦もなく覚えられたのだ。 徐々にきつくなったのは中高生の頃で、 歴史の年号や数学の公式などに いつも手こずっていたものだ。 社会に出てからさらに酷くなった。 深…

情報収集

薄型テレビを買おうと思っているので、 薄型テレビの情報収集に忙しい。 ブルーレイも買おうと思っているので、 ブルーレイの情報収集に忙しい。 ついでに車も欲しいので、 ついでに車の情報収集に忙しい。 そのためにお金を稼がなくてはならないので、 その…

夕方のにおい

ぼくが社会に出る頃まで、 石炭で風呂を沸かしていた。 釜の中に石炭を敷き、 その上に紙や材木を置き、 新聞紙やチラシを丸めて火をつける。 そして石炭に火がつくまで、 紙や木を足していくのだ。 石炭に火がつけば、 あとは火が消えないように、 何十分か…

不思議な山

この辺りの学校の校歌に必ず名前が出てくるので、 この地域の人なら誰でも知っているのだけれど、 半数以上の人がその場所を正しく答えられない、 不思議な山がある。 ぼくも場所を正しく知らない一人だったわけで、 高校の校歌の中に、 その山を背に置いて…

ゴールデンウィーク

ゴールデンウィークとは無縁な仕事に就いているもんで、 今年の休みがどうなっているのか知らなかった。 なるほど暦通りであれば4月は29日、 5月は2日から6日までが休みなのか。 メーデーなんていうのもあるから、 それを含めると5月は、 1日から六…

球場の魔術師たち

小学生の頃、 野球を見に行くと、 決まってコーラを注文していた。 特にコーラが好きだったのではない。 アルバイトの兄ちゃんの コーラの注ぎ方がかっこよく、 それが見たかったからだ。 片手で栓を抜いて、 素早く紙コップをかぶせて、 そのままビンを逆さ…

寝不足

夜、 嫁さんと居間でテレビを見ていると、 ぼくはそのまま寝てしまう。 目が覚めると嫁さんはいない。 さっさと一人で布団に入って、 大きないびきをかいている。 それを見てぼくも電気を消して、 布団に潜ろうとするのだが、 何となく夜がもったいない。 そ…

負けん気

小学生の頃までは人と競争することなんて、 まったく興味がなかった。 ただただその日が面白ければ、 それでよかった。 かけっこで負けたって、 ヒットが打てなくたって、 悔しいなどとは少しも思わず、 それをどう笑い話に持って行こうか… なんて考えている…

井上陽水風料理

夢の中で知らない人が、 しきりに「井上陽水風料理、 井上陽水風料理」と叫んでいた。 それを聞いてぼくは「うんうん」と、 納得して、理解して、 深くうなずいていた。 ところが目が覚めてみると、 井上陽水風料理の 意味がさっぱりわからない。 いったい何…

記憶

生まれた時から今この時まで、 脳は一つ一つのことを 鮮明に記憶しているという。 普段忘れていることでも、 何かの拍子に思い出したり、 催眠術で記憶を蘇らせたりできるわけだから、 その意見は正しいのだと思う。 だけど最近、 ぼくはその、ほぼ常識的な…

香水のかほり

元来うどんが大好きで、 昼食は必ずと言っていいほど うどん屋に入っている。 他の料理を注文しようと思っても、 あのにおいがするともうだめで、 つい口がうどんと言ってしまうのだ。 さて、そのうどんを食べている最中、 どこからともなく場に合わない 妙…

思考

ああ、ここはそうじゃない、 ああ、そこはこうじゃない、 そんなことばかり口走っては、 朝から晩まで同じ思考を繰り返している。 元々答なんかないんだし、 ない答はいくら探したって出てこない。 いろんな流れが行き着いた、 今の姿こそが実は答なんだ。 …

藤の花

昔、友人が野糞をたれた山裾に、 野生の藤が咲いている。 毎年見ている山なのに、 藤を見るのは初めてだ。 いや、もしかしたら、 見ていたのかもしれないな。 藤棚の下だけに咲く花と、 勝手に思い込んでいたせいで、 気づかなかっただけなんだろう。 しかし…

気分のすぐれない日

いつもプラス思考でいよう、ネガティブな考えはやめようと思って日々を過ごしているが、気分のすぐれない日というのは嫌でもやってくるものだ。 そんな日に限って天気は悪いし、腰が痛くなるし、贔屓のチームは負けるし、だ。 おそらく今日はそんな一日なん…

余計な心配

北九州八幡にある吉祥寺というお寺の境内である。 藤寺として有名なお寺で、毎年4月末になると「藤まつり」が行われている。 ま、お寺の紹介はともかくとして、藤の花がもうこんなに咲いていたのだが、2週間後に行われる藤まつりまでこれらの花は持つのだ…

朝から晩まで風ばかり

朝から晩まで風ばかり、 たまに雨も降ってきて、 なんかちょっと肌寒い。 他にすることがないんだから、 ついつい外に出たくなるような、 春の陽気を味わえるような、 すてきな夢が見られるような、 そんな一日がほしかった。 朝から晩まで風ばかり、 たまに…

頭の痛い季節

頭の痛い季節がやってきた。 いや別に、 生活や仕事の上で問題が多い季節、 という意味ではない。 文字通り頭が痛くなるのだ。 原因はエアコンの風で、 この時期、 乗り物の中やビルの中など、 自宅と室外以外の生活環境には、 すでにエアコンの風が用意され…

再開のわけ

7年以上ブログをやってきて、とりあえず約束通り日記を書くのをやめたわけだが、それから2年して「仕事ばかりの人生はつまらん」という結論に達し、新しいブログでも始めようと思い立った。 しかし新たにサーバーを借りると、設定なんかが面倒だ。 そこで…

冬来たらば春遠からじ

ここ最近、 一日が妙に輝いて、 朝から晩までまぶしいくらいなんだ。 そんな毎日を過ごしているので、 いいことが起きそうな予感してならない。 しかもそれは日増しに強くなっている。 世の中不景気だというのになぜなんだろう。 おそらくは今がどん底なんだ…

不況です

「不況です、不況です。 百年に一度の不況です」 テレビなんかが騒ぎまくって、 マイナス思考をばらまいている。 おかげで世の中は不況色に染まり、 それなら不況に参加してやろうと、 浪費癖のあるぼくなんかも、 ついつい節約などをしてしまう。 ところが…

自画像

人様のブログを見ていたら、ここと同様、自画像=ネコが実に多い。 これは何とかしなければ。 もう一度しろげしんた時代の自画像を持ってくるかな。 でも、あれは自分で描いたものではないからいただけない。 携帯にストックしている写真から探してみよう。

ニックネーム

かつて出世欲に駆られて、 ゴマスリとか根回しとかに明け暮れた男が、 この春出世街道を外れて戻ってきた。 本社管轄のいい部署を渡り歩いてきたせいで、 若い者は彼のことをまったく知らない。 そのため彼とどう接していいのかがわからない。 彼を知るごく…

山桜

黄砂で霞んだ山肌の 所々に見える白い模様、 あれはきっと桜だな。 いかにも春らしい風景で、 見ているものの心も和む。 思い起こせば幼い頃、 よく顔にハタケとかいう 白い斑点が出来ていた。 別に痛いとか痒いとか、 そんなことはなかったけど、 母から薬…

偉大な足跡

初めて君原健二さんを見たのは、 41年前のメキシコ五輪の時で、 テレビの中で走っていた。 銀メダルに輝いた君原さんは、 テレビの中の英雄で、 長嶋や王と同じ印象だった。 次に見たのは五輪から6年後で、 走って通勤している姿だった。 ダッシュで追い…

桜が咲けば

桜が咲けば、人が舞う 人が舞えば、風が吹く 風が吹けば、花が散る 花が散れば、夢が去る 夢が去れば、雨が降る

流れ

好きな言葉の一つに「流れ」がある。 昔ある問題を抱えていたことがあって、 何をやってもなかなか解決しようとしない。 そういう時に読んだ本が 老子であったり禅書であったりしたのだが、 こうなりゃどうにでもなれという気持ちで、 そこに書いてあった「…

ツバメ

1、 今年になって初めてツバメを見た。 信号待ちしていた時、 突然目の前を横切って行ったのだ。 昨年よりちょっと早いお目見えだ。 そろそろカエルの鳴き出す頃だし、 いよいよ一年中で一番好きな、 『おぼろ月夜』の季節がやってくる。 そして初夏に到る…

早帰り

今日は仕事を三十分早く終え、 急いで家に帰ってきたのだが、 野暮用で時間を費やしてしまい、 結局風呂に入る時間はいつもと同じで、 まったく新鮮味のない夜を迎えている。 しかし考えてみれば、 たかだか三十分早く帰ったくらいで、 どんなすばらしい世界…