吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

二時間目

チャイムが鳴る。 少し年配の痩せぎすな 英語教師が入ってくる。 ざわめいた教室が 瞬時に静かになる 「あー、どっから?」 教室に彼のせっかちで 野太い声が響き渡る。 「えっ、どっからだ?」 その日の授業の箇所を 彼は生徒に尋ねているのだ。 教室に薄い…

真空の感度

長年作詞や作曲といった 歌作りをやってきたからなのか ここに投稿しているような 一種創作的な文章を書く時には 考えることをしないことが多い。 考えることをしないで、ただただ 文章が落ちてくるのを長い時間 待っているだけなのだ。 実は寝不足の原因も…

文明と街おこし

1,文明 「どこ」という「ここ」ではなく 「いつ」という「今」ではない。 ただ生活していく上で都合がよい という、場当たり的な理由から 「ここ」を地名でくくったり 「今」に時間を埋めたりして この世を面倒くさくしていった。 そこから「文明」などと…

HELP

今日は行く場所行く場所で ビートルズのHELPを聴いた。 学生の頃から何度も、 何度も、何度も、何度も、 何度も、聴いた曲なので ついつい口ずさんでしまう。 ところでビートルズの歌詞のことだが ぼくは訳を読んだことはあるものの 学校英語が苦手だっ…

寝不足の循環

仕事のある日はものすごく眠たいのに 休みの日はなかなか寝ようとしない。 今日などは寒かったし 特にすることもなかったので 大人しく寝ていればよさそうなものだが ぼくの中の人がそれをさせようとしない。 きっと休みという時間が もったいなく感じている…

このブログは

このブログは― 過去を切り抜き 現在を切り抜き 未来を切り抜き 自分を切り抜き 人生を切り抜き ゆめを切り抜き 事件を切り抜き 希望を切り抜き 絶望を切り抜き 健康症候群を切り抜き 病気自慢を切り抜き 気の弱さを切り抜き 気の強さを切り抜き 取り越し苦労…

社会に出た日

初めて社会に出た日のことだった。 先輩社員が取引先に電話をかけていた。 ところが、取引先が出なかったらしく 受話器を置いた。と同時に彼は大きな声で 「電話に出んわ」と言った。 すると周囲は堰を切ったように 笑い出した。 『えっ、何でみんな笑うんだ…

猫の・・・

以前猫の交尾を見たことがある。 近くの本屋まで歩いている時のこと ある民家の庭に何かを感じた。 その感じのするほうに目をやると そこで猫がやってやられてやっていた。 最初猫は気づかなかったようで 必死にやってやられてやっていたが こちらの気配を感…

輪廻

工事中の道で初めて君を見た。 大勢の人の中で歩いていたが やけに君だけが輝いて見えたものだ。 以来君はぼくの中でずっと輝いていて それゆえにぼくは君に深く 恋心を抱いたのだと思う。 身近にいた頃はもちろんのこと 遠くにあっても年月を重ねても やは…

霊感商法

健康診断のアンケートに 「どこか痛い所はありますか?」 などという問があると 別段痛くはないけれど、とりあえず 『肩』や『関節』などに 丸をつけることにしている。 どこにも丸をつけなかったりすると 逆に勘ぐられるかもしれないからだ。 では、何で『…

現実を切り取ると

閉じたまぶたの外に光りを感じる、右側。 パソコンの音が鼻に伝わる、中央。 往き来する車の音が耳に飛び込む、左側。 首の痛みと共にある、後ろ側。 今ある現実を切り取ったら ぼくを中心とした状況はこんな感じになる。 あと、少し寒いというのがあるな。 …

住人

幼い頃は手塚さんが描くような 都会的エリートのにおいがしてくるような マンガが好きだったのだが、 『おそ松くん』を読んでからは 当時の貧乏のにおいがしてくるような 生活に密着したマンガが好きになり、 『ゲゲゲの鬼太郎』を読んでからは 生い茂った草…

温泉男

そう思うから、そうなったのか。 そうなるから、そう思ったのか。 そのへんはよくわからないが 最近、いいことも悪いことも含め 思っていることが現実になる。 いいことはともかく 悪いことが現実になると困るから 悪いことを考えまいとしているのだが 悪い…

秋を掘る

1,街にて('76年) 街路を一人の男が歩いている まるで人生なんか疲れた顔をして ただ、とぼとぼと歩いている 誰かが声をかけると 憂鬱そうに振り返り ただ、ふふと陰気な笑みを 浮かべるのみである 「さあ、お行きなさい人よ」 さもすると泣き出しそうな…

大丈夫!

焦らない、焦らない、焦らない。 気持ちが先走りそうになった時は すかさず「大丈夫!」と言い聞かせる。 そのうち大丈夫になってくる。 悩まない、悩まない、悩まない。 悩み虫が出そうになった時は すかさず「大丈夫!」と切り返す。 そのうち大丈夫がやっ…

いらんこと

何を書いたっていいんだ。 いらんこと験を担いだりするから 悩まなくてはならないし 筆も進まないんだ。 実は何年か前のプレイオフ(当時)に ホークスのことを書いたことがあるのだが その時日本シリーズ進出を逃してしまったのだ。 それ以来ぼくは験を担い…

気分転換

「毎日毎日よく書くことがありますね」 と言われることがある。昔みたいに 無理矢理テーマの長文を書いているのではなく 思いつくままの短文を書いているので 書くのにそんなに苦労はないのだが それでも七転八倒することだってある。 そういう時、以前は 『…

手相

1,手相 しばらく自分の手相を見てなかったのだが 久しぶりに見てみると、頭脳線と運命線が 今まさに繋がろうとしているではないか。 頭脳線の先がえらく伸びているのに 気づいたのは昨年だったが、おそらく 今回の運命線との結合は その一連のことなのだろ…

災難は続いた(後)

温かい気持ちで下宿に帰ったぼくは さっそくヤカンに水を入れて すすけたガスコンロに火を付けた。そして お湯が沸くまでの間、バイト先でもらった マイルドセブンを三本ほど吸った。 しばらくしてお湯が沸き、カップに注いだ。 三分間後ふたを開け、箸を手…

災難は続いた(前)

三十年とちょっと前に住んでいたのが 高田馬場で、建て付けの悪い下宿屋で 面白くない生活を送っていた。 そこに住んで二年目の ちょうどこの時期のことだった。 赤い発疹騒ぎが一段落したある日。 ぼくは金銭的な理由から その前日と前々日の食事を抜いてい…

赤い発疹

三十年とちょっと前に住んでいたのが 高田馬場で、建て付けの悪い下宿屋で 面白くない生活を送っていた。 そこに住んで二年目の ちょうどこの時期のことだった。 バイト先で着替えをしていると友人が 「背中どうしたんだい」と聞いてきた。 「どうかなってる…

日の丸の小旗

46年前の今日、東京五輪が開幕したが その少し前、ぼくの所属する小学校で 運動会が行われた。当時一年だった ぼくにとっては初めての小学校運動会だ、 わりと足は速い方だったので 走ることには問題はなかったのだが 出場した演目の一つに、ぼくたち一年…

ぶどうのジュースにはまっている

ぶどうのジュースにはまっている。 特にブランドは決めてない。 ラベルに『ぶどう』と書いてあれば それが果実入りであっても 炭酸系であってもかまわない。 とにかく毎日最低一本は 『ぶどう』を飲んでいる。 そのせいだろうか最近は 車のドアを開けると微…

無題二編

1, もし今日それをやらなかったとしても 明日の人生は何ら変わるものではない。 しかし今日それをやったとしたら 一年後の人生は大きく変わっているだろう。 ということで今日、それをやってみた。 もちろん明日の人生に何ら変化はないだろう。 しかし一年…

ぼくのアイドル

キャンディーズと同じ時期に ピンクレディというのが存在したが ぼくはそちらの方は好きではなかった。 その二つのアイドルグループは 当時から色々比較されていた。だけど 「比較するなよ」とぼくは言いたかった。 最初はともかくも ピンクレディがデビュー…

涙腺が緩くなっている

いかん、いかん、いかんなあ 最近、涙腺が緩くなっている。 先々週は『ゲゲゲの女房』の最終回に涙し 先週はホークスのパ・リーグ制覇に涙し 今週は今週で、何年か前に録画した キャンディーズのDVDを見つけ 以来それを見て涙している。 実際のところそれ…

こんにちはー

「こんにちはー」 威勢よく親戚の家の玄関を開けると 真っ先に出てくるのはいつも猫だ。 小さな子供のいる家に行くと 真っ先に出てくるのがその子供 というのと同じだ。 結局、年を取っても猫の知能程度は 人間の幼児と同じくらいなのだろう。 しかし猫が出…

金運上々

家に帰ると、いつもいつも 銀行のサイトを眺めている。 社会に出てからずっとメインで使っている 地元の地銀から、メインという称号を外し 他行にその座を譲ろうと思っている。 ここまで金銭的にあまり いい目を見てこなかったが その原因の一つとして、銀行…

問題は枕だ

「何を今さら」と思われるかもしれないが ぼくにとっては大発見だったので記しておく。 他でもない、イビキのことだ。よく イビキをかいている演技をする時は 息を吸い込んで鼻を鳴らすものだが 実際のイビキは、息を吸い込む時ではなく 息を吐き出す時にか…

やめといてよかった

今日からタバコ代が値上げか。 やめといてよかった。 最後に吸っていたタバコは マイルドセブン・スーパライトBOXだったから 新価格は410円になる。こちらにある ファミレス「Joyfull」のランチが 399円だから、それより高くなるわけだ。 仮に一日の予…