2004-01-01から1年間の記事一覧
2004年最後の日記である。 つらつらと今年書いた日記を読み直してみたのだが、これと言って特徴のない一年だったといえる。 まあ、特徴のあった年というのは、人生の節目になった年とか、大打撃を受けた年くらいしかない。 大打撃を受けた年というのは、…
中国展でのアルバイトが終わり、ぼくはボンヤリとした生活を送っていた。 1ヶ月半のバイト期間中、一日も休まず働いた疲れが出たのだ。 アルバイトの二日酔い状態と言ったらいいだろうか。 しばらくぼくは、何もやる気が起こらなかったのだ。 その中国展で…
例のごとく、今日の日記は『上京前夜(2)』となるはずだった。 が、ちょっとおもしろいニュースが入ってきたので、今日はそちらのほうを書くことにする。 “「ごみに火を付け逮捕」 27日午後11時20分ごろ、戸畑区夜宮3のごみ集積所から出火し、男が…
「ああ、ぼくの青春は恋と歌の旅、果てることなく…♪」 吉田拓郎の『準ちゃんが吉田拓郎に与えた偉大なる影響』という、長ったらしいタイトルの歌の一節である。 高校時代、拓郎に憧れていたぼくは、当然のように、この歌詞と同じ道を歩むことになる。 とにか…
最近、また算数の勉強をやっている。 新たに、『大人のための~』といった算数の問題集を買い込んだのだ。 最近日記の更新が遅れるのは、これに時間を費やしているからでもある。 初めて算数に取り組んだのは、もう数年前のことになる。 その頃はまだ『大人…
最近エッセイの編集をしているのだが、その最中にあることを思い出した。 それは、かつてぼくのエッセイを読んだ人から、よく言われていたことで、「『長い浪人時代』の続きは書かんとか?」である。 その頃は、ぼくも、「今、構想中だから、もう少し待って…
前にも書いたが、来年は正月早々のんびり出来ない。 それは、嫁ブーが元日から仕事で、そのために朝早く起きて、嫁ブーを会社まで送っていかなければならないからだ。 元日だけはゆっくり寝られると思って楽しみにしていたのに、そのためにそれがぶちこわし…
『福岡ソフトバンクホークス』、長い名前である。 まあ、『東北楽天ゴールデンイーグルス』よりは2文字少ないが。 しかし50種類も候補が上がっていたのに、「結局これか…」である。 「われらーの、われらのー、ソフトバンクホークス~♪」 どうも歌いにく…
ぼくたちの世代以上の方は、この時期に天皇誕生日といわれても、ピンとこないのではないだろうか。 歳時記としての天皇誕生日と言えば、ぼくたちの中では、やはり4月29日なのである。 今、その日は「みどりの日」という祝日になっているが、何気ない会話…
久しぶりの、カテゴリー『空の日記』です。
今、嫁ブーはテレビを見ている。 時々この部屋に音が漏れてくる。 最初は気にしてなかったのだが、物音一つたてずに見ているので、よほどおもしろいものを見ているのだろうと思い、耳を傾けてみた。 ところが、何かおかしい。 言葉が理解できないのだ。 言葉…
今年の12月は歯医者月である。 先月末から行きだした歯医者だが、休みの日にしか行けないため、年内に終わりそうもない。 まあ、虫歯だらけだから、毎日通ったとしても、年内には終わらないだろうが。 その歯医者に行きだしてから、ぼくの生活に微妙な変化…
その後、また日記的停滞が始まる。 その時期はいよいよ最悪で、3ページで終わっているノートもある。 そのほかのノートも似たり寄ったりで、多くて10ページといったところだ。 これには事情がある。 その頃ぼくは昇進したのだが、その分仕事がハードにな…
ぼくが初めて自主的に日記をつけたのは、高校1年の時だった。 まあ、日記と言っても、その頃はオリジナル曲作りにや詩作に目覚めていた関係で、歌詞の書きだめといった様相のものだったが。 毎日必ず一つ作詞や詩作をしようと決めていたため、自ずと日記の…
昼食時、30年前のことを考えていた。 今から30年前といえば、1974年である。 ぼくは高校2年生だった。 高校2年といえば、高校生活が一番充実していた時期で、高校生活最大のイベントである修学旅行もその年に行った。 だが、今日は別にそんなこと…
昨日の日記を書き終えたあと、午前7時前に床に入り、そこで2時間睡眠をとり、9時に嫁ブーを送って行った。 そのあとは、昨日の日記に書いたとおり、歯医者、銀行に行った。 すべてを終えて家に戻ってきたのは、正午少し前だった。 目が覚めてすぐに出かけ…
大奥を見ながら眠ってしまった。 目が覚めると、もう午前2時前である。 今から日記を書かなければならない。 が、ネタがない。 ということは、今から行き当たりばったりで文章と格闘することになるから、更新はおそらく翌朝の午前5時前後になるものと思わ…
歯を抜いた日に、ぼくは忘年会に行った。 この時ばかりは、さすがのぼくもビール一杯しか飲まなかった。 別に抜歯後に飲むのはよくない、と思ったわけではない。 ビールに血の混じった味がおいしくなかったからである。 ビールだけではない。 あの日はけっこ…
2,3日前のことだが、朝ぼくがパソコンでニュースを見ていると、嫁ブーが「目の下が腫れてない?」と言って部屋に入ってきた。 見てみると、なるほど目の下が腫れている。 「おう、腫れとるのう。どうしたんか?」 「心当たりがないんよ」 「食うちゃ寝、食…
ぼくが左遷に遭っている頃に、その噂は流れた。 ぼくはそのことを確認したかったのだが、外を回っていたために、なかなか内部の人間とコンタクトをとることが出来ず、その実情を知ることが出来ないでいた。 ある時のことだった。 ぼくが店の近くの喫茶店で昼…
さて、外販活動が開始になってから、ぼくたちは朝礼後に、いつも店から少し離れた場所にある喫茶店に集合した。 そこでモーニングを食べてから、行き先のある人は出かけ、ない人はそのままその喫茶店でマンガを読んでいた。 そういうある日のこと。 外部の人…
【例の『左遷』について】 先月から今月にかけて、『左遷』という日記を付けていたが、それを読んで「フィクションでしょ?」と言ってくる人がいた。 が、それは紛れもない事実で、昭和62年4月~63年3月にかけてぼくが実際に体験したことである。 そこ…
小学生の頃に、学校の図書館で太平洋戦争関連の本を読んだことがある。 その中に一冊、毛色の変った本が入っていた。 本のタイトルは確か『太平洋戦争前夜』だったと思うが、定かではない。 戦前、日本に住んでいた朝鮮人の女の子の物語だった。 “主人公が小…
さて、その夜。 帰りぎわに映像の主任が、「しんた、まだ痛むか?」と聞いてきた。 ぼくが「痛いに決まっとうやん」と答えると、主任は「じゃあ送ってやる」と言った。 その当時ぼくはJR通勤をしていたのだが、その日は歯の痛みから駅まで歩く気が起きなか…
その歯医者は昔ながらの木造作りで、入口はこれも時代物の引戸であった。 ガラガラと音を立てて、ぼくは歯医者に入った。 受付嬢は、これも時代に見合わず、おばさんだった。 「おはようございます。初めてですか?」 「はい」 「どうされましたか?」 「親…
歯を抜いてから3日たった。 抜いたあとしばらく続いていた歯茎の腫れも、何とか治まっていっているように感じる。 痛みはというと、抜いている時からさほど痛くはなかったが、今もその状態が続いている。 とはいうものの、まだ気持ち悪いのは確かだ。 抜い…
タクシーは、信号待ちで、そのパトカーの横で停まった。 車が停まると同時に、運転手はほくのほうを振り返った。 「見ましたか?」 「え?」 「死んでましたねえ」 「ええっ!?」 「外に人が倒れてたでしょう?あれは確実ですよ。その横にあった車、へしゃ…
珍しく日記をその日のうちに、しかも早々と更新したのにはわけがある。 血の出ている状況を、その歯を抜いた時の感触や血の温もりを、体で覚えているうちに伝えたかったからだ。 さて、その日記を書いたあとはどうしていたのかというと、結局血が止まらずに…
今日から本格的な歯の治療が始まった。 というより、抜かれた。 それも親知らずではなく、その手前の歯を。 ぼくはてっきり親知らずのほうが悪いと思っていた。 20年以上も穴が空いていたのに、治療もせずに放っておいたからだ。 ところが、悪いのは手前の…
さらに、中に入ってみてびっくりした。 それまで行ったどの歯医者も、押し扉を開けると、まずあの歯医者独特の強烈なにおいが出迎えてくれたのだが、その歯医者にはそれがなかったのだ。 ぼくが歯医者を拒絶する要因のひとつに、あのにおいというものが確実…