2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧
六月はこの日記に二日間の 穴を作ってしまった。 一日は風邪がきつかった。 一日は暑さで参っていた。 以前なら無理してでも この穴を埋めていたのだが 今は「ま、いいか」という 気持ちになっている。 これは進化なんだろうか。 それとも退化なんだろうか。…
子どもの頃 茶の間に掛けてある 柱時計が止まると いつもぼくは 思っていたものだった。 その中で働いている 小人たちが疲れて 時を止めているんだ、と。 ついこの間のこと リビングに掛けてある 掛け時計が止まった。 その時ぼくは 思ったものだった。 子ど…
昨年の今頃は 『ゲゲゲの女房』を見て 涙していた。 一生懸命に生きてきたゲゲゲ一家に 感動したからだ。 とにかく「ゲゲゲ、ゲゲゲ」で 涙の毎日を送っていた。 今年の今頃は 『マルモのおきて』を見て 涙している。 一生懸命に生きているマルモ一家に 感動…
エアコンを入れない我が家の夜は 暑さで実に寝苦しい。 だけどエアコンを入れてしまうと 確実に体調が悪くなるので エアコンを入れる気はさらさらない。 さて、寝苦しいために かなり朝早く目が覚めてしまう。 そのきっかけはいつも 家の前で鳴いている早起…
さみだれさんが どこかに行ってから ぼくの湿度は高くなり、 気がつけば体は 結露しているのです。 この結露を取り除こうと エアコンをかけてみるのですが、 あまり使ってないせいで 冷気が抜けてしまっていて 生ぬるい風が出るのです。 おかげでさらに ぼく…
知り合いに 学生時代えらく成績が良く 有名大学に進学した男がいる。 この間ショッピングセンターで 見かけ声をかけた。 何十年だろうか、こちらとしては 久しぶりに会ったので 思い出話に花を咲かせたかった。 ところがだ。彼はぼくと会ったことよりも その…
パソコンや携帯電話を見ていると 目がかすんだり、物が二重に見えたりする。 治療した方がいいんじゃないかとか、 パソコンなんか見ない方がいいんじゃないかとか、 以前は真剣に悩んでいたものだ。 とはいえ病院に行ったり、パソコンをやめたり そういった…
西日が映す アンテナの長い影 まもなくアナログが 映らなくなるという 地デジが始まると 何が変わるのか 未来が変わるのか 世界が変わるのか 昨日は映るのか 明日は映るのか 夢の続きは映るのか 希望は映るのか 匂いは映るのか 手触りは映るのか 気配は映る…
あの女こっちを見てるじゃないか。 もしかしたら気があるんだろうか。 新たな恋が芽生えたりして。 だって気持ちは17歳なんだから。 50メートル6秒台だって? ちょっと本気を出せば そのくらいの記録は出せるよ だって気持ちは17歳なんだから。 駅ま…
そのトーストの その斑点はこげているのか? いやいや、このトーストの この斑点はかびてるのだ。 それならそこを切り捨てて、 かびてないところを食べればいい。 いやいや、それはだめなんだよ。 これは全部捨てるに限るんだ。 それはそれは、 ケチで鳴らし…
国鉄からJRに変わる頃の話だ。 ぼくの会社に国鉄職員が 出向で来ていたことがある。 ある日のこと、テレビで 国労や動労といった国鉄の組合員が 再就職の件で国ともめているという ニュースが流れていた。 ぼくが「国鉄の人も大変やね」と言うと 彼は「い…
かつて日教組出身のおっさんと組んで 派遣の仕事をしたことがある。 何の教科の先生だったかは知らないが そのおっさんの言うことは いちいち理が通って立派だった。 ところがである。立派なのは口だけで おっさんは仕事をしない人間だったのだ。 やたら休憩…
思い出すのは 風が吹くから 楽しい風なんて 滅多に吹かないけど 思い出すのは ここに風が吹くから 優しくなれるのは 君がいるから 愛とか恋とか 長くは続かないけど 優しくなれるのは ここに君がいるから 希望を持てるのは 夢があるから 現実の前にいつも 打…
朝から雨が強く降っている。 昼からはさらに強く降るらしい。 今日は遠出だ。 この地域は南に行くほど 雨脚が強くなる。 今日はその南行きだ。 尋常じゃない雨の降り方に 心悩まされることが あるかもしれない。 だけどこういう日は 却って良いことがあるも…
ヘリコプターの音がすると 何かあったんじゃないかと 空を見上げてしまうのです。 ヘリコプターの姿を見つけると 映画で見たような大事件が 頭の中に浮かんでくるのです。 ヘリコプターの行方を見ながら ところでこいつは大丈夫なのかと 操縦士の心配をして…
風邪が長引いてましてね。 鼻の横というか 上あごの上あたりに 菌が回ったようで はい、非常にきつい 日々を送っております。 抗生物質は服用しているものの これが効いているのかどうかも わかりませんのです。 いちおう医者からもらったものだから 効いて…
先生、先生、 いるのなら 出てきて下さい。 先生、先生、 いるのなら 出てきて下さい。 そうなんです、 悪いのはいつも あいつらだったんですよ。 そうなんです、 先生は先生は 何も悪くないんです。 馬鹿な私たちはようやく そのことがわかりました。 だか…
例えば風邪を引いて 微熱が出たりすると 自分の中に常時とは違う 感覚が芽生えてくる。 『他人感』 とでもいうのだろうか 何となくこの体が 自分のものではなく 他人のもののような 気がしてくるのだ。 「これは違う」 「こんなの自分ではない」 他人感にお…
現世という舞台では いつも本音が 垣間見えている。 どんなにうまく 隠したつもりでも 何かの折りに こぼれてしまう。 いつもどこかで 見えてしまう。 風が吹けば、ほら、 その姿は全開だ。
一昨日からの のどの痛みは治まらず、結局 病院に行く羽目になりました。 ま、軽い症状だったので 問診は五分くらいで終わり 薬もすぐにもらい 家を出てから帰ってくるまで 三十分くらいのものでした。 一番時間がかかったのは 体温を計った時だったか。 と…
昔の空は煤煙に覆われて 街はいつもすすけていた。 変なにおいが立ちこめ 洗濯物は外に干せなくて 人々は公害病に冒されて 工場団地の小学校は閉鎖され 日本中に臭い街だと紹介され 世界中に汚い街だと紹介され 今の空は黄砂に覆われて 彼国の煤まで付いてき…
二三日前から少し熱気味で のども少し痛かった。 いちおう風邪の症状なので すでに夏風邪になるのだろう。 夏風邪は長引くことが多いので 用心のために深酒を避け ビタミンCをたっぷり取り 充分に睡眠をとりった。 そのおかげで熱も引き ほとんど平熱になっ…
早朝からずっと 黒いカラスが闊歩して 車の進行を邪魔している。 山にいるとばかり思っていたら 最近は映画館にも巣くっている。 団地の屋上にも棲んでいて 給水塔の中でもがいて死んでいた。 どこもかしこもカラスだらけだ。 夜にでもなりゃあんた 街はカラ…
月曜の朝は 豆腐屋のにおい 火曜の夜は 焼肉屋のにおい 水曜の昼は 給食室のにおい 木曜の朝は メザシを焼くにおい 金曜の夜は カレーを作るにおい 土曜の昼は ラーメン屋のにおい 日曜の夕方は すし酢のにおい 夏休みの朝は 麦茶を沸かすにおい 冬休みの夜…
空が晴れたら暑い日なのです。 それだけ日差しが強いのです。 クーラーの風がダメなので カーエアコンを入れずに 運転中はいつも 自然の風に頼っています。 上半身は自然の風に 冷まされているのだけれど 風の当たらないズボンの下が 冷めなくて困ってしまい…
中学一年の時、技術の時間に 隣の席の生徒とおしゃべりたという理由で 往復ビンタ二十発くらい食らったことがある。 ま、こちらに非があるわけだから ビンタされたことに文句はないのだが 何か腑に落ちなかった。 そもそもビンタされた場所が場所だ。 生徒を…
高校二年の冬だった。 何の選挙だったかは忘れたが その選挙の何日か前に 担任の先生に呼ばれ 「社会党に入れるように 親御さんに言ってくれ」 と頼まれたことがあった。 高校二年時の担任は、 いろいろないきさつがあり 確実にぼくのことを嫌っていた。 『…
以前、君が代や日の丸を 否定する教育者のニュースを見ては 「変な思想にかぶれた馬鹿者」 と思っていた。だけど 最近はそうは思わなくなった。 「単に仕事をしない怠け者」 と思うようになったのだ。 民間企業だと、その人の 思想や主義に関係なく 会社の方…