2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧
「早く決めろ、寝られんやんか」 と思いながらサッカーを見ていた。が 試合は最後の最後まで行ってしまった。 延長終了直後に嫁さんが寝床から 「どうなった?」と聞いてきたので 「あとは運任せだ」と答えておいた。 結局その運に見放されたんかな? いや、…
…そうそう、出世といえばこの間 昔の友だちに会ったんだけどね そいつ何かにつけて 今の自分の地位だとか 年収だとかを自慢するんだよ。 最初は聞き流していたんだけど 最後には「お前もうちに来れば よかったのに。そうしたらそんなに 頭が白くなってなかっ…
19世紀生まれの人というのは 現在何人くらいいるのだろう。 19世紀とはいうものの 中頃に生まれた人は皆無に近く 残っているのは 19世紀もいよいよ終わりに近づいた頃に 生まれた人だと思う。人はけっこう 自分の育った時代を中心に考えるから 平成に…
繋がりぱなしの風に吹かれて 幾時間もバスを待つ 立ちっぱなしの雨に打たれて 飽きもせずにバスを待つ バス待つ時間を重ねては はみだす小さなうなじから 少しずつ焦りが広がって そのうち焦りは諦めになる 繋がりぱなしの風に吹かれて そこまで来てはいるは…
サッカーにはあまり興味がない。 だからワールドカップと言われても あまりピンとこない。 にわかファンにもならない。 だから日本が勝っても あまり気持ちは沸き上がらない。 スポーツニュースなどで 淡々と結果を見ているだけだ。 朝、五時過ぎにトイレに…
ぼくはいつも おいしいチャンポンを探している。 知人から「どこどこがおいしいかったぞ」 と聞けば、必ずそこに行ってみる。 ぼくの知人はグルメな人が多いので そういう情報はほとんどハズレたことがない。 しかし、ぼくが情報を仕入れるのは 何もグルメな…
猫は本能で生きている動物だから 自分の行動に理屈をつけることをしない。 行動に理屈をつけることをしないから のんびりと人生を考えることもない。 人生を考えることがないということは 裏返せばそんな暇はないということになる。 つまり猫はその時その時…
SとUという有名な衣料品店が 家からわりと近い場所にある。 Sは南に歩いて20分 Uは北に歩いて20分だ。 ま、どちらも片道の所要時間だから 一度に二店行こうとすると 計80分かってしまう。だからいつもは そのどちらか一方にしか行かない。 さて今…
飲みました 騒ぎました 飲み過ぎました 騒ぎすぎました 遅くなりました 朝になりました 家に帰りました 腹減りました パン食いました バナナ食いました 寝ました 起きました また寝ました また起きました またまた寝ました またまた起きました 今、起きまし…
そこが何屋さんなのかは忘れたが 湯布院の駅前にある小さな商店に 大きな樽が置いてあった。 何なんだろうと覗いてみると その中に一匹のアマガエルがいた。 やけに小さな体だったが、見事な緑色で ヤモリみたいにぷっくらふくれた指先が やけにかわいかった…
夕方になるとどこからともなく 火薬の臭いがしてくる。 実際のところ何の臭いかわからない。 が、昔遊んだ2B弾だとか ロケット花火の臭いによく似ている。 とはいえこの辺に 花火を作る工場はないし 火薬を扱うような現場もない。 近くに化学工場はあるも…
ぼくの家のそばに そこそこ幅のある川が流れている。 今でこそ魚が跳びはね、それを 鷺がジッと狙っているような 自然を象徴する川になっているが かつては魚も住まないような それはそれは汚い川だった。 ま、そのことはさておいて― 二十年ほど前まで、その…
子供会の野球チームのキャプテンは 本当にロクでもない奴だった。 いっしょに学校から帰っていた時のこと 道端で一匹の殿様ガエルを見つけた。 今ならともかくも当時は殿様ガエルなんて 珍しくも何ともなかった。そこで 無視してそこを通り過ぎようとした。 …
小学生の頃、子供会の野球チームに入っていた。 ぼくが五年生までは監督やコーチがいて 和気あいあいとやっていたのだが 六年生になってから編成から練習まですべてを 子供たちに任せるということになった。 つまり大人の介入がなくなったわけだ。 そのこと…
1, 寝起き、この一瞬に すべてを賭けようと思い トイレに起きたのを利用して 今、これを書いている。 しかし無駄な時間が 重なって行くばかりで あくび以外の 何ものも出てこない。 …いや、もう一つ 出てくるものがあった。 おしっこだ。。 もしかしたら頻…
昔は、高級車と言えば 乱暴でマナーの悪い人が 乗る車だと思っていた。 ウィンカーも出さずに割り込んだり フラフラ蛇行して走ったり 車線を半端なくはみ出したり もう、傍若無人の振る舞いなのだ。 きっと性格的に難のある人か 社会的に難のある人が 運転し…
「えーと、毎朝食べているのは コンビニで売っている菓子パンと 嫁さんのいれたコーヒーで 特に栄養なんて気にしておりません」 「えーと、昼間食べているのは コンビニで売っているおにぎりと 玉子系のパンで 特に栄養には気を遣っておりません」 「えーと…
昔作ったMIDI版『雨の降る夜は』です。 ま、梅雨に入ったことだし、こういうのもいいかなと思い、上げてみました。 『雨の降る夜は』
朝、テレビで天気予報を見ていたら 「北部九州地方、今日梅雨入り」 と頭ごなしに言っていた。 ぼくは思わず窓を開けて外を眺めた。 朝の空はよく晴れ渡り 日は痛いくらいにさしてくる。 一日はまだ始まったばかりなのに。 雨の降る気配すらないのに。 仮に…
私は三年後の君だ。 現在の君は仕事のことで いろいろと頭悩ませているはずだ。 だけど今は悩まなくていい。というか これから先も悩む必要なんてない。 余計な悩みなんか抱えずに ここにいる自分、つまり君が 願っている未来の自分だけを 信じていればいい…
携帯を替えてから一週間が過ぎた。 最初は慣れなくて操作に躊躇があったものの 慣れてしまうとこれがなかなか使い勝手がいい。 カメラは以前のものより数段きれいだし オーディオの音も十分に聴けるものだ。 電池もわりと長持ちするし そのサイズもちょうど…
ふと気づくと悩んでいる。 いったい何を悩んでいるのかというと それがまたどうでもいいことで すでに終わっていることだとか 今つぶやいた独り言だとか まだ来ぬ先のことだとか。 つまりは無駄に悩んでいるわけだ。 こんなことばかりやっているから 猫から…
スランプの時だっていいことはある。 短い期間だったが そこから抜け出すために 相当な量の本を読んだ。 おそらくはここ十年間で最高の量だ。 自己啓発本や哲学書、果ては 仏教書まで手に取った。 そこでぼくはあることに気がついた。 すべての本が繋がって…
五月病というのか、先月中旬くらいから 精神的に参っている。その理由の一つに 仕事がうまくいかない、というのがある。 別に気にしなければ何でもないことだが 五月という時期柄なのか、これが気になる。 することなすことすべてが気になってしまい スラン…
二十年ほど前のことだが 嫁さんと通りを歩いていると 丘の上にある禅寺から 何か不思議な気配を感じた。 見上げてみると その丘の中腹に一匹の猫がいて こちらをジッと見つめている。 目を合わすと猫はニコッと笑った。 体全体がふくよかで えらく品のある雉…
この町で生まれ この町で育ち この町で泣き この町で悲しみ この町で笑い この町で喜び この町で恋をし この町でふられ この町で夢を見 この町で裏切られ この町を憎み この町を旅立ち この町を思い出す この町を懐かしみ この町を肯定し この町に憧れ この…
ぼくは社会に出てから 会社を二度辞めている。 三十代半ばに一度、 四十代後半に一度だ。 そして今の会社にいるわけだが 以前の会社を辞めたことについては 何の後悔もしていない。 それどころか 辞めてよかったとさえ思っている。 その会社を辞めたことが …
朝の寝起き苦痛がなくなったのです。 いくら睡眠不足であってもそうなのです。 昔はそんなことはなかったのです。 たった一分の眠りに執着していたものです。 こうなったのは血圧が高いせいなのか。 それとも年のせいなのか とにかく一日スッキリです。 とこ…
積もった雲をかき分けながら 赤いため息をつきながら 一日の旅を終えた太陽が 今日の軌跡を照らしている 今日の軌跡を照らしている きっと疲れているのだろう 居眠りでもしているのだろう 大きな体をゆらゆら揺らし ゆっくりゆっくり落ちていく ゆっくりゆっ…
ぼくはどちらかというと物事を コツコツとやることの方が好きだ。 昔会社でよくDMの封入作業をやっていたのだが その際、多くの人たちはそこに入れるチラシを 十枚ほどまとめて折り畳んでいた。 だけどぼくら一部の人間は それを好まなかった。 それをやっ…