吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

夏のある日

夏のある日 ぼくはブラインド越しに 影を見つめていた。 陽炎のように揺らいではいるが 影は当然そうであるかのように映っていた。 その輪郭、その気配で それが何かはわかっているのだが、 ぼくはそれを理解しようとはしなかった。 待てばそれだけ遠くなる…

6月も終わり

ああ、今日で6月も終わりか。 いろいろ期待していることがあったのに、今月はまとまらなかった。 ということで、結果的に何もないひと月だった。 ま、来月は1年半ぶりに飲み会があるそうだし、何かいい月になりそうな予感がする。 その予感を楽しみにして…

久々にヒロミと会う

昨日、ヒロミから「明日休みだから遊ぼうね」というメールが届いた。 そこで嫁ブーに連絡を取らせ、会うことになった。 午前中はヒロミも嫁ブーも病院に行っていたので、会ったのは昼以降だった。 エアコンの効かない車で、嫁ブーと二人小倉まで行った。 街…

雨のうた

また雨のうたを書いている。 世の中どうして、こう雨のうたが多いのだろう。 おそらく、その人生の半分を 雨に彩られているせいもあるのだろう。 この国の人たちが好きな涙を 雨に見ることもあるのだろう。 それにしては晴れた日のうたが あまりに少なすぎる…

部屋のレイアウト

最近はいつ雨が降り出すかわからない。 いくら天気予報で降水確率0%と言っていても、外れることがある。 そういうわけなので、なかなか窓を開けて外出する勇気がない。 ぼくの部屋は風の通らないし、パソコンが常時入っているので、窓を開けておかないと、…

空を翔べ!

漠然と思い浮かべてた 大切な一日が 今日風に乗って おれのもとにやって来た 空には大きな雲が 雨はおれを叩きつける 悪いことを考えている 出来るんだ 空を翔べ! 運命の一日だと 誰かが言った おれの人生は今日に かかっているんだ 今までやってきたことは…

神社

その神社にお参りしだしてから、もう半年になる。願掛けすることがあって行ったのが最初で、そのうち行かないと落ち着かなくなり、今では行くのが日課になっている。 一ヶ月前ぐらいだったろうか、お参りを終えて帰ろうとすると、突然後ろの方から、 「明日…

神社

その神社にお参りしだしてから、もう半年になる。願掛けすることがあって行ったのが最初で、そのうち行かないと落ち着かなくなり、今では行くのが日課になっている。 一ヶ月前ぐらいだったろうか、お参りを終えて帰ろうとすると、突然後ろの方から、 「明日…

納豆臭い

暑い。 相変わらず、昼間にウォーキングをやっている ちょっと前までは、ある程度出ると止まっていた汗が、今はずっと出っぱなしだ。 帰ってくる頃には、上も下も汗でびっしょりになっている。 ま、汗をかくだけならいいのだが、そこに別の問題が出てきた。 …

偽光化学スモッグ

昼間、また空がモヤッとしていて、数百メートルくらい先の景色が霞んでいた。 「また光化学スモッグか?」 と思っていたら、今日は違っていたようだ。 気圧の谷間にかかっているために濃霧が発生したらしい。 しかし、紛らわしい。 ま、ニュースや天気予報を…

ひとりぼっち

気がついてみれば いつもひとりぼっち 気楽につきあっていけそうな 皆さんですがね 振り向いてみれば 誰もいなくなってね そんな毎日が ぼくをつつんでる 寂しいというのが 本音なんだけど いつもひとりっきりで 強がってみてね ひとりぼっちなんですね もと…

似ている

いつもドラマ『プロポーズ大作戦』を見ている時に、東京にいた頃のことを思い出していた。 もちろん東京時代にタイムスリップを経験したわけでもないし、東京で愛の告白をしたという体験を持っているわけでもない。 でも、何か似ているのだ。 いったい何が似…

壊れているシャワー

うちのシャワーは、うまく閉めないとすぐに水が漏れてしまう。普通に閉めてもだめなのだ。 まずシャワーから水を出し、次にその水を止めるべくレバーをゆっくりとカランの方向に回す。そしてカランに水が移る寸前で止めて、最後に気持ちシャワーの方向に戻す…

24時間営業のスーパー

ぼくの住む地区には、24時間営業のスーパーが二つある。 ぼくの町内に一つと、隣の町内に一つだ。 その隣の町内にあるスーパーだが、隣とはいえうちからはけっこう離れた位置にあり、車でないと行く気がしない。 そういうことで、店の前は何度も通ったこと…

窮屈な社会

昔はビンタと馬鹿野郎で、ほとんどのことが解決した。だけど今は違う。ビンタは傷害罪に問われ、馬鹿野郎は侮辱罪に問われる。 そうだ、昔の成敗が今は犯罪になるのだ。だからぼくたちは人とのふれあいを極力避け、差し障りのない言葉で会話しなければならな…

思い込み

このところ、毎日一編、このブログ(随処作主)に詩をアップしている。 基本的に古い詩が多いのだが、その中には新しく書いた詩もいくつかある。 この数年、日記やエッセイばかり書いて、詩を書いてこなかった。 要はただ書かなかっただけなのだが、なぜかそ…

通り雨

通り雨、犬といっしょに 夏、背中を濡らし 大きな雲が頭の上で 黒くにじこむ 息を詰まらす 俄かな夜の中を 走ってきた雲は光を放ち 大地を震わす ついさっきまでの太陽の中 ぼくは影を落とし 座り込んでの手探りの中 もう戻ってはこない 傘をさせる人は笑い…

間違い電話

朝方電話がかかった。 「誰か、こんな朝っぱらから」 と受話器を取ると、「もしもし」というおばさんの声がした。 「はい」 「T事務所ですけど、お母さんいらっしゃいますか?」 「えっ?」 「T事務所ですけど」 「どちらにおかけですか?」 「695のX…

雨具

今日出かける時に小雨が降っていた。 普段なら手ぶらで出るのだが、昨日の今日だ。 さすがに傘を持って出た。 元々傘を差すのが下手なので、小雨でも濡れることは濡れるのだが、それでも差さないよりはぬれ方が違う。 まあ、当然であるが。 朝、近くのホーム…

他人の記憶

幼い頃の写真を見ていると、 いつも乾いた工場の記憶が蘇ってくる。 工場は有刺鉄線に囲まれた、 砂ぼこりの中に建っている。 うっすらと日が差す空は、 変に赤茶けて見えている。 工場には人がいるのかいないのか、 モーター音のひとつさえ聞こえない。 そ…

いやいや、 いくら雲が頭上を重く覆ったとしても、 空はニコニコと笑ってるんだよ みんなが気づかないだけで、 いつもニコニコと笑ってるんだよ だって時折雲の隙間に見える青空は、 慌てたそぶりを見せないだろう それはいつも笑っているからなんだよ そう…

いらんこと書くんじゃなかった

あんなことを書くんじゃなかった。 おかげで酷い目にあってしまった。 あんなこととは昨日の記事のことで、酷い目とは髪に関することである。 昼間、いつものようにウォーキングをしていると、突然雨が降り出した。 最初は小降りだったのだが、だんだん雨脚…

ためいき

さりげないためいきやめて 今日から真面目にやっていくんだ 昨日吐いたあの言葉に 嘘や偽りはないんだから そしていつか見返してやるんだ あいつも、あいつも、みんなまとめて あの日のぼくは正しかったんだと それがぼくの人生だったと もう振り返らない 風…

髪の問題…

最近頭を洗うたびに思うことだが、額が徐々に広くなっているような気がする。 頭全体が総白髪になりつつあるので、最初は黒毛の養分が抜けているために髪細りしているのだと思っていた。 ところが、どうもそうではないようなのだ。 生え際の一部分に、髪の感…

ラジオ

風呂にラジオを持ち込んで聴くほど、 野球が好きなわけではなかった。 が、最近はよくやっている。 昔から長風呂なのだが、 ただ浸かっているだけだと、 いつの間にか眠ってしまう。 それでは危ないと思い、 風呂の中では何かやることにしている。 若い頃は…

夫婦で見た夢

数日前の話だが、夜中ある夢を見て目が覚めた。 それは家の夢で、けっこう大きな家を建てて、そこに移り住むという話だった。 とにかく敷地が広く、庭は車が走り回れるほど広かった。 その夢にいろいろな知り合いが出てきたのだが、目が覚めたのは、その人た…

腹から声を出せば、声は枯れないのだという。歌手にしろ役者にしろ、一流どこは皆そうやって、声を出しているのだという。 そういえば鳥もそうだ。彼らは一日中鳴きまくっているが、声の枯れた鳥なんて聞いたことがない。 ということはだ、羽毛に隠れてわか…

『ちびまる子ちゃん』連載

朝刊(西日本新聞)の一面に、7月から『ちびまる子ちゃん』の連載が始まると書いてあった。 「また“りぼん”に復活するのか」と思っていたが、考えてみるとおかしい。 たったそれだけのことを、何で新聞の一面に載せる必要があるのだろうか。 そう思って記事…

梅雨入り

アスファルトの上にこぼれた雨を 車が容赦なくはねていく 雨はシャーシャーという 叫び声を上げて飛ばされていく 朝 ぼくは悲痛な叫びの中で 目が醒めた

ズボンが入らん

ウォーキングの時にはいつも同じGパンをはいているのだが、汗のせいで生地がパリパリになってしまい、ちょっとしたことで破れるようになった。 昔ならともかく、この歳になって破れたGパンもおかしいだろうと思い、昨年まで仕事用にしていたズボンをはくこ…