2003-02-01から1ヶ月間の記事一覧
仕事が終わってから家に帰り着くのは、だいたい午後9時頃になる。 さすがにこの時間帯は、街灯やビルや工場の灯りがあるとはいえ、車道以外は暗く感じる。 特に住宅街を人が歩いている場合は、非常に見にくいものだ。 この間帰る途中でのこと、住宅街を運転…
冬らしい雨は一夜で終わりました。 ひび割れた曇りガラスの隙間から、 朝のくたびれた陽光(ひかり)が洩れてきます。 「おはようさん」 ぼくは待ってます。 「おはようさん」 ぼくは待っています。
予告どおり、翌朝に書いている。 ぼくは小さい時から朝型の人間ではないので、こうやって、いわゆる朝と呼ばれる時間にパソコンの前に座っているのもけっこうきついものがある。 小学校の頃、夏休みの宿題にはよく「朝の涼しいうちにやりましょう」などと書…
最近ナンバープレースというものにハマっている。 マスの中に、ダブらないように数字を入れていくパズルである。 文藝春秋や週刊文春を読んでいる人には、『数独』と言ったほうがわかりやすいだろう。 昨年の夏にプリンターを買ったのだが、年賀状を作るでも…
小学校に行っていた頃、ぼくは宿題をいつも午後9時頃から始めていた。 「あんた、まだ宿題やってなかったんね。学校から帰ってすぐに宿題をすれば、後でゆっくり遊べるのに、何で早くせんとね」 当時母からよく言われた言葉である。 しかし、それは出来なか…
ぼくのカラオケの定番を紹介します。 『時の過ぎゆくままに』(沢田研二) 高校の頃に流行ったジュリーの名曲である。 最近よく思うのだが、学生時代は、どうしてあんなに簡単に歌が覚えられたのだろう。 今の歌などは、覚えるのに一苦労する。 歌のスタイルが…
伊藤の車の助手席には『彼女以外乗車禁止』というステッカーが貼っている。 この間、ぼくが伊藤に「お前はバカか。 何か、あのステッカーは」と言うと、生意気にも伊藤は「当然じゃないですか。彼女以外の誰を乗せると言うんですか」と答える。 「じゃあ、一…
昨日は久しぶりに飲みに行った。 12月の忘年会以来である。 年末に風邪を引いてからは家でもあまり飲まなくなったから、少しの酒でもすぐに酔ってしまう。 普通の焼酎のお湯割りがえらく濃く感じたものだった。 さて、酒の席で、Hさんという人の話題が出…
『皇国の興廃この一戦にあり』 「各員いっそう奮励努力せよ」という言葉が続く、日本海海戦での東郷平八郎の言葉である。 今の日本に欠けるもの、それはこの言葉の背景にある危機感だろう。 日本よりも中国や韓国の反日感情を大切に思っている人や、いまだに…
『柔よく剛を制す』 ぼくはこの言葉を知って、柔道を始めた。 弱い者が強い者に勝てる方法があるのなら、ぜひ学んでおかねばならない、という好奇心から、ぼくは柔道を始めた。 だからぼくは自分から攻撃を仕掛けることは嫌いだった。 技も正当な攻撃技はあ…
毎日でもその歌を聴いてみたいというほどでもないのだが、たまに聴いてみたくなる懐かしい声がある。 ぼくの場合、それはボブ・ディランである。 曲がとりわけていいとは思わない。 詩は何を言っているのか、さっぱりわからない。 肝心の彼の歌声はというと…
パソコンの前に座って、もう1時間が経つ。 その間、文章を書いては消し、文章を書いては消し、その繰り返しばかりやっている。 結局テーマが定まらないままに、この文章を書いている。 いったい、日記は毎日書くものと誰が決めたんだろう。 別に誰に強要さ…
ぼくたちの小学校は制服がなく、みな私服で学校に行っていた。 もちろん男子は、夏は半ズボン、冬は長ズボンをはいてくる者がほとんどだった。 ところが隣の地区の小学校は違っていた。 そこは制服着用だった。 ぼくたちの学校と同じく集団登校だったが、同…
午後5時を過ぎた頃、電話がかかってきた。 「あのう、昼間ビデオを買った者ですが」 そういえば昼間、年配の夫婦がビデオデッキを買って行った。 電話はそのご主人からだった。 「ああ、さっきのお客さんですね。どうされましたか?」 「いや、持って帰って…
漂流していたゴムボートを助けたことから、すべては始まった。 ゴムボートの乗務員を家に泊め、手厚くもてなした。 翌朝、彼らはぼくの部屋にやってきて、「ぜひお礼がしたい」と言った。 ぼくは「別にそんなことしなくていいですよ」と言って断ったのだが、…
ぼくの家に金色の正観音像がある。 掃除をしないので、ほこりまみれになっている。 たまに手を合わせている。 ぼくの信仰は、その程度のものである。 かつて、お経や禅の本を読んだことがあるが、それはあくまでも興味本位で読んでいただけであって、別にそ…
2週間ほど前から、休みの日になると、決まってクレジット会社から電話がかかってくる。 別に「金を払え」と言ってくるわけではない。 交通傷害保険に入ってくれと言うのだ。 最初は女性からだった。 「こちら○○信販ですけど、しろげしんたさんのお宅ですか…
さて、シャンプーは断とうとは思ったものの、そこから何で頭を洗うかが問題になった。 たまたま読んだ『安心』だったか『爽快』だったかに、「天然塩で頭を洗うといい」というようなことが書いてあった。 天然塩に含まれているミネラルが、髪や地肌にいいと…
販売業の道に入ってからは、身だしなみというものをきつく言われるようになった。 他人から指摘されるのが嫌なので、自ら進んで身だしなみを整えるようにした。 その身だしなみの中でも特に気にかけたのが、「臭い」である。 中学の頃の記憶がよみがえる。 …
毎年11月から翌年の5月まで、頭を洗うのは2日に一度と決めている。 もちろん夏場は汗をかくので、毎日洗っている。 こういう習慣になるまでには、紆余曲折があった。 ぼくは中学時代、頭を洗うのが面倒で、ひどい時には1ヶ月近く洗わなかったこともある…
昨日、日記を書いた後で、しばらく週刊文春に載っていた『八方クロス』というパズルをやっていた。 解き終えたのが午前2時頃だった。 それからすぐに布団に潜り込んだ。 ところが、なかなか寝付けないのだ。 仰向けになってみたり、横になってみたり、いろ…
高校2年の頃、ぼくはクラスの担任とすこぶる仲が悪かった。(その担任を先生と認めたくないので、ここでは担任男と呼ぶことにする) ぼくが何かをしでかしたわけではないのだが、担任男は最初から、極端にぼくのことを嫌っていた。 修学旅行の時、友人がタ…
昨日は日記を書きながら眠ってしまっていた。 そのため、日記の更新が、何と今日の午後になってしまった。 雪では遅刻せずにすんだが、日記は遅刻してしまったわけだ。 やはり日記というのは、一気に書いてしまわないとだめである。 一日隔たりがあると、最…
また雪だ。 今年に入ってから早くも3度目である。 ひと冬に九州でこれだけ雪が積もる日があるのも珍しい。 雪に慣れてないこの島の人たちは戸惑うばかり。 とにかく少しでも雪が降ると、高速道路はストップする。 おかげで一般道は大渋滞だ。 雪はだいたい…
今日も昔の写真を見ていたのだが、その中に変なものが写っている写真があるのに気がついた。 それは、小学校1年と2年の時のクラス写真である。 お見せできないのが残念だが、ぼくの頭の一部分に白く丸いものが写っているのだ。 見ようによっては、円形白毛…
この間、地元の西日本新聞を取り始めたことを書いたが、それだけでは飽き足らなくなり、iモードを利用して四大紙の購読を始めた。 全紙購読しても400円程度だ。 中でも毎日新聞は、たった100円で朝刊夕刊のほとんどの記事が読めてしまう。 こんなこと…
今日は節分。 明日立春から沈丁花の匂う頃までが、ぼくの一番好きな季節である。 まだまだ吹く風は冷たいが、その中に何かほの暖かいものを感じる。 毎年この時期に楽しみにしていることがある。 それは観梅である。 県内に梅の名所はいろいろあるが、その中…
風邪を引いても止められないのがタバコである。 相変わらずぼくは外でタバコを吸っているが、最近そのことを『寒中タバコ』と呼んでいる。 別に寒い外で吸わなくても、暖かい暖房の効いた喫煙室で吸えばよさそうなものである。 しかし、心情的にぼくはそれを…
1977年2月1日の日記にこんなことを書いている。 「毎日毎日休みも取らず、戦場に向かっている。 笑っては馬鹿にされ、泣いては卑怯だと言われる。 日々の終着は、居眠りでごまかし、 目覚めれば、また戦場に向かう。 疲れの報酬は、何もない。 疲れの…