2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧
前に勤めていた会社に 何かあるたびに『打ち上げ』と称して 鉄板焼きパーティをする上司がいた。 場所はその上司の知り合いの店で 上司はそこでいい顔をしたかったわけだ。 ま、それは別にして その店の鉄板焼きはかなりおいしく 量も多く、満足に値する店だ…
先月あたりから仕事が忙しくて、いつも 腹の中に緊張感を抱えている状態だった。 そのせいなのか、気味の悪いくらいに オナラが出て困ったものだった。 こういう時はいつも心の中で十句経や 般若心経などを必死に唱えて 余分な緊張感を押さえながら 心身を整…
休みの日に昼のドラマを見ていて 思い出したことがある。 それは、小学生の頃のぼくが 野際陽子のファンだった、ということだ。 当時流行っていたテレビドラマ 『キーハンター』がきっかけになった。 クラスの女子は千葉真一に憧れていたが ぼくら男子は野際…
子どもの頃、うちの祖父さんの背丈が えらく高いものに感じていた。 近所に住んでいる誰よりも高かったし 街に出ても、祖父さんより背の高い人は そうそう見当たらなかった。 祖父さんの背丈は172㎝だった。 今だと普通の身長だ。ちなみに ぼくの背丈は祖父…
・・・ドライブ中にガソリンがなくなった。 あいにく現金の持ち合わせがなかったので カード払いにすることにした。ところが、 この町にはカードの使えるスタンドが なかなか、なかなか見つからない。 ようやく見つけたスタンドは、まるで 50年代のアメリカ映…
夜になると聞こえてくるのは 団地街の谷間に響く車の音と 酔っ払いが大騒ぎしている声だ。 その背景に流れている 「ドワー」というコーラスは 近くの工業地帯から漏れてくる音で この地に五十年以上も住んでいる ぼくとっては自然音になっている。 そういえ…
1, あと少しの所まで来ている。あとは 頭の上のハエを追いさえすれば すべてが元通りになるはずだ。 長い長い六十五年のイライラに 別れを告げる日が来るはずだ。 と思っていたら、北の騒ぎだ。 きっとこれはチャンスだ。 儒教の縛りから解放される いい騒…
きっと若い頃に読んだ 論語の影響だろう。 変な気癖がついている。 「われ日にわが身を三省す」 という言葉が、心を責めて いつも反省を促してくるのだ。 そのためにひどく心が疲れてしまう。 しなければならぬ反省ならともかくも しなくてもいい反省までし…
厚い雲に覆われた空の下を 雨が落ちてこないか気にしながら オドオド歩いている。 その中に雷の音が混じってないか 妙に神経を研ぎ澄ませて オドオドオドオド歩いている。 そんな心の状態に問題があるのだ。 人の目なんか気にせずに ガンガンやっていいんだ…
晴時々笑う 夢に向かって笑う 希望を抱えて笑う 晴時々笑う 曇り時々笑う くじけそうな時笑う 泣き出しそうな時笑う 曇り時々笑う 雨時々笑う 傘も持たずに笑う 背中を濡らして笑う 雨時々笑う 一日中笑う それでもぼくは笑う 笑う、笑う、笑う 一日中笑う
昨日の女の話だが 時を追うごとに『大人らしさ』が 鼻につくようになってきて 声を聴くことすら嫌になった。 最後には「はいはい、どうぞご勝手に。 大人でも何でもやってなさい」 という気分になっていた。 やはり身の丈はわきまえるべきで 背伸びするのは…
若い頃、女にふられたことがある。 あの時はかなりショックだった。 そのショックの大きさから ぼくはその女から遠ざかるようになった。 ここで相手もぼくを 遠ざけてくれればよかったのだが なぜかその女は頻繁に ぼくの周りに現れるようになった。 もちろ…
中学の頃、深夜放送を聴いていると えらく強い電波が流れてきた。 独特の音楽が鳴り終わると いつもの女性の微妙に訛りのある 表情のない日本語が聞こえてきた。 「こちらはペキーン放送局です。 こちらはペキーン放送局です」 「チューコクの偉大な指導者 …
小学生の頃 ぼくは窓際の席になることが多かった。 夏は日光をもろに受けるし 冬はすきま風が入ってくるし けっこう苦労したものだ。とはいえ 窓際生活も悪いものではなかった。 のどかな外の風景が見えるので 退屈な授業でクサクサしている時の 気分転換に…
福岡市長選。ぼくがよく視聴する 民放の元局アナが当選した。 民主から自民への政権交代だ。 おそらくは今現在の流れなのだろう。 そういえば先日、運転中に その局のラジオ番組を聴いていたら ある女性ジャーナリストが 「また自民党政権に戻るなんて イヤ…
1, 例えば出勤時間 三十分早く出てこいと言われたら 単に三十分早く家を出ればすむような 安易な時間帯の勤務をしていない。 三十分早く会社に着くには 五十分早く家を出なければならない。 2, 先日、ある人と二十年ぶりに会った。 「しんたさん、頭真っ…
冬前のこの時期になると 決まって黒川温泉に行く人がいた。 いや、遊びではない。仕事でだ。 黒川に住む人たちの車のタイヤを スパイクタイヤに交換に行くのだ。 先日、その人が亡くなったという通知が来た。 死因は癌だったらしいが 実際のところはよくわか…
1, 秋もこの時期になると 風呂の湯が少し痛くなる。 気づかないうちに体が 冷えてしまっているのだろう。 これから春になるまでの数ヶ月間 この痛みに耐えなければならない。 2, 家の前にある公園の木々が ようやく色づき始めた。 紅葉狩りに行かなくて…
いつも今日からが楽しいのであって 決して今日までが楽しいのではない。 これからのことを考えるとワクワクもするが これまでのことを考えてもワクワクはしない。 だからいつまでも過去にこだわらずに 今からのことを考えていくんだ。と、 毎日毎日同じこと…
このブログの説明のところに書いている 『いろんなことに悩む暇があったら さっさとネタにしてしまおう!』 という言葉だが、実はずっと以前 そう、web日記をつけていた頃に 記事の中で書いた言葉だ。当時 この言葉がけっこう評判になったため 調子に乗って…
いつもの道を通っている時のことだ。 普段は右折信号に気を取られて 見ることがない、左前方の山の頂に 偶然目が行った。そこには大きな どう見ても観音像のような影が立っていた。 「えっ、何だあれは。何であんなところに 観音さんがいるんだ?」、しかし…
その小さな胸を見せておくれ 女の子、かわいい その小さな胸をいつまでも 女の子、見せておくれ ぼくは海が好きなので 女の子、夏になったら さあ、水着なんかはよしにして 女の子、夏になったら 真っ白な、きみの声を ぼくはいつまでも聞いているよ 時が経…
個人でやっている中古車屋的、かつ 屋台感覚的なライブハウスだった。 そこにぼくは一人で乗り込んでいった。 そこにはいかにもミュージシャンですよ というような、長髪鼻髭の店主がいた。 「歌わせてもらえませんか?」 「えっ、歌ですか?」 「やっている…
いまだに引っかかっていることがある。 高校時代に好きだった人のことだ。 「好きだ」という一言が言えなかったことが 今でも心残りになっている。 確かに今は何とも思っていないから 今さらそんなこと言っても 何が始まるわけではないのだが とにかくそれを…
・・・あるアンケートサイトに ―『しんた』という名の薬を買ったら 高額の賞金を差し上げます。― という記事が書いてあるのをみつけた。 そこでグーグルなんかを利用して 必死に探すのだが、見当たらない。 「そんなものないやん」と 再びそのサイトを開いてみ…
きれいな夜景が見えるある山の山頂に 数名ずつのいくつかの団体があった。 みな『ピロイニの財宝』を探しているのだという。 それに目をつけたテレビ局がある企画を立てた。 その名も『ピロイニ宝探しツアー』だ。 「何月何日の満月の夜、某山山頂にて 『ピ…
今日は休みだった。 午前中はゆっくりと寝て 昼から嫁さんと映画を観に行った。 例の『SP野望篇』だ。何年か前に テレビでやっている頃から観ていたし 先週までの再放送も録画して観たので 続きを観る気分ですんなりと入れた。 しかし、劇場で観るのは大変…
朝起きて顔を洗っていると 洗面台の鏡の向こうから こちらを窺っている奴がいる。 「誰だ?」とよく見ると 「なーんだ」自分じゃないか。 どうも半分寝ぼけていたようだ。 しかし何だな 鏡の中から覗いた目の輝きは ここ最近になくランとしたものだった。 そ…
朝方、嫁さんのあとに トイレに入る時 フト『何でこの女の 生活臭の中にいるんだろう』 なんて思うことがある。 昼間、嫁さんと二人で 買い物に行っている時 フト『何でこの女と 共に歩いているんだろう』 なんて思うことがある。 夜間、嫁さんと二人で テレ…