吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

嫁さんの実家

このテーブルは相変わらず座りにくい。

あの鳩時計はずっと壊れたままだ。

今日も話題はパチンコか。

ご飯は一杯で充分だ。

なぜかそれ以上のおかわりができない。

トイレの場所がなぜか遠くに感じる。



テレビの音がいつも大きい。

またドロドロしたドラマがついている。

することもないから見ているふりをする。

「この手のドラマが好きなんやね」と言われ

「ほう、今日は大人しいね」などと言われる。

好きで大人しくしているわけではない。



また彼らの小さい頃の失敗談だ。

それが終わると親戚の話だ。

Hちゃんだの、Yおばちゃんだの

知らない人の名前ばかり出てくる。

「しんちゃんはどう思う?」

そんなこと知るか、こちらに振るな。



食事が終わると、各々の部屋に引っ込む。

おまけに嫁さんまでいなくなる。

残されたのはぼく一人。相変わらず

ドロドロのドラマを見ているふりだ。

「遠慮せんで、横になってなさいよ」

そんなこと出来るわけないだろ。いちおう・・・