元来うどんが大好きで、
昼食は必ずと言っていいほど
うどん屋に入っている。
他の料理を注文しようと思っても、
あのにおいがするともうだめで、
つい口がうどんと言ってしまうのだ。
さて、そのうどんを食べている最中、
どこからともなく場に合わない
妙な臭いが漂ってくることがある。
香水である。
それはそれは迷惑な臭いで、
それが鼻をついたとたん
味が変わったようにさえ思えて、
食べる気が一気に失せてしまう。
臭いの元がお客なら、
まだ我慢もするんだけれど、
それが従業員だったりするから
腹が立つ。
いくらおいしい店でも、
いくら便利な場所にあっても、
そういう店には二度と行かない。