2007-07-27 夢追う人 詩風録 空を駆け行く太陽は、 朝に己の行方を照らし、 昼に己の足下を照らし、 夕に己の軌跡を照らし、 然る後に暮れていく。 時を駆け行く人間は、 若い身空に夢を追い、 壮年期には現実を追い、 年老いてから過去を追い、 然る後に果てていく。 突き詰めてみれば人も日も、 同じ軌跡をたどっている。 ゆえに若くありたければ、 常に己の行方を照らす、 夢追う人であることだ。