１，路線バス
路線バスの本数がすっかり減ってしまっている。前に飲み会があった時、駅からバスに乗って帰ろうとしたら、なんとバスは午後９時前に終わっているじゃないか。以前は午後１１時過ぎまで走っていたのに。なるほど『ローカル路線バスの旅』も苦労するはずだ。
２，観光バス
ぼくの家の前に駅に行くバスの停留所があるので、朝から夜まで家の前を路線バスが走っているのだが、そこを観光バスが走っていることがある。観光バスって、いったいどこに向かっているのだろう。家の前の道路を北上すれば海だが、海と言っても観光地と呼べるような場所ではない。逆に南下すると駅に行き着くのだが、観光バスに乗って駅には行かないだろう。
３，妖怪バス
そうそう、その観光バスだが、たまに夜中走っていることがある。最初は長距離トラックの見間違いかと思ったのだが、どう見ても観光バスなのだ。こういうのを見ると、ぼくはつい水木（しげる）さんや西岸（良平）さんのマンガを思い出し、『もしかしてあの世に行くバスなのかな』などと思ってしまう。そういえばバスの周りを火の玉が囲んでいるようにも見える。
４，高校時代
バスに乗ったきみが見えなくなるまで
ぼくはずっときみの姿を目で追っていた
高校時代、それがぼくのすべてだった
５，バスの臭い
最近はあまりバスに乗らないのでわからないのだが、バスを利用していた頃はあのバスの臭いが嫌で嫌でたまらなかった。幼い頃、あの臭いの中で揺られて吐いたこともある。小学生の頃に道路が完全に舗装されたおかげで揺れは少なくなり、吐くことはなくなったが、やはりあの臭いだけは嫌だ。
