投稿に明け暮れていた
若い日々がありました。
詩であるのか歌詞であるのか
よくわからない言葉を綴っては
それを送っていたのです。
そしていつも家に帰ると
まず最初にポストを開けたのです。
だけどいつも入っているのは
乱雑に放り込まれた新聞と
怪しげなチラシだけでありました。
いやいや、時にはその関連の
手紙が来ることもありましたよ。
しかしなぜかお金がかかるのです。
若いぼくには非現実的な額でした。
そんなこんなで徐々に熱も冷めていき
どこにでもあるような企業に収まって
今に到っているわけでございます。