朝になるとぼくはスーパーに
弁当を買いに行っている。そこは
歩いて5分程度の場所にあるから
朝の運動にはちょうどいい。
雨が降る日は好きではない。
とはいえ朝の雨のにおいに
浸るのは嫌いではない。
さて、そのスーパーのレジに時々
アルバイトの中国娘が立っている。
ちゃんと教育されているのだろう
言葉遣いも悪くないし
お客さんの応対も悪くない。
弁当にはちゃんと割り箸も付けてくれる。
だがひとつだけ困っていることがある。
それはレジ袋だ。そのスーパーには
ちゃんと浅めで底が広くなっている
弁当用のレジ袋があるのだが
なぜか彼女はその袋ではなく
底の狭い普通のレジ袋を渡してくる。
それも少し深めの中サイズだ。
持ちにくいし、バランスも悪いし、
何度も弁当用の袋にしてくれと
頼んでいるのだが、
弁当袋の存在を知らないのか
言葉の意味がわからないのか
いつも出てくるのが中サイズ。
中サイズ、中サイズ、中サイズ
ぼくの朝はいつも中サイズで始まる。