その人には最初から
何かの縁を感じていた。
時間が経つにつれて
生まれ育った境遇が似ていたり、
誕生日が同じであったり、
母親の名前が同じだったり、
そんなことが徐々にわかってきて
親友と呼べる仲になった。その後、
彼は県外の学校に転校していった。
中学の頃一度だけ手紙が届き
彼がその頃のぼくと同じ夢を
抱いていていることを知った。
ぼくはいつかその夢実現の過程で
彼と出会えることを期待した。
しかしぼくはその夢を諦めたので
その過程で彼と会うことはなくなった。
親友、という名の友だち
今、どこでどうしているんだろう。