一人の人間として大人として
いろんな出来事と格闘しながら
いろんな人と出会いながら
ぼくはこの世で生活している。
これまでぼくはそう思っていた。
だけどそれは勘違いだった。
実はまだぼくは胎児で、今は
まだ母親のお腹の中にいるのだ。
勘違いに到ったわけは
前世を精算する過程でいったん
蘇る記憶を胎児のぼくが
現実だと捉えていたことによる。
だからもう同じ記憶が
二度と蘇ることはない。
あの出来事も、あの人のことも
すべてこれで終わるのだ。そして
前世の精算が終わった瞬間に
ぼくは次の世の光を見るのだ。