2011-10-22 コロコロと 詩風録 雨の中ぼくがタイヤを外すと タイヤは綱から放たれた 犬のごとく、コロコロと どこまでも転がっていった。 坂道だとか段差だとか まったく気にする そぶりもなく、コロコロと どこまでも転がっていった。 どのくらい走っただろう 側溝から溢れて出来た 水たまりを、コロコロと 抜けた所に置いてあった 錆びた自転車を倒して タイヤはようやく止まった。 それを追いかけていたぼくは その倒れた錆びた自転車に つまずいて、コロコロと こけた。