吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

コロコロと

雨の中ぼくがタイヤを外すと

タイヤは綱から放たれた

犬のごとく、コロコロと

どこまでも転がっていった。

坂道だとか段差だとか

まったく気にする

そぶりもなく、コロコロと

どこまでも転がっていった。

どのくらい走っただろう

側溝から溢れて出来た

水たまりを、コロコロと

抜けた所に置いてあった

錆びた自転車を倒して

タイヤはようやく止まった。

それを追いかけていたぼくは

その倒れた錆びた自転車に

つまずいて、コロコロと

こけた。