小学生の頃、
近くのプールで遊んだ帰り道
冷え切ってしまった肌に
シャツのほの暖かさが
サラサラとして心地よかった。
今日の主張のない日差しは
まるであの日に味わった
プール上がりの帰り道を
思い出させるように
サラサラとして心地よかった。
そんな心地よい気候の中
休みのぼくは床屋へ行った。
客が多く長い時間待たされはしたが
そこに興味深い本を見つけたことで
イライラはサラサラに変わった。
二時間以上も待たされたものの
そんな時間もあっと過ぎて
あっという間に散髪も終わり
立ち上がると足下には
髪の毛がサラサラと落ちていた。
床屋のクーラーで冷え切った肌に
今日の日差しは、まるで
小学生の頃に味わった
プール帰りのシャツように
サラサラとして心地よかった。