吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

ツバメ連句

1,

今年初めてのツバメを見た。

のどかな日差しの中を

ほどよく吹いている風に乗って

気持ちよさそうに飛んでいた。



2,

そういうふうに見えたのだが、

それはぼくの勝手な思い込みで

実は彼らは眉間にしわを寄せて

必死に餌を探していたのかもしれない。



3,

二羽連携で飛んでいたので

おそらくつがいだったのだろう。

彼らはこれからこの国で巣を作り

卵を産み、子育てに励むのだ。



4,

彼らもぼくたちと同じく

この国に生まれて

この国で幼少時を過ごし

この国を故郷にしているのだろう。



5,

どうでもいいことだが

この春、姪が自分の可能性を求めて

故郷を離れた場所で職に就き

故郷を離れた場所で生活を始めた。



6,

ツバメは可能性とか考えるのだろうか。

生き抜くことと、種の保存で一杯の

本能というプログラムが組まれていて

可能性なんて考える暇がないのかもしれんな。



7,

きっと彼らはそれでいいのだろう。

どんな状況でも足ることを知っているので

いつも大丈夫な気持ちが満ちていて

いつも澄んだ気持ちでいられるのだから。