吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

ヨカン

ほら、予感がするだろう。

ほら、聞こえてくるだろう。

王様たちはヤケになって、

なりふり構わず人を斬っていき、

あげくの果てに誰もついてこなくなるだろう。

肝の据わらない王様は家来を怒鳴りつけて、

自分の威厳だけを保とうとするだろう。

そうすることで王様の嘘は決定的になるだろう。

人々は手に石を持って、

終いにゃ家来も石を持って、

王様めがけて投げつけるだろう。

時に石は頭に当たり、

王様は軽く血を流すだろう。

すると王様はこれ幸いと病院に駆け込んで、

そのまま出てこなくなるだろう。

王様は重傷と発表して様子を見、

世論次第では重態という言葉にすり替えるだろう。

面会謝絶だろう。

今日も面会謝絶だろう。

いつ行っても面会謝絶だろう。

ほら、王様の笑い声が聞こえてくるだろう。

ほら、そういう予感がするだろう。