午前2時に家に帰ってきた。
氏神さまにお参りしてきたのだ。
家から神社まで歩いて十五分だから往復三十分、
加えて並んだ時間が三十分、
合計一時間寒空の下にいたことになる。
昨日雪を降らせた寒波は、
今日もまだここいらにはびこって、
冷たい風を吹きつけてきた。
おかげ体は冷え切ってしまい、
痛みさえ覚えている。
さて、その寒空の下で、
いったい何をお願いしたのかというと、
「楽しい一年を過ごせますように」だ。、
おそらくこれまでの人生で、
一番シンプルな願いである。
だがこれほど高級な願いはない。
日々を楽しく過ごせることが
どれほど有り難く幸せなことか。
つまりその有り難いことが成就するのだから、
高級な願いというわけだ。
とはいうものの、
別に人生をやり直させてくれなどと、
無理難題を突きつけているわけではない。
楽しければそれでいいと言っているだけだ。
今までで一番お手数かけない願いなんだから、
ぜひとも叶えて下さいませ。