吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

ひとりぼっちのあいつ

孤独を装うことは出来ても

孤独でいることは出来ない。

いくら孤独でいると思っていても

君の息づかいは世界中の人たちに

ちゃんと聞こえているんだ。

「こんな世の中大嫌いだ」

なんて叫ぶ君がいる。

「別に生まれたかったわけじゃない」

なんてほざく君がいる。

君らはすでに忘れている、

自ら望んで

この世の中に生まれてきたことを。

人恋しさの発露が

君を形作っていることを。

それを忘れさせたのは

根拠のないプライドと、

孤独でいるという思い込みだ。

それを時代や親のせいにするなんて

もってのほかだ。

生きとし生けるものの世の中は

おかげさまが織りなす綾なんだから、

孤独でいられるわけがないじゃないか。

いくら自分が孤独だと言い張っても、

言い張る時点で孤独ではないんだ。

だから何度でも言ってやる、

孤独を装うことは出来ても

孤独でいることは出来ないと。