2009-09-30 ギィギィギィ 詩風録 ここはマンションの六階なのに 草むらにいる虫たちの ギィギィギィというだるい声が 窓のすぐそばで聞こえている。 窓の外はストンと真下に国道があり、 毎日毎日バスにパトカー救急車、 三日に一度は消防車、 夜中になると暴走車。 その道沿いの草むらにいる 秋の虫の声なんて、 とても聞こえる状況ではない。 なのに虫の声がする。 ギィギィギィと声がする。