職場に遠距離恋愛をしている女の子がいて、
口を開くたびに言っている。
「遠距離恋愛はすれ違いが多くて大変です」と。
聞くと彼氏はアメリカにいるらしく、
時差がそのすれ違いを作っているということだ。
ぼくは時々そのことについて
相談に乗ってやることもあるのだが、
遠距離恋愛なんてしたことがないので
わからない部分が多い。
しかも複雑な女心の相談なんて無理がある。
ところで、実際のところはどうなのだろう。
『よろしく哀愁』のように、
あえない時間で愛は育つものなのだろうか?
それとも『木綿のハンカチーフ』のように、
徐々に心が離れていくものなのだろうか?
仮に『よろしく』のように愛が育ったとしても、
相手に何年も待たされたりすると、
愛が育ちすぎて卒業ってことになりかねない。
しかも、これだと時間まで絡んでくるから、
涙ふくハンカチ程度では、
気持ちの整理はつかないだろう。
それならいっそ『木綿』のように、
遠距離になって半年くらいから
徐々に気持ちが離れていってくれたほうが、
ハンカチ一枚ですむわけだから、
いいのではないか。
よし、今度相談を受けた時、
『木綿のハンカチーフ』でも教えてやるか。