2009-09-20 秋の風 詩風録 床屋の後の街並みは、 曇った空と青い草。 青い草とたわむれる、 色の褪せたモンキチョウ。 黄色い蝶に手を伸ばす、 少し太めの黒い猫。 黒い猫のすぐ横で、 赤くくすぶる彼岸花。 そんな季節もお構いなしに、 肌露出する茶色髪。 茶色髪をなびかせる、 無色透明の秋の風。 無味乾燥の秋風吹けば、 煤け色のハトが舞う。