むかしからコミックを買う時に
同じような失敗をしている。
たとえば中学のころに揃えた
『あしたのジョー』は7巻が二冊ある。
『柔道部物語』は8巻が二冊、
『バガボンド』は26巻が二冊、
『二十世紀少年』は18巻が二冊、
極めつけは『1・2の三四郎2』の一巻で、
何と四冊もある。
何でこんなことになったのかというと、
本屋に行った時に、
集めているコミックが平積みになっていたりすると、
何の疑いも持たずに、
それが新刊だと思って買ってしまうからだ。
気がつくのはいつも家に持って帰ってからで、
それも途中まで読んでからで、
「えっ、これ読んだことがあるやん」
と本棚を探してみると、
そこにあるのだ。
「ダブって買ってしまいました」
と間抜け面して返品に行くのも嫌なので、
結局蔵書として残っているわけだ。
毎回その時は後悔して、
「もう二度とこんなバカなことはしない」
などと思っているが、
すぐに忘れてしまってまた同じことをしている。
新書や文庫じゃこんなことにはならない。
問題はコミックをフィルムみたいなので
包装していることにあるのだ。
立ち読みしない人間にとって、
あんな不愉快なものはない。
おかげで初版発行日がわからないじゃないか!
…と、
新刊の発売日を調べることをしない、
ものぐさ男は思っております。