吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

白い煙

ああ、こんなことだったのか、

と煙草をふかす。

すべては目の前を通り過ぎる白い煙。

幾層に重なってはいても、

いつかは消えて何もなくなる。

そう、

目に映るだけのことで

実は何もない。

それを見ているぼくがいる。

随処作主、立処皆真

―そういうことか。

煙草をふかす。