初冬の朝のどんよりとした空。
晴れるのか、
曇ったままなのか、
それとも降るのか、
一日が読めないでいる。
たまには一日中外で遊んでいたいのだが、
こういう天候なので、
それもままならない。
家の中は寒い。
が、まだ灯油を買うには早い気がする。
暖を採るために布団の中に潜り込む。
が、寝ていては堕落してしまう。
気晴らしにタバコを吸う。
最近はすぐにタバコがなくなる。
しょっちゅう買いに行く。
タバコを買いに外に出れば、
やはり寒い。
靴下をはいて出るべきだった、
と、後悔する。
コンビニのレジにはいつもの人がいる。
ぼくの吸うタバコは、
レジ後ろの棚枠100番。
もう覚えただろうと、
「タバコ下さい」と言ってみる。
が、「何番ですか?」と返ってくる。
「100番」
無愛想に答える。
本を立ち読みする気も、
お菓子を買う気も起こらない。
店に入ってから3分後、
「ありがとうございました」
の声に送られる。
さて、今日は何をしよう。
夜までがとてつもなく長く感じる。