その二つのブログは日記として捉えてないので、毎日更新しているわけではない。
気の向いた時に細々とやっている。
さて、その二つのブログには、それぞれ違ったハンドルネームを用いている。
『ショートホープブルース♪』のほうが「皆岡伸太」で、『詩集 吹く風』のほうが「山原ほうぼう」である。
この二つのハンドルネームの由来をよく訊かれる。
「皆岡伸太」については、すでにこのブログに書いているが、これはシャレである。
音楽関係のハンドルネームということで、プレイヤーズ王国でもこのハンドルネームを使っているのだが、以前そこに書いた日記に、
時々「皆岡伸太って本名ですか?」と聞かれることがある。と書いている。
こういう場所で本名を出せるほどの勇気を、ぼくは持っていない。
皆岡伸太という名前は、いわゆるハンドルネームというヤツである。
ということで、次に来る質問は、当然「このハンドルネームの由来は?」ということになる。
その際ぼくは、こう答えている。
「九州弁です」と。
何が九州弁かというと、「皆岡伸太」というのは名前の読み習わしで「みなおかしんた」となるわけだが、普通に読めば「みんなおかしんたい」である。
つまり「みんな、おかしいんだ」を、九州の人間は「みんな、おかし(い)んたい」と言うというわけだ。
ということで、これは人を舐めた名前である。
もう一つの「山原ほうぼう」は、19??20歳にかけて、詩の投稿用のペンネームとして使っていたものである。
山原というのは、北原白秋や中原中也のように「原」を使った姓を付けたかったからだ。
いろいろ考えた挙げ句、知り合いにいないという理由から「山原」にしたわけだ。
まあ、それはいいにしろ、いつも訊かれるのは「ほうぼう」のほうである。
これは、ボブ・ディランの『おれはさびしいホーボー(I AM A LONESOME HOBO)』という歌のタイトルからとっている。
『HOBO』というのは辞書を調べてもらったらわかると思うが、放浪者という意味である。
19??20歳というと、ぼくは浪人していたわけだが、その浪人というのは大学浪人でもなく、就職浪人でもなかった。
浪人という初めての経験に、何をどうしていいのかわからずに、ただ生きていただけの時期だった。
そういう時に、この『おれはさびしいホーボー』という歌に出会ったのだった。
そして、その主人公を自分に置き換えていたというわけである。
ということで、ハンドルネームの説明は以上だが、人を舐めてたり、悲観的だったりと、ろくな名前ではない。
こういうろくでもない名前が定着する前に、新しいハンドルネームを考えないと。