吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

風をあつめて

午前中、配達に行った。
その帰りのことだった。
ラジオから、ハッピーエンドの『風をあつめて』という歌が流れてきた。
そののんびりとした曲調に浸っていると、突然19歳の頃の心の風景がよみがえった。
つまり、心がタイムスリップしたというわけだ。

ぼくは今47歳だから、19歳というと28年前である。
その時、ぼくは何をやっていたのかというと、長い浪人時代の真っ最中だった。
奇しくも今日は、その頃やっていたアルバイトの最終日だった。
その時も、空は今日のように青かった。

あの頃は不遇な時期だったにもかかわらず、夢だけは人一倍持っていた。
『生活』『資金繰り』『リストラ』…、こういうことばかり考えている今とは、大違いである。

しかし、なぜ今19歳の頃なのだろう。
もしかしたら、運命が、ぼくの心をその原点である19歳の頃に戻して、自分を見つめ直せと言っているのかもしれない。
ということは、ぼくは今、人生の岐路に立たされているということになる。