吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

続・論語

【1】
子曰く「何と嘆かわしいことだ」
子路問う「先生、いかがなされましたか?」
子曰く「私があれだけ口を酸っぱくして『仁者であれ』と言ってきたのに、この国の人間はそれを守らないばかりか、愚者にも劣る行為を繰り返している」
子路曰く「しかし先生、今回のことは日本側に非があるのです」
子曰く「由(子路)よ、君はどうしてそう思うのかね」
子路曰く「かつて先生は、『故きを温めて新しきを知る』とおっしゃいました。しかるに日本は、故きを温めることをせずに、新しいものばかりを追求しているではないですか。その結果日本は、故きを良しとするわが国に、新しい価値観ばかりを植えつけようとしているのです。今回の騒動は、そのことに対する警告である、と私は思っております」
子曰く「確かに私は、『故きを温めて新しきを知る』と言った。だが、現代のわが国は、故きばかりを温めて、新しいことに目が行ってないではないか。しかも、その言葉を身の上に置くことをせずに、他人に強要ばかりしている。それをゆすりたかりに利用するなんて、もってのほかだ」

【2】
子貢問う「今回のわが国のとった行動は、仁者のそれではないと申されるのですか?」
子曰く「そうだ」
子貢曰く「しかし、これはわが国の伝統ではないですか。道に外れてはいないと思われますが」
子曰く「私は『平気で嘘をつく』、『人が集まればすぐに暴徒化する』、『ゆすりやたかりを外交だと思っている』といった伝統的な国民性を嫌と言うほど知っている。だからこそこれまであえて苦言を呈し、『仁者であれ』と言ってきたのだ」
子貢問う「では、仁者はこういう場合、どういう行動をとるものなのですか?」
子曰く「仁者はこういう場合、まず自分がそうされた時、どう思うかを考えるものだ。そして、それがおのれの欲せざるところであれば、人に施すようなことはしない。つまり『恕』の精神でいくということだな」

【3】
ある日孔子冉有と街に出た。
子曰く「すごく賑やかだなあ」
冉有曰く「そうですね。いったいどのくらいの人が住んでいるのだろう。ところで先生、これだけの人でにぎわう街ですが、この街に必要なものは何でしょうか?」
子曰く「まずここに住む人たちの生活の向上だね」
冉有曰く「もう充分生活の向上は出来ていると思いますが」
子曰く「いやいや、それは違う。わが国民は外国に密航して、そこで悪事を働き、世界中からひんしゅくを買っていると聞いている。生活が向上すればそういうこともなくなるではないか」
冉有曰く「では、生活が向上したとして、次に必要なものは何でしょうか?」
子曰く「教育だよ(笑)」

【4】
子張曰く「先生はよく日本のことを褒めていますが、小日本は、前の戦争でわが国から負けているんですよ。何でそういう国を褒めるのですか?」
子曰く「君は何を勉強してきたのだ。わが国は戦争に勝ったわけではない。戦勝国に与していただけの話で、実際は負けているのだ。なぜ君は正しい歴史を勉強しようとしないのだ」

【5】
先生には次の四つの欠点がなかった。
1、平気で嘘をつくこと。
2、自国の歴史を無理に他国に押しつけること。
3、一つの党に固執すること。
4、謝罪反省しないこと。
子曰く「目を覚ませ、大馬鹿者たち!」