これは困ったことになった。
優勝は千葉に持ち越しである。
さて、千葉マリンスタジアムにどれだけの人が集まるのだろうか。
きっと、福岡ドームのような大観衆の中での胴上げ、とはいかないだろう。
それにしても大誤算である。
なぜ王監督は、後半戦まったくいいところがなく、前回投げた9月7日の西武戦では、ワンアウトも取れずに5失点で降板した寺原を、こんな大事な試合に使ったのだろう。
考えられることは、それまでに優勝を決めておき、寺原登板は優勝報告を兼ねたファンサービスだったのではないか、ということである。
しかし、事態が事態なのだ。
ローテーションを崩しても、斉藤なり和田なり杉内を持ってきて、勝ちに行くのが定石なのではないのだろうか
それにしても、寺原は情けない。
こんな大事な試合に投げさせてもらいながら、こんな無様な姿を露呈するなんて。
2回表、2アウトまで取りながら、たった一本のヒットで崩れてしまった。
なぜここで開き直れなかったのだろう。
あと一人アウトにすればヒットの一本ぐらいチャラになるというのに、そのヒットにこだわったのか、ストライクが取れなくなってしまい、あれよあれよという間に4失点。
あの引きつった顔は見ていられなかった。
素人目で見ても萎縮しているのがわかるくらいだから、相手チームから見たらいいカモくらいに思えたことだろう。
これでリズムを崩したホークスは、その裏に3点返したものの、その後は打線が繋がらず、さらに後続ピッチャーは次々と得点を許してしまう有様だった。
まあ、マジックは1と変らないのだが、西武との差は3、5ゲーム。
もし、このままホークスが優勝という呪縛にとらわれ負け続け、西武が前年の覇者という意地を見せて勝ち続けとしたら、それこそ『奇跡』と言われる大逆転優勝となるだろう。
そうならないためにも、ホークス選手のいい意味での開き直りを期待する。
ついでに書けば、今日の優勝を見込んで、ぼくの売場では『ホークス優勝記念特価セール』をするべく、商材を準備し、明日からの値段設定もしていた。
しかし、今日負けたため、そのセールも持ち越しとなり、レジの値段も元に戻さなくてはならなくなった。
明日は休みローテーションの関係で人が少ないのに、余計な仕事が増えたことになる。
まあ、そんな内輪のことはどうでもいいのだが、早く優勝してくれんかなあ。
あ、そういえば、今日負けたことで、次の優勝のチャンスは30日となるわけか。
ということは、ぼくの休みと合致あうわけだ。
そうだ。
時間が取れたら、福岡ドームに行ってみよう。
福岡ドームで優勝シーンが見られたら、今日の負けもチャラになるわけだし。
ということで、30日の日記はお休みするかも知れません。
悪しからず。