吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

しんたのブランド その2

【タカミネのギター】
9年間、楽器を販売していた関係上、ギターに関してはこだわりを持っている。
ぼくのギター遍歴は、弾き始めのものは別として、2台目からは名の通ったメーカーものを持つようになった。
今あるかどうかはわからないのだが、2台目はジャンボというメーカーのギターだった。
買ったのは高校3年の頃で、音などはわからなかったが、楽器屋の人が「単板仕様ですから、弾き込んでいくうちに音が良くなっていきますよ」という言葉に惹かれた。
価格も3万円という、予算通りの価格だったので、それに決めた。
歌のおにいさん』にある曲は、ほとんどこのギターで作っている。

3台目はオベーションだった。
ポール・マッカートニーがオーストラリアやアメリカでライブをやった時に使っていたのを見て、憧れを持ったのだ。
買ったのは21歳の時だった。
20万円を超える代物で、当初夏にアルバイトをしたお金で買おうと思っていたのだが、それだけでは間に合わず、残りを分割払いにした。
パリパリした音が気に入って、その後何年間かメインで使うことになる。

4台目はタカミネだった。
買ったのは23歳の頃だった。
オベーションが現役の時に、もう一台セカンドギターが欲しいと思っていた。
その頃すでにぼくは楽器を販売していた。
そのため、いろいろなギターを試弾することが出来た。
ヤマハ・モーリス・トーカイ・Kヤイリ・Sヤイリ・タカミネ・マーチン・ギブソンなど、そこにあったギターは、全部弾いてみた。
まあ、あくまでもセカンドギターとしてだったので、洋物で高価なマーチンやギブソンといったものは、最初から度外視していた。
予算は6万円前後で、カリカリした音が欲しかった。
その条件に見合ったものが、タカミネとKヤイリだった。
どちらも捨てがたい。
いろいろと迷ったあげく、タカミネに決めた。
決め手になったのは、タカミネのそのギターは、ギターとしては珍しくハワイアンコア材を使っていたからである。
ウクレレにはこの材質を使った物はけっこう多いのだが、ギターはタカミネの他にはマーチンに一機種あるくらいだ。
もう一つの理由は、アンプを内蔵していたからである。
アンプ内蔵のアコースティックギターは、今は主流になっているが、当時はまだ珍しかった。

さて、セカンドギターとして買ったタカミネだったが、すでにオベーションの音に飽きたこともあり、メインとして使っていくようになる。
その後、30歳くらいまで、このギターがメインとして君臨した。